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窓ガラスを割ったアイスホッケーチームの6年生3人→施設側の「弁償はいりません」に甘えなかったワケ

  • 2026.10.18

これは、私の娘が小学4年生の時の話です。娘は北海道のアイスホッケーチームに所属していて、その日は1年生から4年生までの練習枠でした。出番のない6年生の男子選手3人が、リンクの外でボール遊びをしていて窓ガラスを割ってしまいます。黙っていれば分からない状況で自分たちがやったと名乗り出た3人に、施設側が返した言葉とは──。

1年生から4年生までの練習枠

これは、私の娘が小学4年生の時の話です。娘は北海道のアイスホッケーチームに所属していて、その日は1年生から4年生までの練習枠でした。上の学年は別の時間に練習があるため、弟や妹がこの枠に入っている6年生は、練習が終わるまで会場で待つことになります。

娘が氷上でパックを追いかけていた時間、6年生の男子選手3人は、施設の駐車場でボール遊びをしていました。

壁に向かってボールを投げる、壁当てです。そのボールが施設の裏手にある窓に当たり、ガラスが割れてしまいます。

誰がやったか分からないまま終わることもできた

練習中のリンクの中から、建物の裏で何が起きたのかは見えません。割れた窓は人目につく場所ではなく、そこにいたのも3人だけです。黙っていれば、誰がやったのか分からないまま終わってもおかしくない状況でした。

それでも3人は、自分たちがやったと名乗り出ました。

私がその経緯を知ったのは、練習が終わったあとです。娘の防具を片付けていると、リンクを出たところで、3人の保護者が監督とコーチに向かって、起きたことを報告していました。

施設側から返ってきた言葉

報告の中で、保護者が施設の担当者から言われた言葉を伝えていました。

「正直に話してくれたから、弁償はいりません」

ガラス代を請求されると思っていた話が、そこで終わる流れになったわけです。子どもが自分から名乗り出たことに対して、施設側が出した答えでした。

監督とコーチが3人に言った言葉

しかし、チームはその言葉に甘えませんでした。監督とコーチは施設側に弁償を申し出て、ガラスの費用は当事者である3人の保護者が負担することになりました。

この一件のあと、会場でのボール遊びは禁止になり、ボールを持ち込むこと自体もできなくなります。

正直に名乗り出たことを、大人たちは認めていました。そのうえで、報告を聞いた監督とコーチは、うつむいている3人を改めて叱りました。

その言葉が、今も私の耳に残っています。

「チームとしての責任でもある。それ以上に、6年生にもなって、どうなるか予想もつかずに遊んでいることがあり得ない」

正直に話したことで、許してもらえました。それでも、責任は自分たちで取る。あの日の大人たちは、筋の通し方を子どもに見せていました。

【体験者:30代・女性、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:村岡栞里 - Qoly-Sports&the Style

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