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「夫婦なんて元は他人。簡単じゃないよ」新しい居場所で出会った店主の言葉…思わぬ過去が明らかに<ママが家出した>

  • 2026.10.19

蒲倉家はパパ、ママ・多恵子、社会人の長女・萌香、大学生の長男・律郎の4人家族。ある日、ママが帰ってこなくなり、連絡もつかなくなってしまいます。家事も家計もママに任せきりだったため、残された家族の生活は大混乱。そんな中、ママの旧姓で届いた荷物を手がかりに、家族はママの旧友・木綿子さんへたどり着きます。しかし、木綿子さんの家を出たあとのママの足取りはわからないまま。周囲からの指摘を受け、家族は少しずつ自分たちの言動を振り返り始めます。一方、多恵子さんは遠く離れた場所でリゾートバイトを始め、新たな人間関係を築いているようで……。

自宅から遠く離れたN県某所で、旧姓の百瀬に由来する「もも」の愛称で呼ばれながら働く多恵子さん。充実した日々を過ごしていましたが、木綿子さんからの連絡で、隣人の梅村さんが警察を呼んだことや、捜索願の話まで出ていると知り、一度家族と話をつけるべきか悩み始めます。

そんな多恵子さんに、同僚の鳥谷さんは「俺、一緒に行ってやろうか?」と声をかけます。思いがけないやさしさに、多恵子さんは涙してしまいました。その後、2人で訪れたバーで、多恵子さんは4月になったら1度帰るつもりだと話します。すると店主の圭一さんから「この店でもバイトしない?」と思わぬ誘いを受けて……。

それぞれの思いが交錯して

バーで働かないかと誘われ、目を輝かせる多恵子さん。周囲の人たちのやさしさに感激し、「家族とは大違い」と思わず本音をこぼします。すると店主の圭一さんは「家族は長く一緒にいるほど慣れや甘えが生まれ、安心できる反面、息苦しくなることもある」と話します。さらに、自分も離婚経験者だと明かし、多恵子さんたちを驚かせました。

そんな2人を見ていた鳥谷さんは「好きな人と同じ戸籍に名前を連ねたことがあってうらやましい」とポツリ。圭一さんは、いつか鳥谷さんが結婚するときには店を貸し切って盛大にお祝いしようと、あたたかい言葉をかけるのでした。

◇ ◇ ◇

家族と長く一緒にいると、相手が何かをしてくれることを、つい当たり前に感じてしまうことがありますよね。家族だからこそ遠慮せずに甘えられるのは、安心できる関係だからかもしれません。けれど、その甘えが一方に偏ってしまうと、知らず知らずのうちに相手を息苦しくさせてしまうかもしれません。

家族だから何も言わなくてもわかる、やってくれて当然。そんな思い込みを少し手放して、「ありがとう」や「大丈夫?」を伝え合うことも大切ですね。近い関係だからこそ、相手への思いやりを忘れずにいたいものです。


著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実

ベビーカレンダー編集部

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