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夜逃げ予定日に彼氏から暴力受けて入院…夜逃げすら叶わない!?夜逃げする人々の事情や、逃げた先にある人生を描く

  • 2026.10.30
橘さんは、今野さんをずっと支えつづけた親友だった。 画像提供:宮野シンイチさん
橘さんは、今野さんをずっと支えつづけた親友だった。 画像提供:宮野シンイチさん

DV彼氏から逃げるため、夜逃げ屋に助けを求めた今野さん。暴力によるけがで予定どおりの夜逃げはかなわなかったが、親友の橘さんと夜逃げ屋の社長、スタッフの協力で、ついに荷物を運び出すことができた。宮野シンイチさん(@Chameleon_0219)が実話を基に描く漫画「夜逃げ屋日記」44~45話では、作業の裏で明かされた今野さんと橘さんの深い絆、そして社長自身の過去が交差する。

※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。

親友が社長に伝えていた、橘さんの過去

「夜逃げ屋日記」44-1 画像提供:宮野シンイチさん
「夜逃げ屋日記」44-1 画像提供:宮野シンイチさん
44-2 画像提供:宮野シンイチさん
44-2 画像提供:宮野シンイチさん
44-3 画像提供:宮野シンイチさん
44-3 画像提供:宮野シンイチさん

夜逃げ当日、DV彼氏から暴力を受けた今野さんは、けがの治療のため、すぐには動けなくなってしまった。翌日、親友の橘さんと夜逃げ屋の社長、スタッフの3人で荷物を運び出し、ようやく作業は完了した。

橘さんは、これまで社長に迷惑をかけたことを謝罪する。すると社長は、以前、橘さんが悪態をついた日に今野さんから電話があったと明かし、彼女が語っていた事情を話し始めた。

今野さんは家族との関係がよくなかった。兄と弟は親に学費を出してもらえた一方で、今野さんは奨学金の半分を家に仕送りさせられていたという。お金に困る日々のなか、ルームシェアを提案してくれたのが橘さんだった。学生時代、ずっと支えてくれた親友だからこそ、社長には橘さんを許してほしい。今野さんはそんな思いを伝えていたのだ。

「支えてやりなさい」社長が橘さんにかけた言葉

話を聞いた社長は、自身の過去を思い返す。親とは疎遠で、元夫から暴力を受けた経験もある。つらい状況に置かれていた当時、周囲には心から助けてくれる人がいなかった。だからこそ、橘さんのように支えてくれる友達がいたら、どれほど心強かっただろうと感じたのだった。

社長の言葉を聞いた橘さんは、思わず涙を流す。そんな彼女に社長は「これからも精一杯友達として今野さんを支えてやりなさい」と声をかけた。

今野さんの命が助かったことが何より大切

今回の夜逃げについて、宮野さんは「これ関しては、自分はほとんど何もしてないのでなんとも言えないところが多いんですが、それでも命が助かったのはよかったと思います」と率直な思いを語る。さらに「もしかしたら、どこかで今野さんの今後を描くことがあるかもしれません」と、今後の展開にも含みを持たせた。

橘さんの支えもあり、DV彼氏のもとを離れることができた今野さん。宮野さんが描く「夜逃げ屋日記」は待望の第3巻が発売され、夜逃げ屋の社長との対談も実現している。実際の依頼を基に描かれる人々の事情や、逃げることを選んだ先にある人生を、ぜひ作品で確かめてほしい。

■取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)

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