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石川遼、タイガー、原英莉花らロングヒッターに学ぶ! ヘッドスピードを上げる“飛ばし”テクまとめ

  • 2026.10.19

「ドライバーの飛ばしはヘッドスピードが第一条件」と断言するのはドラコンプロの巽英樹。ミート率も大事だが、クラブヘッドを加速させる意識を持つことが飛距離アップにつながるという。300ヤードを超える男子プロとツアーでトップ5に入る女子プロのスイングからヘッドスピードを上げるテクニックを解説してもらった。

今回は、石川遼、タイガー・ウッズ、ブルックス・ケプカ、ローリー・マキロイ、原英莉花、松田鈴英、中里光之介、塚田陽亮のスイングから、ヘッドスピードを上げるテクニックをまとめて解説。ポイントは、自分に合ったヘッドの走らせ方を見つけることです!

石川遼|下半身を使ってヘッドを走らせよう

石川遼、タイガー、原英莉花らロングヒッターに学ぶ! ヘッドスピードを上げる“飛ばし”テクまとめ
トップで大きな捻転をつくって(左)、左足に体重をグッと乗せて(右)クラブヘッドを一気に走らせる!

私たちドラコンプロもそうですが、球を遠くに飛ばしたいときは「いかにヘッドスピードを上げるか」を第一に考えます。多くのアマチュアはクラブを速く振ろうと思うと腕がリキんで突っ込み打ちになりがちです。

石川遼選手のように下半身を使ってスイングするのがヘッドスピードを上げる近道。スムーズなフットワークを使ってクラブヘッドの加速スピードを上げ、さらに下半身のパワーをボールに効率よく伝達するのが飛ばしのコツです。

腕や手に力が入るとヘッドスピードが上がらない

飛ばそうとして腕や手に力が入ると上体が目標側に突っ込みやすく、ヘッドスピードが上がらない。

グリップは柔らかめに握る

ヘッドスピードを上げるには肩やヒジ、手首が可動しやすいようにグリップを柔らかめに握ること。

一本足素振りで下半身使いをマスター

バックスイングで左足を浮かせ、左足を踏み込んでからクラブをスピーディに振り切る素振りを繰り返すと効果的。

世界の超一流プレーヤーたちのテクニックがヒント!

石川遼、タイガー、原英莉花らロングヒッターに学ぶ! ヘッドスピードを上げる“飛ばし”テクまとめ
上からタイガー・ウッズ、ブルックス・ケプカ、ローリー・マキロイのドライバースイング

タイガーもケプカもマキロイも米ツアー屈指のロングヒッターで知られますが、ヘッドスピードのギアの上げ方はそれぞれ違います。

タイガーは重心の上下の移動でヘッドスピードを上げていますし、ケプカは左ヒジを逃がすことでヘッドを走らせます。フックグリップに握る人にとっては、左ヒジを逃がすほうが効率はいいのです。ダウンスイングで右肩が前に突っ込みやすい人は、マキロイの切り返しで右肩を少し下げる動きが参考になるでしょう。

タイガー・ウッズ|重心の上下動でヘッドを加速

トップでフェースがスクエア。ダウンスイングで少し沈み込み、インパクトで左ヒザが伸びる。フォローで体が伸び上がる感じ。

ダウンスイングで沈み込み、インパクトでヒザを伸ばす

ダウンスイングで体を少し沈み込ませて、インパクトでヒザを一気に伸ばすことでヘッドスピードを上げている。

ブルックス・ケプカ|左ヒジを逃がしてもヘッドが走る

左手を深くかぶせている。トップでフェースがシャット。フォローで左ヒジを逃がす。

フックグリップの人は左ヒジを逃がしながら振り抜く

左ワキを締めるとフェースがかぶってしまう(×)。フックグリップに握る人は左ヒジを逃がしながら振り抜くのがポイント(○)。

ローリー・マキロイ|右肩を下げてインサイドダウン

切り返しで上体が右に傾き、インサイドからクラブが下りてくる。右肩を目標に押し込むフォロー。バランスがよく完成度の高いスイング。

右肩を少し下げてクラブを適正な角度から下ろす

右肩が前に出るとクラブがアウトサイドから下りてしまう(×)。右肩を少し下げればクラブが適正の角度から下り、ヘッドを加速させやすい(○)。

原英莉花|ヘッドスピードを上げる「右ヒジ使い」がヒント!

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ロングヒッター・原英莉花のドライバースイング

長身の原英莉花選手はダウンスイングで右ヒジを絞って大きなタメをつくり、インパクトエリアで一気にリリースしてヘッドを加速させています。

右ヒジを強引に引きつけるのではなく、トップの位置からクラブを真下に落とし、右ヒジと右腰、右ヒザを連動させてインパクトへと向かうというイメージ。さらに両モモの内側を締めて下半身のパワーをうまく引き出しています。ヘッドを走らせようとして右手に力が入るのはNG。ダウンスイングで右肩が突っ込んでクラブが加速しなくなります。

右ヒザが絞られてタメが大きい

長身の選手らしくトップの位置が高い。右ヒザが絞られてタメが大きい。右ヒザも体と連動して動くから加速力が上がり、前傾軸が保たれてスイング軌道が安定する。

右ヒジを真下に落とすイメージ

右ヒジが右ワキ腹に軽く触れるようにして、右ヒジと右腰の回転を同調させればヘッドの加速スピードが上がる。インパクトからフォローにかけては左腰と右腰をぶつけるイメージでモモの内側を締めるといい。

松田鈴英|高いトップから「重力」で振り下ろす

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ロングヒッター・松田鈴英のドライバースイング

松田鈴英選手のスイングはアップライト。トップの位置が高くて、そこから重力にまかせるかのようにクラブを真下に振り下ろしている。クラブの重さにまかせてダウンスイングすれば重力をうまく利用できるので、ヘッドスピードが上がる。

アップライトなトップが個性的。下半身リードでダウンスイングし、重力にまかせて振り下ろす感覚です。

縦素振りで重力利用を体感

高いトップから右腰の高さまでの間を往復させる「縦素振り」を繰り返すと重力を利用する感じがつかめる。

遠心力を利用してヘッドを走らせるのは共通

石川遼、タイガー、原英莉花らロングヒッターに学ぶ! ヘッドスピードを上げる“飛ばし”テクまとめ
フォローでは、クラブヘッドを遠くに放り投げるイメージで大きな円弧を描く

中里光之介選手と塚田陽亮選手のスイングは、見た目の印象が「柔」と「剛」の好対照。二人ともクラブヘッドの遠心力をフルに生かしてヘッドスピードを上げていますが、大きな円弧を描いて進もうとするクラブに対して、中里選手は左ヒザの内側で支える、塚田選手は右足の我慢で支えているという点が違います。どちらがいいかはゴルファー個々の感覚やイメージ次第。気持ちよく振り切れるほうを参考にしましょう。

中里光之介|左サイドの壁でヘッドを加速させる「柔」の飛ばし

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「柔」の飛ばしスイング・中里光之介のドライバースイング

すんなり立つ感じのアドレスから、左ヒジが曲がってゆとりのあるトップへ。ダウンスイングからは左サイドの壁でヘッドを加速させる。

左の壁をつくるタイプは左ヒザの内側に張りを意識

左ヒザを目標側から押さえられているイメージ。左ヒザの内側に張りを意識する。

塚田陽亮|右足の我慢でヘッドを加速させる「剛」の飛ばし

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「剛」の飛ばしスイング・塚田陽亮のドライバースイング

どっしりして安定感のある構えから、軸の太さを感じさせる力強いトップへ。ダウンスイングからは右足の我慢でヘッドを加速させる。

右足を我慢するタイプは右カカトをできるだけ上げない

右ヒザを目標の反対側から引っ張られているイメージ。右カカトをできるだけ上げない。

いかがでしたか? ヘッドスピードの上げ方はいくつもあります。ロングヒッターたちのテクニックの中から自分に合うものを見つけて、飛ばし屋に変身してくださいね。

石川遼
●いしかわ・りょう/1991年生まれ、埼玉県出身。175cm、70kg。2009年に18歳の史上最年少の賞金王。

タイガー・ウッズ
●1975年生まれ、アメリカ出身。188cm、84kg。歴代2位のメジャー通算15勝、史上2人目のトリプルグランドスラム達成。

ブルックス・ケプカ
●1990年生まれ、アメリカ出身。183cm、84kg。全米オープン、全米プロ連覇を果たすなど、メジャー大会に強いことで有名。

ローリー・マキロイ
●1989年生まれ、北アイルランド出身。178cm、73㎏。2012年に欧・米の両ツアーで賞金王となる快挙を達成。

原英莉花
●はら・えりか/1999年生まれ、神奈川県出身。173cm。ジャンボ尾崎の愛弟子で知られ、女子ツアー屈指のロングヒッター。

松田鈴英
●まつだ・れい/1998年生まれ、滋賀県出身。167cm。

中里光之介
●なかざと・こうのすけ/1992年生まれ、東京都出身。179cm、74kg。2010年プロ転向。

塚田陽亮
●つかだ・ようすけ/1985年生まれ、長野県出身。173cm、80kg。2008年にプロ転向し、16年の日本ゴルフツアー選手権でツアー初優勝。

レッスン=巽英樹
●たつみ・ひでき/1968年生まれ、和歌山県出身。99年にプロ転向後、飛ばしを追求。数々のドラコン大会で活躍し、自己最高記録は412ヤード。

構成=三代崇 写真=村上悦子、田辺安啓、中野義昌、高橋淳司
協力=ロイヤルメドウゴルフ倶楽部

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