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7番アイアンが得意になると100を打たない!90も切れる!ミート率アップ&状況別の使い方

  • 2026.10.29

「アベレージゴルファーが100を打たずに、コンスタントに90台を出す。そして、90を切っていくには、“7番アイアン”を得意にするといいですよ」と赤坂友昭コーチ。

7番アイアンを得意クラブにする理由から、ミート率を上げるU字軌道、ティーショットや林、傾斜地での使い方までまとめて紹介する。ポイントは7番アイアンを“使い道がたくさんあるクラブ”にすることです!

※本記事は、ワッグル2020年4月号に掲載された記事を再構成したものです。

7番アイアンを得意クラブにしたい理由 クラブセットの真ん中で扱いやすく応用もきく

みなさんがゴルフを始めたとき、初めて持ったクラブは7番アイアンだった人が多いと思います。それは7番アイアンが「長さ」「ロフト角」「重さ」、そして「飛距離」がクラブセットのど真ん中だからです。例えば、クラブは長くなればなるほどうまく打つのが難しい。サンドウエッジは短いので当たりやすいが、大きく飛ばすことができない。でも、7番アイアンは打ちやすいし、飛距離もそこそこ出る。なによりも中間だから、応用がもっとも効くクラブなのです。

長さ、ロフト、重さ、距離がクラブセットの真ん中。

得意番手の条件は成功確率の高さとどこでも打てる万能性!

得意番手は、狙った飛距離や方向性が確実に出せるクラブが理想です。ミスしたくない場面やミスしてしまった後でも、上手にリカバリーができて次打へとつなげるための1本として重宝します。

得意番手がまだないという人は、7番アイアンがオススメ。7番アイアンはパー3のティーショットやパー4、パー5での2打目、3打目以外にも、林の中の脱出や傾斜地からなどの難しい場面でも使える〝使い道がたくさんあるクラブ〞です。

7番アイアンを得意にするための「ミート率を上げる方法」やスコアメイクに役立つ「シチュエーション別の使い方」をマスターすれば、アベレージゴルファーは簡単にスコアアップできます。90切りも叶いますよ。

7番アイアンが得意になるとスコアメイクにも役立つ!

傾斜(左)、林の中(中)、ティーショット(右)など、さまざまな場面で活躍する。

得意=当たる! 7番アイアンのミート率を上げるにはU字軌道でスイング!

左サイドにズラしたU字をイメージしましょう!

得意クラブというくらいですから、安定してミートできるのは当たり前。ミートするにはスイングの軌道が重要なので、7番アイアンの軌道をアルファベットの「U」の字にしてください。そのU字は体の左サイドにズラして丸く振るイメージをもちましょう。U字軌道はインパクトゾーンが長くなるのでボールがとらえやすくなり、インパクトで長く押すこともできます。

軌道が鋭角になるV字は、ボールを点でとらえることになるので許容性が低くなる。スイングプレーンもアウトサイド・イン軌道になるので、方向性も悪くなってしまいます。U字軌道は、インパクトに向けて両ヒジを伸ばしていくと、「U」をうまく左サイドにズラせます。ただし、左にズラすとしても軸まで左にズレると、インパクトがバラついてしまいます。インパクトまで頭をアドレスの位置から動かさないようにして軸ブレを抑えてください。練習場や素振りでは、最初はゆっくりのテンポから始めて、U字軌道になっているか、軸がズレていないかを確認しながらマスターしましょう。

ヒジを伸ばしてインパクトゾーンを長くする

U字軌道を作るためのポイントはヒジの角度。インパクト時に、両ヒジを伸ばしましょう。インパクトゾーンが長くなるのでボールをミートしやすく、つかまりもよくなります。

軸がズレるとインパクトゾーンもズレる

軸が左右にブレないように位置や傾きをキープすることが大事。

アウトサイド・イン軌道で振るとインパクトがバラバラになる

V字軌道になるとスイングプレーンもアウトサイド・インになり、方向性も悪くなってしまう。

左ヒジが引けないように注意!

V字軌道は、インパクトのときに左ヒジが引けやすい打ち方。アイアンがうまく打てない人に多い欠点で、V字になるとミート率が悪くなってダフリやトップが頻発します。

こんなときは7番アイアン! ドライバーが少しでも曲がると大叩きしそうなパー4のティーショット

ちょっと曲げると大たたきしそう。そんなときは確実で安全な得意番手でティーショット。7Iで140ヤード飛ばせば十分。次打を打ちやすいエリアに運ぶことが先決!

フェアウェイだけでなく、ラフを含めても左右が狭い。少しでも曲げるとトラブルになり、そのトラブルは大たたきしてしまう危険性が高いと感じたら、ドライバーではなく得意クラブでティーショットを打ちましょう。ときたま、スコアが100を超えてしまうレベルは、長い番手だとドライバーと同じミスをしてしまう可能性大! ここは飛距離を欲ばらず、7番アイアンで確実にフェアウェイに運ぶ選択をとってください。これは消極的ではありません。スコアメイクのためのクレバーな積極策です!

次打がいいライから打てれば、距離が長めになってもパーオンの確率は上がる。乗らなくても大ミスしにくいので、寄せワンが獲りやすいところからアプローチできる。何よりも90切りならボギーを打ってもOK。確実なマネジメントが先決です。

7Iでのティーショットはボール位置に注意!必ず体のセンターにセットする

7番アイアンでティーショットするときはボール位置に注意。方向性がよくなるライン出しをしようとして右寄りにセットすると、フェースが開いて当たるなどで右方向へのミスが出る(左)。左寄りはフェースが返りすぎて引っかけなどの左へのミスが出る(右)。ボールは必ず体のセンターにセットし、U字軌道で打とう。

こんなときは7番アイアン! 高さも距離も打ち分けやすい林からの脱出の基本のクラブ!

得意クラブは自信をもてるから不思議とうまく当たるんです!

林からの脱出も、まずは7番アイアンで出るかを考えます。サンドウエッジなど短いクラブで出そうとする人が多いですが、ロフトが寝ているクラブは高く上がりすぎて枝に当たったり、飛距離が必要なときは大きく振らなくてはいけないのでミート率が下がりますが、7番アイアンなら小さく振ってもある程度、飛距離が稼げます。

また、ロフトが上を向きすぎてないのも長所。低く打ち出す払い打ちをすれば、ロフトが寝ている短いクラブにありがちな打点が縦にズレるのを防げます。

林からの脱出にもいろいろな状況があるが、7Iがもっとも万能で対応力が高い。それ以上に赤坂がオススメする理由は「得意クラブはトラブルからでもうまく打てそうな気がします。その自信が成功率を高める最大の決め手なんです!」というもの。

ハンドファーストで打つ

低く打ち出したいので、ボールは右足寄りにセット。ハンドファーストの構えをつくり、左足体重にしたままハンドファーストでヒットすると、ボールをクリーンにとらえやすい。出球も低く抑えられる。

こんなときは7番アイアン! 足場が不安定な傾斜でもバランスを崩さずに打てる!

アベレージゴルファーが無意識に打数を増やしているのが傾斜地。スイングするとバランスが少しでも崩れそうなら、ここでも安全確実な7番アイアンの出番です。たとえ、グリーンまで届かなくてもミートと曲げないことがスコアメイクにつながります。

ツマ先上がりでの注意点

・ボールを右足寄りにセット
・こぶし半個ぶん短く握る
・重心を高く上げる

ツマ先上がりは、上の3つの注意点を守って構えたら、ボールが普段より高い位置にあるので、そのぶん上体を起こして、重心を高く上げたままスイングしてください。平地よりもボールが高い位置にあるので体を起こして構える。ボールを右足寄りにセットすればダフリも防げる。アドレスでもインパクトでもフェースが左を向きやすいが小細工はミスの素。目標のやや右を向けて、左に飛ぶのをよしとしよう。

ツマ先下がりでの注意点

・ボールを左足寄りにセット
・できるだけ短く握る
・重心を下げる

ツマ先下がりは、ボールと体との距離が遠く離れます。トップやスライスが出やすいライですが、これも上の3つの注意点を守って構えたら、ヒザを深く曲げて重心を下げたままスイングします。ボールとの距離が離れても、クラブの操作性を上げてミート率を高めることが優先なので、グリップはできるだけ短く握る。ボールを打つのではなく、ボールの下の地面を打つ意識をもてば、ヘッドがボールにきちんと届きます。グリップはシャフト近くのギリギリまで短く握ってOK。スイングプレーンがアップライトになるので、フェースが右を向きやすい。少し左を向けて、右に飛んでもOKなラインどりをする。

左足上がりでの注意点

・ボールを左足寄りにセット
・少し右を向いて構える
・登山のイメージで打つ

左足上がりは「登山のイメージ」がうまく打つコツ。打ったあとに体が後退するのではなく、登って前進していくつもりで打とう。

左足下がりでの注意点

・ボールを右足寄りにセット
・オープンスタンスで構える
・低い目線をキープ

左足下がりはダフリやすい傾斜で、ダフリを嫌がると体が起きやすい。攻略法は「低い球」。目線を低く下げて、低い弾道を打っていこう。

いかがでしたか? 7番アイアンを得意クラブにすれば、ミスが減ってコース攻略の幅も広がります。100切り、90切りを目指して、ぜひマスターしてくださいね。

レッスン=赤坂友昭
●あかさか・ともあき/1985年生まれ、福岡県出身。選手として活動後、ゴルフコーチに転向。クラブ力学、物理学、運動力学を日々追求しながら、プロ、アマチュア、ジュニアと多くのゴルファーのゴルフレッスン活動を行なっている。

写真=高橋淳司
協力=木更津ゴルフ倶楽部

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