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グレパ愛が炸裂!『大富豪になるための正しい殺し方』グレン・パウエル生誕祭が開催

  • 2026.10.22

映画『大富豪になるための正しい殺し方』が11月13日(金)より公開。それを記念し、主人公ベケットを演じるグレン・パウエル38歳の誕生日にあわせた「グレン・パウエル生誕祭」トークイベント付き試写会が10月21日に角川試写室で実施された。ゲストにテレビ東京プロデューサーの大森時生、映画ジャーナリストの立田敦子を迎え、集まったグレパファンとともに、グレパ愛を語り尽くした。

【写真を見る】グレパの等身大スタンディと写真を撮るグレパファン

【写真を見る】グレパの等身大スタンディと写真を撮るグレパファン [c] 2026 / STUDIOCANAL S.A.S. All Rights Reserved.
【写真を見る】グレパの等身大スタンディと写真を撮るグレパファン [c] 2026 / STUDIOCANAL S.A.S. All Rights Reserved.

『大富豪になるための正しい殺し方』は、大富豪一族から生まれながらに追放された主人公ベケット・レッドフェロー(パウエル)が、巨額の遺産を手にするために親族たちを次々と殺していくブラックユーモアあふれる逆転相続サスペンス。

『トップガン マーヴェリック』(22)でハングマンを演じて世界的にブレイクした若手俳優パウエルは、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの押しも押されぬ大スターに成長し、世界中のファンを魅了している。イベントの来場者にはパウエルの顔が印刷された特製うちわが配布され、ロビーに設置された等身大スタンディの前には絶えず撮影の列ができていた。また、上映前にはパウエルが映画の見どころを語るインタビュー映像が披露され、本編の上映が終わると満員の客席からは大きな拍手が沸き起こった。

ゲストにテレビ東京プロデューサーの大森時生、映画ジャーナリストの立田敦子が参加した [c] 2026 / STUDIOCANAL S.A.S. All Rights Reserved.
ゲストにテレビ東京プロデューサーの大森時生、映画ジャーナリストの立田敦子が参加した [c] 2026 / STUDIOCANAL S.A.S. All Rights Reserved.

上映後のトークイベントでは、ゲストの2人と会場に集結したグレパファンの熱気も冷めやらぬなか、グレパ愛に満ちたエピソードトークがスタート。

まず、本作の感想を聞かれた大森は、「グレン・パウエルのスター性が牽引していて小気味いいし、展開も面白い。怒りや恨みがベースになりがちな格差社会や風刺的な話なのに、彼のおかげで楽しく見られる。殺しの大喜利みたいな話かと思ったら、最後の最後にツイストが効いている」と絶賛。

グレパの魅力を語り合う2人 [c] 2026 / STUDIOCANAL S.A.S. All Rights Reserved.
グレパの魅力を語り合う2人 [c] 2026 / STUDIOCANAL S.A.S. All Rights Reserved.

彼の魅力について問われると、「『ヒットマン』(23)や『恋するプリテンダー』(23)など、なにかのふりをする役が多い気がする。“キザであること”を引き受けているのが現代では稀有な存在。普通の俳優がやると下手に見えてしまうオーセンティックなラブコメの展開も、彼がやると堂に入っている。つまり演技力が高いのだと思うが、そこにユーモアが入って楽しく見える」と分析した。

自身も“グレパ・アクティヴィスト”を自称し、日本でのブレイクを後押しする立田が、「ケイリー・グラントやトム・クルーズのような往年のスターっぽさがありつつ、体を張る部分はポール・ニューマンのよう」と語ると、大森は「顔がいいですよね。美少年というわけではなく、ちゃんとスターであることを引き受けたキザな顔」と応じ、「本番は明るくても終わったら暗いという人もいるなか、彼は裏表がなく『全部やりきるぞ』という覚悟を感じる」と、スターとしての器の大きさを称賛。

『大富豪になるための正しい殺し方』の魅力についてもトーク [c] 2026 / STUDIOCANAL S.A.S. All Rights Reserved.
『大富豪になるための正しい殺し方』の魅力についてもトーク [c] 2026 / STUDIOCANAL S.A.S. All Rights Reserved.

さらに大森は「グレン・パウエルは『トップガン マーヴェリック』がブレイクポイントだと思うのですが、多少の遅咲きがゆえに背負い切るぞという覚悟を感じる。アイスマンに代わるキャラクターは誰がやるのかと思っていたら、彼がハングマンとして登場して本当に嬉しかった」と振り返った。

ファンの間では家族と仲が良いことでも知られ、出演作には必ず両親がカメオ出演しているというパウエル。本作でも両親と姉夫婦、姪や甥が出演しており、該当シーンのメイキング映像がスクリーンに映し出されると会場からは「あそこか!」と感嘆の声が上がった。大森も「家族を殺していく映画でこんなに和やかな…(笑)」と笑顔を見せる。

続けて、本作の導入部分について立田が「刑の執行を待つ死刑囚だが、単なる囚人ではない怪しい雰囲気が漂っている」と投げかけると、大森は「彼が都合よく書き換えて話しているのか、本当のことを言っているのか、もしかしたら嘘かもと思えるのが面白い。白石和彌監督の『死刑にいたる病』(22)と似た構造を持ちながら、ここまで違うのかと。ミステリーとしても面白く見られちゃうのがすごい」とクリエイターならではの視点で語った。

オーセンティックなスター性がありながら、メンタルがマッチョすぎない現代的なグレパの魅力についてもトークは白熱。

立田が「上から目線でもなく、女性を卑下するところもないのが魅力」と語ると、大森も「男らしさは持ちつつも、会話して懐柔して殺していくのがいまっぽい。こんなに早く『どんどん殺してくれ』という気持ちになる映画は少ない」と、劇中のブラックユーモアの心地よさにも言及した。

ファンから寄せられた「憎らしくも憎めないニヤケ顔が好き」というコメントに対し、大森は「あの笑顔が最大の武器。この人なら1回信頼しなきゃなという気にさせられる。二面性が魅力」と回答。立田も「スターは歯が命、そこはトムと一緒ですね。詐欺師にある種の真実味があるから騙される、それが彼の笑顔」と大きく同意した。

さらに大森は、「巧妙な笑顔の裏に、どこか余裕のなさや焦りがある。そこを演じ分けられないと、このトンチキな設定に真実味を持たせられない。ファンタジーなのにリアリティラインに乗せているのが彼のすごいところ」と演技力を高く評価した。

「完璧に見えて実は欠点がある役の表現力が好き」というファンの声に対し、大森は「王道をいく主人公は、キザで嫌な要素を持ちつつ憎めないことが必要。それを成立させるのがスターの条件であり、木村拓哉さん以降、あそこまでキザな役をやれる人がいない。資質として持っていないと厳しい」と俳優としての絶対的なポテンシャルを指摘。

最後に、プロデューサーである大森に「もしグレン・パウエルを起用するならどんな作品を作りたいか?」という質問が飛ぶと、「僕がキャスティングするなら突飛なフィクション。例えばニコラス・ケイジの『ドリーム・シナリオ』(23)のように、夢のなかで先に会う役などをやらせてみたい」と構想を明かし、会場を大いに沸かせた。

イベントの最後には、トークゲストと客席のファン全員で記念撮影を実施。さらにパウエル本人に向けた誕生日のお祝いコメント動画も収録し、日本のグレパファンの温かい愛とアットホームな雰囲気に包まれたまま「グレン・パウエル生誕祭」は幕を閉じた。

文/山崎伸子

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