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人間ドックっていつから必要? 健康診断との違いと選び方

  • 2026.10.15

会社などで毎年健康診断を受けていても、「そろそろ人間ドックも受けたほうがいいのかな」と考えたことはありませんか? とはいえ、健康診断とは何が違うのか、何歳くらいから受ければよいのか、どのような検査をするのかなど、意外と知らないことも多いもの。

ここでは、人間ドックを受けるタイミングや、健康診断との違い、受診する際に知っておきたいことについて、医療法人社団 優和会 理事(湘南健診クリニック ココットさくら館 院長)の五十嵐敬子先生に伺いました。

健康診断と人間ドック、何が違う?

編集部:会社の健康診断を毎年受けていると、「今年も受診したから大丈夫」と安心してしまいがちです。しかし、健康診断ではどこまで体の状態を調べることができるのかも気になるところ。健康診断と人間ドックにはどんな違いがあるのでしょうか?

五十嵐先生:「会社が行う健康診断は法律で実施が義務づけられていて、検査項目も定められています。血圧や血液検査、胸部エックス線検査など、基本的な項目が中心です。一方、人間ドックは本人が任意で受けるもので、腹部超音波検査や胃の検査など、一般的な健康診断には含まれていない検査も受けることができます」

ただし、会社によっては、法定の健康診断に便潜血検査や胃の検査などを加えているところもあり、実際に受けている検査内容は勤務先によっても異なるそう。
編集部:では、会社の健康診断を毎年受けていても、人間ドックを受ける意味はあるのでしょうか?

五十嵐先生:「健康診断を毎年受けていると、いろいろな病気を調べてもらっているように感じるかもしれませんが、健康診断だけですべての病気がわかるわけではありません。例えば、腹部超音波検査は一般的な健康診断には含まれていないことが多いため、肝臓や腎臓など、おなかの中を調べる機会は限られます。人間ドックでは、そうした一般的な健康診断には含まれていない検査も受けることができます」

まずは毎年受けている健康診断にどんな検査が含まれているのかを確認してみると、人間ドックで補いたい検査を考えるきっかけになりそうですね。

人間ドックは何歳から受けるといいもの?

編集部:では、人間ドックを受ける年齢に目安はあるのでしょうか?

五十嵐先生:「人間ドックを何歳から受けるべきという決まりはありませんが、ひとつの目安として、30代に入ったら検討してもいいと思います。実際に、30歳や35歳など節目の年齢で人間ドックを受けられる制度を設けている会社もあります。30代で特に異常がなければ、必ずしも毎年受ける必要はないと思いますが、40歳くらいからは、時間や費用が許せば年に1回受けることを考えてもいいでしょう」

編集部:初めて人間ドックを受ける場合、たくさんある検査の中から何を選べばよいのか迷うこともありそうです。

五十嵐先生:「初めてであれば、まずは健診施設で用意されている基本的な人間ドックのコースから始めてみてはいかがでしょうか。施設によって内容は異なりますが、腹部超音波検査や胃の検査などが含まれていることが多いので、そこから、ご自身の健康状態などに合わせて必要な検査を考えていくといいでしょう」

“何歳になったら必ず”と考えるのではなく、30代に入った頃から、人間ドックの受診を検討してみるとよさそうですね。

人間ドックを受ければ、すべての病気がわかる?

編集部:健康診断よりも、多くの検査を受けられる人間ドック。となると“人間ドックを受ければ、全身の病気をひと通り調べてもらえる”と思う人もいるかもしれませんが、実際には、どこまでわかるのでしょうか?

五十嵐先生:「人間ドックを受けても、すべての病気がわかるわけではないんです。病気全体で考えれば、人間ドックではわからないものもたくさんあります。基本的な人間ドックでは、胃などの消化器や腹部の検査など、一般的な健康診断には含まれていない検査も受けられますが、それだけで全身のあらゆる病気がわかるというわけではないんです」

とはいえ、一般的な健康診断では検査しない部分までチェックでき、病気の早期発見につながることがあるのは、人間ドックを受けるメリットのひとつ。どのような検査を受け、どこを調べたのかを把握し、その結果をその後の健康管理に生かしていきたいですね。

ふたりで一緒に人間ドックを受けるなら

編集部:年齢や性別によって、受ける検査を変えたほうがよいのかも気になるところ。では、ふたりで人間ドックを受ける場合、どのように検査内容を選べばよいのでしょうか?

五十嵐先生:「基本的な人間ドックであれば、ふたりで同じ検査を受けていただいていいと思います。ただ、男女それぞれに特有の病気や臓器もあるため、例えば女性であれば乳がんや子宮に関する検査、男性であれば前立腺に関する検査など、それぞれに合ったものを検討いただくといいでしょう」

人間ドックをふたりの健康について考えるきっかけにしながら、それぞれに必要な検査を考えてみるとよさそうですね。


【お話を伺った方】
五十嵐 敬子先生
医療法人社団 優和会 理事(湘南健診クリニック ココットさくら館 院長)
医学博士、日本内科学会認定医、総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本医師会認定産業医、人間ドック予防医療学会専門医・指導医、人間ドック健診情報管理指導士


【受診施設のご案内】
湘南健診クリニック ココットさくら館
横浜市中区桜木町1-1-7 ヒューリックみなとみらい13階
HPURL:https://dock-yokohama.jp/


湘南健診クリニック ココットまちだ館
東京都町田市原町田6丁目8-1 町田センタービル2階
HPURL:https://home.you-wa-kai.or.jp/health/facility/machida





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