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夫「また炊き込みご飯? 手抜きじゃん」妻「分かりました」翌日の夕食で、夫が何も言えなくなったワケ

  • 2026.10.27

季節の食材を使った料理はおいしいですよね。でも、せっかくの料理に文句を言う人もいるようです。今回は友人の森さん(仮名)から聞いた、グルメ気取りの夫にまつわるエピソードです。

また炊き込みご飯、手抜きメニューか

ある秋の日の夕食時の話です。その日のメニューは栗ご飯とサンマの塩焼きがメインでした。私の娘たち(7歳、4歳)は「おいしい! おかわり!」と言って、たくさん食べていました。

そこへ帰宅した夫が、食卓に着くなり「おいおい、また炊き込みご飯かよ。こないだは、さつまいもご飯。その前はきのこご飯。手抜きメニューばっかりじゃん」と文句を言いはじめたのです。

素材の味を楽しみたいのに

「でも子どもたちがたくさん食べてくれるし、季節の食材を使ってるからおいしいでしょ」と私が返しますが、「具材をごちゃ混ぜにしてしまったら、せっかくの秋の味覚が台無しだよ。もっとシンプルに素材の味を楽しみたいのに」と夫は不満そうに言います。

「シンプルに素材の味を楽しむとは……?」夫の発言を聞いた私は疑問に思いながらも、ある考えが思いついたのですぐ実行することにしました。

だったらシンプルに

次の日の夕食では、夫にだけ特別メニューを用意。素材の味を最大限に感じられるよう、蒸しただけのさつまいもや焼いただけのエリンギを食卓に並べました。それらを食べた夫は「なんだこれ! 味がしない」と驚いています。

「素材の味がしっかり感じられるでしょ?」と私が返すと、「えっ、でも、これはさすがに……」と夫は何も言えない様子。完全に箸が止まっています。

離乳食を思い出したわ

私が「子どもたちの離乳食を作ってた頃を思い出したわ。まぁ離乳食も出汁で味付けしてたんだけどね」と言うと、上の娘が「パパは赤ちゃんなのー?」と笑っていました。結局、しょうゆをかけたり他のおかずに混ぜて食べたようでした。

それ以降、夫は食事の内容について何も言わなくなりました。手間をかけた食事への価値を改めて実感してもらうとともに、これからの食卓のあり方を見つめ直すいいきっかけになった出来事でした。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:伊村 えりか
薬剤師歴12年。就業を通じて多くの人生や、悩み、奇跡などに直面し、それらを伝えるべく執筆活動を開始。職場や同世代の女性との会話をもとに、医療現場の裏側から家族の「あるある」まで、多岐にわたるテーマで執筆を手がける。子育てサイトのアンバサダーを務め、身近な視点を活かしたコラムを執筆中。

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