1. トップ
  2. カルチャー・教養
  3. 11月は出雲大社から神々が帰る『神帰り月』七五三や新嘗祭の由来を行事室礼研究家が解説

11月は出雲大社から神々が帰る『神帰り月』七五三や新嘗祭の由来を行事室礼研究家が解説

  • 2026.10.27

葉が鮮やかに色づく11月。 日に日に冬らしくなり、霜が降りることから、11月の和風月名は「霜月(しもつき)」と呼ばれています。または、10月に島根の出雲大社に出向いた神々が地元に戻ってくることから、別名「神帰月(かみかえりづき)」とも。

子供たちの健やかな成長を願う「七五三」や、自然の恵みに感謝を捧げる「新嘗祭」について背景や意味を分かりやすくご紹介します。

七五三とは

オレンジページnet

3歳は男女児、5歳は男児、7歳は女児の成長を祝う儀式。その昔、7歳までは神の子とされ、いつ神に呼び戻されて天に召されるかわからないほど、7歳まで生きるのがむずかしい時代がありました。7歳を過ぎてはじめて、現世の一員とみなされた行事なのです。祝事らしく赤飯がふるまわれるほか、紅白の千歳(ちとせ)あめがつきもので、千歳あめは年の数だけ袋に入れるのがよいとされます。

新嘗祭(にいなめさい)とは

オレンジページnet

収穫を祝う「新嘗祭」ですが、地域によっては別の名称で収穫のお祝いが行われることも。たとえば11月の中旬以降などに東日本で行われる「案山子揚(かかし)あげ」。別名「十日夜」とも呼ばれ、新米で作った餅をお供えします。一方、西日本では「亥の子(いのこ)祭り」が有名で、11月最初の「亥」の日などに行われます。多産ないのししにあやかり、うり坊(いのししの子ども)を模した「亥の子餅」をお供えするのが一般的です。

七五三のお祝いを通じて家族の絆を実感したり、日々の食事のときに「実りの秋」への感謝を少しだけ思い出してみてはいかがですか? この心地よい季節を、大切な人たちと一緒に楽しんでくださいね。

教えてくれたのは……広田千悦子さん

日本の行事室礼研究家。北海道出身。歳時記やしきたり、年中行事、四季折々の暮らしなどを、エッセイを通して表現しつづける。日本の行事や習わしの由縁などにふれ、自分らしいしつらいを試みていく稽古「季節のしつらい稽古」を主宰。中日新聞・東京新聞の生活面で「くらし歳時記」を連載中。

(オレンジページ刊行『旬のおかずカレンダー』より)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ