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ヒーローよりも魅力的!? バットマンのヴィラン単独映画『クレイフェイス』主演トム・リス・ハリスが語る映画の見どころとは【sweetムービーインタビュー】

  • 2026.10.14

ときにヒーローよりも魅力的に映るヴィラン。そんなヴィランの単独映画『クレイフェイス』の主人公、マットを演じたトム・リス・ハリスに、キャスティングに抜擢されたときの想いや、撮影の裏話などを語ってもらいました。

Tom Rhys Harriesトム・リス・ハリス

1992年10月8日、イギリス・カーディフ生まれ。舞台で俳優デビューし、2019年のガイ・リッチー監督作『ザ・ジェントルメン』で注目を浴びる。本作で主演に大抜擢された。


DCコミックスの実写映画シリーズ(DCユニバース)は、ヒーローよりもヴィランのほうが魅力的……って思いません? ジョーカーしかり、レックス・ルーサー(スーパーマンの悪役)しかり。正義の味方を食っちゃうダークさ、そして曖昧な善悪の境目ゆえに、そう感じちゃうのかも。

そんなDCヴィランの単独映画『クレイフェイス』が公開。もともとは『バットマン』の悪役なんだけど、実写化された本作はヒーローと対峙するよりも前。いわばエピソード0の誕生物語。おまけにホラーなんですよ……。恐ろしいクレイフェイスに変身してしまう主人公のマットを演じたのはトム・リス・ハリス。

「僕が演じるマットはハリウッドスターで、名声をほしいままにしてる男。そんな彼が完全無欠の見た目を奪われたことをきっかけに、ヤバい治験を受けてしまい、身も心も悪い方に進んでいきます。演じるにあたってはクレイフェイスの歴史を振り返りました。クレイフェイスは1940年から存在するキャラクターで、様々なバージョンがあるんですが、本作は完全にオリジナルの物語になってます」 ボディホラー的な怖い見た目に、心理的なホラーをプラス。ヒーロー映画の系譜にして初ともいえる試みとなります。

「監督からキャスティング決定の連絡をもらったときは“やった! ようやく決まった”と思ったんですよ。なにせオーディションに3年くらいかかってたので。でも、その直後からはプレッシャー。マットが心理的にも身体的にも変化していく様子をどうやればいいんだ、って悩みました。見た目については特殊メイクチームが素晴らしい仕事をしてくれたので、かなり助けられましたが、心理的要素が難しい。ほら、人ってある瞬間を境に突然、別の人間になるわけではありませんよね。倫理的、道徳的な一線をどこで越えるのか、はっきりした境界線があるわけではないと思うので」

軽く言ってますが、特殊メイクもめちゃ大変。「朝4時からメイクを始めて、完成してから12時間撮影してました」とな。

「あと大変だったのは、飛行機のトイレのシーンかな。フライト中に顔に異変が起きたことに気づいたマットが、トイレに閉じこもってなんとか対処しようとするんです。これは予告編にも入っているシーンなのでネタバレじゃないですよ(笑)。

あのシーンでは、くっついた上下のまぶたをハサミで切ろうとするんですが、なんとセットが揺れてたんですよ。乱気流に巻き込まれたって設定で、実際にトイレのセットを揺らしていたんです。本物のハサミを持っていたので本当に怖かったし、スタッフは気が気じゃなかったでしょうね」

『クレイフェイス』

story:大人気俳優マット(T・R・ハリス)はある事件で顔に傷を負い、キャリアと名声を失う。絶望した彼は、ケイトリン(N・アッキー)が研究中の薬の治験を受けることに。すると、顔の傷は見る間に治るが、治験薬が及ぼす影響はそれにとどまらず……。

監督:ジェームズ・ワトキンス/出演:トム・リス・ハリス、ナオミ・アッキー、マックス・ミンゲラ ほか/配給:東和ピクチャーズ、東宝/公開:10月30日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
© DC Studios. All Rights Reserved.

text : Masamichi Yoshihiro

photo : Jay L. Clendenin / Shutterstock for DC Studios

※記事の内容はsweet2026年10月号のものになります。
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