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「子ども作ったのはそっちの勝手でしょ?」義母の入院費を断った義姉。親戚の前で「大変だった」と語り始めた結果

  • 2026.10.21

受話口から漏れた義姉の声

義母が病気の疑いで入院することになった夜、夫は姉に電話をかけました。

夫には姉が一人いますが、普段からそれほど親しいわけではありません。

私も義姉とは、数えるほどしか会ったことがありませんでした。

当時、私は妊娠中でした。

リビングのソファでおなかに手を当てながら、夫が電話をする様子を見ていました。

そばにいたので、受話口から漏れる義姉の声も聞こえてきました。

「入院の費用、半分ずつ出せないかな。退院したあとも、一緒に世話をしていきたいんだけど」

夫がそう頼むと、義姉はため息をつきました。

「なんで私が?お母さんとはもう関係ないって言ったでしょ」

夫は少し黙ってから、もう一度話しかけました。

「うちもこれから子どもが生まれるし、お金がかかるんだよ」

すると、受話口から強い声が響きました。

「子ども作ったのはそっちの勝手でしょ?」

そこで電話は切られてしまいました。

義姉が義母と距離を置いている事情までは分かりません。

ただ、生まれてくる子どもについてまでそんなふうに言われ、私は言葉を失いました。

結局、義姉が入院費を出したり、義母の世話をしたりすることはありませんでした。

入院中、着替えや洗濯物を運んだのは私と夫です。義母の妹である叔母も、ときどき見舞いに来てくれました。

親戚の前で「大変だった」と語る義姉

しばらくして、親戚の集まりがありました。

座敷の座卓を囲み、私と夫は端の席に座っていました。

親戚たちと話していた義姉が、義母の入院の話を始めました。

「お母さんのこと、私だってずっと気にかけてるのよ。娘だもの」

何人かがうなずくと、義姉はさらに言葉を重ねました。

「本当に大変だったんだから。みんなにも心配かけたわね」

私は思わず夫のほうを見ました。

あの電話では、あんなことを言っていたのに。病院にも一度も来なかった義姉が、まるで自分も世話をしていたかのように話しているのが、どうしても引っかかりました。

隣では、夫が膝の上でこぶしを握りしめています。

そのとき、義姉の向かいに座っていた叔母が、湯のみをそっと置きました。

「あら、病院には一度も来てないわよね」

義姉が黙ると、叔母は続けました。

「費用も世話も、この子たちが全部してくれたのよ。私も何度もお見舞いに行ったけど、二人が頑張ってくれてたわ」

叔母の声は落ち着いていましたが、その場は静まり返りました。

義姉は目を伏せ、小さく口を開きました。

「それは、その……」

しかし、それ以上の言葉は出てきません。

親戚たちは顔を見合わせ、先ほどまでうなずいていた人も黙っていました。

そのあと義姉は、集まりが終わるまでほとんど口をききませんでした。

帰り道、夫がぽつりと言いました。

「叔母さん、ちゃんと見てくれてたんだな」

私はうなずきました。

自分たちがしてきたことを、ちゃんと知っている人がいた。それだけで、少し気持ちが軽くなりました。

義姉とは、もう無理に付き合わなくてもいい。そう思えた帰り道でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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