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「○○さんは何が食べたい?」が迷いを増やすことも。店選びをラクにする“助け船”の出し方

  • 2026.10.26

「○○さんは何が食べたい?」が迷いを増やすことも。店選びをラクにする“助け船”の出し方

人に頼まれると断れない。相手の気持ちを考えるあまり、つい自分が我慢してしまう……。そんな経験はありませんか? 相手を思いやりながら、自分の気持ちもきちんと伝えるには、ちょっとしたコツがあります。川原礼子さんの著書『やさしさを武器にする 気疲れがなくなる伝え方』(講談社)から、第3回は、「店選びでやりがちなNG」をご紹介します。

店選びでやりがちなNG。「質問返し」と「○○以外がいい」どっち?

「質問返し」は相手の負担になる

「今日、お昼何食べる?」職場のランチタイムや友人との集まりで、そう聞かれたとき。やさしい人は、相手の好みを優先しようとして、ついこう答えてしまいます。

「えー、私は何でも好き。○○さんは何が食べたい?」

相手を尊重しているつもりなのですが、実はこれ、聞かれた側からすると「またボールを投げ返された」状態です。相手も決めかねているからこそ聞いているのに、答えが自分に戻ってくると、さらに迷いが深まってしまいます。

選択肢を絞ることは、やさしい助け船

「これが食べたい!」とひとつに絞ることに気が引けるなら、「今の気分ではないもの」だけを先に伝えてみてください。ビジネスの日程調整でも、先にNG日を聞いてから候補日を出したほうが、決定は早まります。

「そうですね……、昨日が洋食だったので、それ以外だったら嬉しいです」

このひと言があるだけで、相手の頭の中では「洋食」という選択肢が消え、候補がギュッと絞られます。お店が選びやすくなるのです。

他にも、「揚げ物以外なら、何でも大丈夫です!」「今日はちょっと寒いので、温かいものがいいな」なんて言い方も、ありますね。

まっさらな状態から店を決めるのは、意外とエネルギーを使う「仕事」のようなもの。そこに「これ以外」と、選択肢を絞ることは、相手の「決める労力」を半分にしてあげる、立派なやさしさです。

自分の意見を押し通すのではなく、相手が「選びやすい状況」を作ってあげる。そんな「引き算の提案」もまた、ぜひ習慣にしてみてください。

※この記事は『やさしさを武器にする 気疲れがなくなる伝え方』川原礼子著(講談社刊)の内容を、ウェブ記事用に再構成したものです。

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