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嫁と仲良くなりたい義母、実の息子を「容赦なく踏み台」に!? 嫁姑問題の新しい形【書評】

  • 2026.10.28

【漫画】本編を読む

「嫁姑問題」と聞くと、険悪な関係や、間に挟まれる夫を想像しがちだ。だが、嫁と仲良くなるために、義母が実の息子を容赦なく踏み台にするとしたら――。それはそれで、夫にとっては恐ろしい状況である。

『赤ちゃんに転生した話』(茶々京色/KADOKAWA)は、激務に追われていたブラック企業勤めの男性が、前世の記憶を残したまま赤ちゃんとして人生をやり直す物語。しかも転生先の祖母は、前世の職場で恐れていた元上司。その恐ろしさを、主人公は誰よりもよく知っている。

お食い初めの日に出会った祖母が、前世の元上司だった赤ちゃんは、思わず吐き戻してしまう。今日会うとは知らなかった上、突然現れた元上司は顔にケガをしているし、お祝いだからと着物姿。あまりの情報量に頭が追いつかなかったのだ。

そんな恐ろしい祖母(元上司)は、嫁を前にすると“接待モード”に。「個室だから着替えもおむつ替えも遠慮しなくていい」と声をかける。ところが、息子には容赦がない。「配慮が足りない」「どうせ大ざっぱにミルクを作って迷惑をかけている」と、次々に攻撃を浴びせていく。

赤ちゃんは気づく。祖母は息子であるパパを悪者にして、ママとの距離を縮めようとしているのだ、と。前世でも見覚えのある、気遣いと身内への容赦ない攻撃を組み合わせた、巧妙な人心掌握術。嫁姑関係が円満になるのは何よりだが、その陰で集中砲火を浴びるパパが気の毒でならない。元上司の変わらぬ手腕に、赤ちゃんと一緒に苦笑してしまうエピソードだ。

文=アサトーミナミ

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