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休日に家にいると余計疲れる…原因は部屋の散らかり?片付けのプロが最初に「救急箱」の整理すすめるワケ

  • 2026.10.31
自宅でゆっくり休めないのは部屋の散らかりが原因?(画像はイメージ)
自宅でゆっくり休めないのは部屋の散らかりが原因?(画像はイメージ)

休日に「家でゆっくり休むつもりが、なんだかイライラする」「休んでいるはずなのに、全然疲れが取れない」という経験はありませんか。実は、その「休めない原因」は、視界に入ってくる部屋の散らかりやモノの多さにあるかもしれません。

休日に家で休めない理由と、片付けで挫折しないための方法について、トランクルーム事業を手掛けるストレージ王(千葉県市川市)経営企画室 次長の坂上正洋さんに聞きました。

部屋の散らかりが「疲れ」を招くワケ

Q.「休日に家で休んでいるのに疲れる」原因について、教えてください。家が物で散らかっているのが原因である可能性はありますか。

坂上さん「原因の一つになっている可能性はあります。ただし、休日に疲れが取れない理由には、睡眠不足、仕事や家事の負担、体調などさまざまな要因があり、部屋の散らかりだけが原因とはいえません。

整理収納の観点から注目したいのは、物の量そのものよりも、物を見るたびに『片付けなければ』『あれを探さなければ』と、やり残した用事を思い出してしまうことです。

例えば、くつろぐソファの周囲に洗濯物が積まれていたり、ダイニングテーブルに書類が広がっていたり、床になにか落ちていたりすると、休憩していても家事や掃除をしないといけないということが気になり、気持ちが落ち着かない場合があります。

また、必要な物を探す手間や、移動するたびに物をよける手間も、小さな負担の積み重ねになります。大切なのは、物が多いこと自体を悪いと決めつけるのではなく、自宅が自分にとって安心して休める場所になっているかを見直すことだと思います」

Q.なぜ「片付けよう」「捨てよう」とすると余計に疲れてしまうのでしょうか。

坂上さん「片付けは、単に物を動かす単純作業ではなく、判断の連続だからです。『今使っているか』『また使うか』『思い出があるか』『どこに保管するか』など、一つ一つ考える必要があります。

特に、まだ使える物や人からもらった物、写真、子どもの作品などは簡単に手放せません。『捨てなければ片付かない』と考えるほど、迷いや後ろめたさが増し、作業そのものが負担になることがあります。

さらに、休日に家全体を一気に片付けようとすると、物を広げただけで時間が過ぎ、かえって落ち着かなくなる場合もあります。

そこで、片付けに慣れていない人に最初におすすめしたいのが『救急箱』の整理です。救急箱に入っている医薬品や衛生用品は、使用期限が判断基準の一つになります。期限が切れている物や使い切った物など、比較的整理する対象を決めやすいのが特徴です。

また、救急箱は収納する物の用途が明確なため、残す物を別の場所へ移す必要が少なく、『これはどこに収納しよう』と迷う場面も比較的少なく済みます。期限切れの医薬品などは適切な方法で処分し、不足している物を補充しておけば、いざというときにも使いやすくなります。

反対に、さまざまな物が混在する引き出しなどは、たとえ狭い範囲でも、物の仕分けや収納場所の判断が必要になるため、最初の片付けとしては負担が大きくなる場合があります。

また、片付ける時間をあらかじめ決めておくことも大切です。例えば、最初は20〜30分程度と決め、タイマーを使って取り組むのもよい方法です。時間を決めずに始めると、次々に気になる場所が見つかり、片付けの範囲が広がってしまうことがあります。

時間が来たら休憩を挟むか、途中でも安全な状態にして一区切りをつけ、続きは別の日に行っても構いません。大切なのは、最初から家全体を片付けようとしないことです。まずは判断しやすい場所から始め、『整理できた』という小さな成功体験と達成感を積み重ねていくことが、無理なく片付けを続けるポイントです。

『今使うもの』『今は使っていないが、今後使うもの』『使わないが保管しておきたいもの』『判断を保留するもの』と分け、迷う物は保留用の箱にまとめて、改めて見直す時期を決めましょう。その場で無理に結論を出さないことも、疲れずに片付けを続ける工夫の一つです」

オトナンサー編集部

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