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息子が家に連れてきた友だちはマダム!? 春のいちごスイーツで深まる素敵な交流【書評】

  • 2026.10.27

【漫画】本編を読む

四季のうつろいの中に小さな喜びを見つける癒やしの物語『季節が好きなわたしとマダム』(KADOKAWA)。イラストレーターであり漫画家のにいざかにいこさんが、料理好きのキコとマダムの交流を通じて、日々の楽しみ方を描いている。物語に登場した料理のレシピ付きだ。本稿では、本作に収められた特別な描き下ろしエピソードから、ふたりの出会いの一幕を紹介したい。

季節は春。新居での生活が始まり、小学校の息子と一緒にいちごを食べているキコ。新しい学校にすっかり馴染んだ息子は、今度友だちを連れてきたいと話す。そう言って連れてきた友だちは、同級生ではなく、通学路でいつも交通安全を見守ってくれるマダムだった。キコが驚きながらもマダムに差し出したいちごのスイーツとは…。

本書のタイトルにもあるマダム、節子さんがはじめて登場した第2話。下校のときに節子さんといろいろお話をするという息子から、いつもおうちに遊びに来て! と誘いを受けていた節子さん。その日は「いちごはすき?いっしょに食べよ〜」と可愛いお誘いを受けて断れなかったそうだ。

そんなふうに話す節子さんを見て「可愛らしいマダムだなぁ」と感じたキコ。なにより嬉しかったのは、キコが作った春らしいスイーツに節子さんが共感してくれたことだった。季節を感じながら暮らす日々は、ひとりでももちろん楽しめる。けれども、自分の想いに共感してもらえる友だちがいてくれるなら、もっと楽しくなるだろう。ふたりがここから重ねていく心豊かな日常のつづきは、ぜひ書籍で味わってみてほしい。

文=吉田あき

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