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明るいのに歌詞は切ない。ミイナ・オカベ、新章の1曲目

  • 2026.10.23

コペンハーゲンを拠点に活動するシンガー・ソングライターのミイナ・オカベが、10月23日に新曲「It’s A New Day」を配信リリースした。これから発表される3枚目のアルバムからのファーストシングルで、本人いわく「明るい曲に聞こえますが、歌詞をよく聴くとかなり切ない曲」。(フロントロウ編集部)

「こうあるべき」を手放した新章

ミイナ・オカベは、デンマーク人の父と日本人の母を持つ2001年生まれのアーティスト。2021年のデビュー・アルバム『Better Days』は韓国で4×プラチナに認定され、収録曲「エヴリー・セカンド(Every Second)」はInstagramで500万本以上のリールに使われた。累計のストリーミング再生回数は5億回を超え、2024年には日本ゴールドディスク大賞の洋楽部門でニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。2025年4月には、デュア・リパやジャスティン・ビーバーの作品で知られるリロイ・クランピットと組んだ2ndアルバム『Papaya』を発表した。

ただ、2枚のアルバムを作り終えたあと、彼女のなかで変化が起きたという。

「最初の2枚のアルバムを制作・リリースした後、新しいことに挑戦する覚悟ができたと感じました。『自分がこうあるべきだ』という音へのこだわりを手放したらどうなるだろう、と自問し始めたのです」

ミイナ・オカベ
画像提供:ユニバーサル ミュージック

これまで自分の曲を「日記のようなもの」と表現してきたミイナだが、新作では友人との会話や、夜遊びのあとの恥ずかしいエピソード、人生や将来について語り合った夜まで、より生々しく歌詞に写している。サウンドにもロックやフォーク、インディー・ポップの色が加わり、ジョニ・ミッチェル、ハイム、オールウェイズ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが刺激になった。

落ち込んだ気分から、なかなか抜け出せない歌

「It’s A New Day」は、弾むようなメロディーとは裏腹に、沈んだ気持ちからどうにか抜け出そうともがく歌詞がつづられている。

「『It’s A New Day』は、落ち込んだ気分から抜け出そうとあらゆる方法を試みるものの、なかなかうまくいかないという内容です。全体的なメッセージとしては、忍耐強くあり、自分に寛容であることだと思います。(中略)最後には励ましの言葉もあります」

ミイナ・オカベ「It's A New Day」ジャケット写真
画像提供:ユニバーサル ミュージック

共作したのは、『Better Days』の複数の曲を一緒に作ったニック・マドセンとマッズ・コック。しばらく別々に活動していた3人が再び集まり、ギターやピアノを前にひとつのセッションで骨組みを固めるいつものやり方ではなく、数日かけて曲をばらしては組み直し、いくつものバージョンを作った。ミイナは「まるで、私たちパズルを解くような感覚でした」と振り返り、時間がかかっても構わないと思えたことが「本当に楽しい経験でした」と話している。

11月2日には六本木でライブ出演

『Better Days』と『Papaya』が20代前半の日々を映していたのに対し、次のアルバムで描くのは、その先の新しい章。本人はそれを「遊び心があり、誠実で、感情的」なものだと表現している。

ミイナ・オカベは11月2日(月)、EX THEATER ROPPONGIで開かれる音楽YouTubeチャンネル「Re:Re:Re:TUNE(リリリチューン)」初の公開収録イベント「Re:Re:Re:TUNE LIVE supported by Visa」にも出演する。新曲「It’s A New Day」は10月23日(金)から各音楽配信サービスで配信中。

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