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車椅子を押して歩いていると→後ろから車が近づいてきて…その後、運転手が窓を開けて“叫んだ一言”に「悲しい気持ちになった」

  • 2026.10.30
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出典:photoAC ※画像はイメージです

パートナーや家族の介護で車椅子を押して歩くとき、普段は何気なく歩いている道路が、どれほど危険で障害に満ちているかを思い知らされることがあります。

今回は、60代女性のAさん(仮名)が夫の通院付き添い中に経験した『後続車のドライバーから浴びせられた心ない一言』についてのエピソードをご紹介します。

側溝と傾斜に細心の注意を払う道中。背後から届いた痛烈な叫び声

ある日、Aさんはご主人の通院のため、車椅子を押してクリニックへ向かっていました。

道路の端は少し傾いており、車椅子のタイヤが側溝にはまらないよう気をつけながら歩いていたそうです。

できるだけ安全な位置を選びながら進んでいたそのとき、後ろから一台の車が近づいてきました。

すると、車を運転していた人が窓を開け、大きな声でこう叫んだといいます。

「もっと端を歩け!」

傍から見ると、十分に端に寄っていないように見えたのかもしれません。
けれど、端に寄りすぎると側溝に車椅子のタイヤがはまりかねません。

Aさんは道路の真ん中を歩いていたわけではなく、できる限り端に寄りながら進んでいたつもりでした。

それでも「もっと端を歩け!」と言われたことに、Aさんはとても悲しい気持ちになったと振り返ります。

「一度押してみてほしい」車椅子から見える景色の違い

突然の怒号に、Aさんは深く心をえぐられるような悲しさと悔しさを覚えました。

Aさんは「一度、車椅子を押してみてほしい」と話します。
道路の傾きに気をつけながら、車椅子をできるだけまっすぐ保って進むことは、思っている以上に大変なことだといいます。

もしかすると、運転手は「車に気をつけてほしい」という思いから声をかけたのかもしれません。

ただ、その言葉が強く聞こえてしまったことで、Aさんには責められているように感じられたのかもしれません。

車椅子を押して歩く経験がなければ、道路の傾きや側溝の位置など、移動の大変さに気づく機会はあまりないものです。

普段は何気なく通っている道でも、車椅子を押して進むとなると、思った以上に気を遣う場面もあるのかもしれません。

「相手の足元」を想像できる社会へ。経験のない不自由さへの眼差し

車椅子を押した経験や、自身が杖をついて歩いた経験がなければ、アスファルトの傾きや側溝の蓋の隙間がどれほどの脅威になるのか、なかなか気づくことはできません。お互いの安全のために端によってほしい、と考えるのも無理のないことかもしれません。

しかし、自分の基準だけでなく、相手の状況を想像できるかどうかで、同じ出来事の受け止め方も変わってくるのではないでしょうか。

立場や経験が違えば、道路一本の見え方すら180度変わるもの。車を運転する側も、道を歩く側も、「相手にはそうせざるを得ない理由があるのかもしれない」と想像力を働かせる心の余白を持ちたいものです。


アンケート実施日: 2026年3月16日
投稿方法: TRILL 募集フォームより
投稿者情報: 60代女性・フリーター、アルバイト

※本記事は投稿者様の体験談を元に作成しています。
※自社で募集したエピソードに基づき、編集部にて事実確認および表現の精査を行った上で公開しています。


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