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「デジタルイエローカード」がレフェリーの新兵器に?イエロー、レッド、メモ帳を1台でこなすスマホ型ガジェットが導入

  • 2026.10.23

サッカーの象徴ともいえるイエローカードとレッドカードに、大きな進化があるかもしれない。ウルグアイの公式戦で、審判が従来のカードではなく、スマートフォンのような電子端末で警告を提示する実験が行われたのだ。

『The SUN』が伝えたところによれば、その舞台は15日のコパ・AUF・ウルグアイ、ナシオナル対レンティスタス戦だったという。

主審のエドゥアルド・バレラ氏は12分、レンティスタスのフアン・パブロ・プラダに警告を与えたが、ポケットから取り出したのはおなじみの黄色いカードではなかった。スマートフォンほどの大きさの端末を手に持って操作すると、その画面全体が黄色に変わり、それを選手へ向かって掲げたのだ。

ウルグアイでは現在、サッカー協会と民間企業がこのシステムを共同で試験しているという。この端末には黄色と赤色を表示するボタンがあり、警告や退場をその場でデジタル登録できる。

また、その役割はカードの代わりだけではない。ゴール、選手交代、PKなど試合中の出来事も記録でき、その情報を協会の管理システムへダイレクトに送信する仕組みだという。将来的には、メディアへ試合情報をリアルタイムで提供する構想もあるとか。

この試合でプラダは「史上初めてデジタルイエローカードを受けた選手」となった。また、終盤には退場処分でも端末が使われ、レッドカードの表示も実戦で披露された。なお試合はナシオナルが3-0で勝利している。

ただ、その見た目にはファンから戸惑いの声が上がったようだ。SNSでは「史上最も無駄なサッカー技術だ」といった反応や、「そのうちピッチから審判そのものがいなくなるのでは」という声も出たという。

また実用面の課題も残っているよう。以前のテストでは太陽光の影響で画面が見えづらく、主審が使用できなかったことがあったそうだ。今回の試合でも、スタンドやテレビ画面からは黄色と赤色が判別しにくいと指摘されている。

開発側は視認性を高めるため、LEDライトの追加なども検討しているという。VARやゴールライン・テクノロジーに続き、カードのデジタル化まで世界へ広がる日は来るのだろうか?

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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