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外国にルーツを持つ子どもたちが日本語を学びながら作った「kodomoえほん」が全国出版

  • 2026.10.26

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共に暮らす(ともくら)が企画・運営する、外国にルーツを持つ子どもたちによる絵本制作プロジェクト「kodomoえほん」が今回、出版社・三恵社より出版されることとなった。

定価2,420円(税込)で予約商品の発送は10月下旬より順次発送予定、書店発売は11月以降。

「日本の学校生活」をテーマに子どもたちが表現

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日本には、さまざまな国や地域にルーツを持つ子どもたちが暮らしている。生まれた国、育った国、家庭で使う言語、来日時期、日本語の習得状況など、その背景は一人ひとり異なる。

日本語を学びながら学校生活を送る子どももいれば、日本で生まれ育ちながら、家庭では日本語以外の言語を使って生活する子どももいる。

一方で学校生活の中では、学校独自のルールがわからない、自分の考えを日本語でうまく伝えられないといった困難に直面することがある。

日本で暮らす外国にルーツを持つ子どもたちの中には、日本語だけではなく、日本の学校生活や友達との関わり方、学校独自のルールや文化などに戸惑いながら生活している子どもたちもいる。

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同プロジェクトでは、そんな子どもたち自身が「日本の学校生活」をテーマに、それぞれの経験や感じていることを持ち寄り、物語として表現した。

子どもたちの今の姿や成長の過程が詰まった一冊

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今回の制作には、外国にルーツを持つ20人の子どもたちが参加した。5つのグループに分かれ、それぞれ異なる物語を題材に、「もし自分たちだったら、どうする?」と考えながら、ストーリーを自由にアレンジ。

登場人物、場面、セリフ、物語の展開などについて、子どもたち自身が意見を出し合いながら、一つひとつの作品をつくり上げた。

母語ではない日本語を使って、自分の考えを人に伝えたり、一つの物語としてまとめたりすることは、決して簡単なことではない。それでも子どもたちは、互いの考えを聞きながら、最後までそれぞれの役割を果たし、一冊の絵本を完成させた。

「kodomoえほん」で大切にしたのは、大人が正しい文章に直すことではなく、子どもたち自身の言葉や表現を残すこと。文章や物語には、一人ひとりの日本語の使い方や、それぞれの考え方、文化的な背景が表れている。

だからこそ、この絵本には、完成された文章だけでは見えてこない、子どもたちの今の姿や成長の過程が詰まっている。

クラファンの枠を超えて正式に出版されることに

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同プロジェクトでは、制作や印刷、子どもたちの活動を支えるため、クラウドファンディングを実施した。

多くの人からの支援により、クラウドファンディングは目標を達成。当初は、完成した「kodomoえほん」をクラウドファンディングのリターンや寄贈用として増刷することを予定していた。

しかし、プロジェクトへの多くの応援をきっかけに、今回、出版社・三恵社より正式に出版されることとなった。

子どもたちが一つの活動としてつくった物語が、全国のさまざまな人に手に取ってもらえる「絵本」として社会へ届けられることになる。

共に暮らす代表理事のアジズ・アフメッド氏のコメント

以下は代表理事、アジズ・アフメッド氏のコメント。

「私は日本語がまったく分からない状態で、9歳のときに家族と一緒に来日しました。10歳頃からは、家族のために市役所や病院の手続き、学校書類の代筆などを担うようになりました。日本語を書くことの難しさだけでなく、日本の制度そのものを理解しなければならないことも、大きな負担でした。いま、日本には多くの外国にルーツを持つ子どもたちが暮らしています。その中には、ことばや制度の壁の中で、本来子どもが担う必要のない役割を引き受けている子どもたちもいます。私たちは、その子どもたちが自分の将来や夢に向かって進んでいける存在として支えたいと考えています。今回の出版をきっかけに、『kodomoえほん』をより多くの方へ届けていきたいと考えています」(一部抜粋)

子どもたちがつくり上げた「kodomoえほん」を読んでみよう。

共に暮らす公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@tomokura-official 共に暮らす公式サイト:https://tomokura.org/ 三恵社:https://www.sankeisha.com

(佐藤 ひより)

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