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健康診断や人間ドックの「オプション検査」どう選ぶ? 年齢や性別から考える健康チェック

  • 2026.10.19

健康診断や人間ドックを申し込むときに目にする、さまざまな「オプション検査」。種類が多く、「どれを追加すればいいの?」「毎年同じ検査を受けたほうがいい?」と迷うこともあるのではないでしょうか。

実は、検査を選ぶ手がかりになるのは、これまでの健診結果や家族がかかった病気など、身近なところにもあるようです。自分に合ったオプション検査の選び方や受ける頻度、健診施設の活用方法などについて、医療法人社団 優和会 理事(湘南健診クリニック ココットさくら館 院長)の五十嵐敬子先生に伺いました。

オプション検査、何を基準に選べばいい?

編集部:さまざまな種類があるオプション検査。気になるものをすべて追加するのではなく、自分に必要な検査を選ぶには、何を基準に考えればよいのでしょうか?

五十嵐先生:「まず参考になるのが、これまでの健康診断や人間ドックの結果です。例えば、コレステロール値が高いと指摘されたことがある方なら、動脈硬化がどの程度進んでいるのかを調べる検査を受けてみる。血圧が高い方も、動脈硬化のリスクにつながるため、そうした検査を検討するひとつの目安になります。また、家族に特定の病気になった方がいるかどうかも、検査を選ぶ際の判断材料になります」

オプション検査というと、年齢や性別から選ぶものと思いがちですが、まずは自分のこれまでの健診結果を振り返ってみることも、必要な検査を考える手がかりになりそうです。

家族がかかった病気も、検査選びの手がかりに

編集部:では、家族がこれまでにかかった病気は、オプション検査を選ぶ際にどのように参考にすればよいのでしょうか?

五十嵐先生:「親や兄弟がかかった病気は、検査を選ぶ際の判断材料のひとつになります。例えば乳がんは、家族に乳がんになった方がいるかどうかも確認しておきたい病気です。また、膵臓がんも、血縁者にかかった方がいることがリスク因子のひとつとされています。膵臓がんは見つけるのが難しい病気でもあるので、家族歴がある方は、膵臓を詳しく調べる検査を検討いただきたいです」

自分では特に気になる症状がなくても、家族がどのような病気にかかったことがあるかを知っておくことが、検査を考える手がかりになることも。オプション検査を選ぶ際には、自分のこれまでの健診結果とあわせて、家族の病歴についても一度振り返ってみるとよさそうです。

オプション検査は毎年同じものを受ける必要がある?

編集部:オプション検査は、一度選んだものを毎年同じように受けたほうがよいのでしょうか?

五十嵐先生:「毎年同じ検査を受ける必要があるとは限りません。次にいつ受けるかは、一度目の検査結果によっても変わります。例えば、動脈硬化が進んでいるという結果が出た場合は、翌年もう一度検査してみる。その結果に大きな変化がなければ、次は少し間隔を空けるという考え方もあります。反対に、特に問題がなければ、翌年は別の検査を受けるなど、1年ごとに検査を組み合わせている方もいらっしゃいます」

オプション検査をいくつも追加すると、費用や時間もかかるため、毎年すべてを受けようとするのではなく、これまでの検査結果をもとに、必要な検査を組み合わせながら受けていく方法もあるのだそう。

五十嵐先生:「ただ、どのくらいの間隔で受ければよいのかをご自身で判断するのは難しいと思います。かかりつけ医がいれば相談できますし、人間ドックの結果説明の際に、次にいつ受けたらよいか相談してはいかがでしょうか」

ちなみに、かかりつけ医とは、日頃から健康について相談できる身近な医師のこと。特に治療中の病気がなくても、健診結果について相談したり、体調が気になったときに受診したりすることができます。
編集部:では、かかりつけ医がいない場合、どのように探せばよいのでしょうか?

五十嵐先生:「まずは自宅の近くなど、通いやすい内科を探してみるといいと思います。実際に受診してみて、『この先生は話しやすいな』と思えたら、健診結果を持って相談してみるのもいいですね。はっきり言ってくれる先生が合う方もいれば、やさしく説明してもらうほうが安心できる方もいます。自分が相談しやすいと思える先生を見つけておくといいですね」

オプション検査は、毎年同じものを受ければよいというものではなく、これまでの結果によって、次に受ける検査やタイミングも変わります。自分だけで判断するのが難しいときには、健診施設やかかりつけ医に相談しながら考えていくとよさそう。

同じ健診施設で継続して受けるメリットも

編集部:人間ドックやオプション検査は、毎年同じ健診施設で受けたほうがよいのでしょうか?

五十嵐先生:「私は、自分に合う健診施設を見つけて、継続して受けるのがいいと思います。特に画像検査は、そのときの画像だけを見るだけでなく、前回や前々回の画像と比較して変化がないかを確認します。例えば、肝臓になにか所見が見つかった場合、初めて受診する施設では、それが以前からあったものなのかを確認することができません。同じ施設で継続して受けていれば、過去の画像と比較しながら変化を確認できることもメリットのひとつです。また、『今年は何を受けたらいいですか』『今回の結果を見て、次に受けたほうがいい検査はありますか』と相談される方もいらっしゃいます。そうした場合は、これまでの結果を見ながらアドバイスすることもできます」

オプション検査は、毎年同じものを選ぶだけでなく、これまでの結果を振り返りながら、そのときの自分に必要な検査を考えていく方法もあります。迷ったときには、かかりつけ医や健診施設にも相談しながら、自分に合った健康チェックを続けていきたいですね。


【お話を伺った方】
五十嵐 敬子先生
医療法人社団 優和会 理事(湘南健診クリニック ココットさくら館 院長)
医学博士、日本内科学会認定医、総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本医師会認定産業医、人間ドック予防医療学会専門医・指導医、人間ドック健診情報管理指導士


【受診施設のご案内】
湘南健診クリニック ココットさくら館
横浜市中区桜木町1-1-7 ヒューリックみなとみらい13階
HPURL:https://dock-yokohama.jp/


湘南健診クリニック ココットまちだ館
東京都町田市原町田6丁目8-1 町田センタービル2階
HPURL:https://home.you-wa-kai.or.jp/health/facility/machida





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