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就労継続支援B型事業所「ふくろうの家」、送迎車購入や交流拠点をつくるためのプロジェクトを開始

  • 2026.10.20

神奈川県相模原市で、聴覚障がい当事者が中心となって運営する就労継続支援B型事業所「ふくろうの家」は、利用者の急増に伴う送迎環境の改善、および地域住民とろう者が手話を通じて交流できる「カフェ併設型施設」への移転・拡充を目指し、クラウドファンディングを開始した。

「ふくろうの家」が抱える課題

2025年12月に開所した「ふくろうの家」は、ろう者や難聴者が手話でコミュニケーションを取りながら安心して働ける居場所として、手話講座や各種ワークショップ、地域交流の場などを提供してきた。開所から1年足らずで利用者数が倍増する一方、新たな課題にも直面しているという。

現在使用している中古の軽自動車は、一度に送迎できる人数が限られているため、何度も往復しなければならない。また、エアコンの故障に加え、歩行補助車を利用する人も増えており、乗車スペースの確保も課題となっている。そのため、送迎が難しく通所を諦めざるを得ない人もいるという。

また、現施設では食品を扱うことができず、ろう者が接客や調理を通じて生き生きと働ける場、そして地域住民が気軽に訪れて、手話文化や多様性に触れられる拠点の構築が求められている。

これらの課題を解決し、より多くの人が安心して利用できるようにするため、「送迎車の大型化(7〜8人乗り)」と「食品取扱可能な新施設への移転・カフェ併設」を実現するプロジェクトを立ち上げた。

クラウドファンディングの概要

クラウドファンディングの実施期間は、10月15日(木)〜11月30日(月)の期間、目標金額は200万円、最終ゴールは500万円。

主な資金使途としては、ファーストゴールの200万円が大型送迎車両の頭金、新施設物件契約費用、セカンドゴールの300万円が新施設のバリアフリー改修・内部リフォーム費用、サードゴールの400万円が併設カフェの厨房設備工事費用、ファイナルゴールの500万円がカフェ客席備品・調理器具等の購入費に使用される。

主なリターン(返礼品)として、クラファン限定デザイン オリジナルTシャツ・クリアファイル、手話動画付きメッセージ(字幕あり)、「ふくろうの家」1周年記念イベント招待券、特別手話講座 参加チケットなどを用意している。

「ふくろうの家」代表・前川澄子氏のコメント

「ふくろうの家」代表者(管理者)の前川澄子氏は、以下のようにコメントしている。

「私はろう者の両親のもとで育ち、父から『仕事をする上で、仲間との支え合いがどれほど大切か』を教わりました。聞こえない世界で働く父の苦労を見てきたからこそ、手話で仕事を覚え、安心して働けるアットホームな場所を作りたいという思いで『ふくろうの家』を開所しました。

新施設に併設するカフェは、単なる飲食店ではなく、聞こえる人と聞こえない人が自然に出会い、手話や聴覚障がいについて理解を深め合える地域交流の拠点です。障がいの有無にかかわらず、誰もがつながりを感じられる社会を相模原からつくっていきたいと考えています。皆様の温かいご支援をお願い申し上げます」

前川氏の手話による挨拶の動画が、「ふくろうの家」YouTubeチャンネルで公開されている。こちらもチェックしてみよう。

利用者の送迎環境を整え、地域住民とろう者が交流できる拠点をつくるための「ふくろうの家」の挑戦を応援してみては。

CAMPFIRE:https://camp-fire.jp/ プロジェクト名:【ふくろうの家】手話で働き、手話でつながる。みんなの居場所をつくりたい。

ふくろうの家 HP:https://deaf-life.crayonsite.com ふくろうの家 YouTubeチャンネル 手話での挨拶:https://youtu.be/rL7O3dYLyc4?si=3FWzEthaq1mtMiX9

(yukari)

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