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『推し活』の過激化か…日本に負けた中国卓球監督、過激ファンに取り囲まれる事件発生!16歳~19歳の女3人を警察摘発…「理解不能」と妻悲嘆

  • 2026.10.12

先日閉幕した愛知・名古屋アジア競技大会。日本は過去最多となる269個のメダルを獲得した。

卓球男子団体では王国中国を下して、60年ぶりとなる歴史的優勝を成し遂げた。

中国にとって卓球は国技ともいえる存在で、国家の威信や国民の誇りにかかわる特別なもの。

その中国男子卓球代表チームのワン・ハオ監督が過激なファンに囲まれて、罵倒される事件が国内で起きた。

『zjnews.zjol(浙江新聞)』などによれば、10月6日に北京で行われた大会で問題が発生したという。

100人以上の群衆に囲まれて罵倒されたワン・ハオ監督は、その様子を撮影して警察に通報。妻も「競技スポーツがどうしてこんなことになってしまったのか理解できない」とSNSに投稿した。

翌日には中国卓球協会が声明を発表。一部の過激なファンが代表関係者に対して継続的に誹謗中傷を行っており、日常生活にも深刻な支障をきたしているとして、法的措置を講じる構えを見せた。

今回の事件の発端は、「アジア大会における卓球男子団体の敗北」にあるという。

団体戦敗北後、一部のファンがコーチ陣の選手起用やオーダー編成に不満を抱き、今回それが爆発したようだ。

その後、北京警察は、今回の騒動で女3人(19歳、19歳、16歳)を行政拘留し、17人に対して指導処分を下したとのこと。

今回の問題は中国国内でも『推し活の過激化』として、深刻に受け止められているようだ。

「選手起用やオーダー編成に対してファンが異なる見解を持つこと自体はごく当たり前のことだ。

だが、その不満を、待ち伏せや公の場での罵倒といった過激な行動へと変える人間がいる。こうした行為は議論の範疇を逸脱しており、法律や公序良俗の一線を越えるものだ。

ネット上で対立を煽り、現実世界で集団となって不満をぶつける…これこそが、スポーツの『ファンサークル化』の典型的な特徴である。

さらに心を痛めるのは、今回の騒動に関与した人物の中に未成年者が含まれていたこと。

ファンカルチャーの乱れを是正するには、事後の責任追及だけでなく、多方面からの取り組みが必要。プラットフォームは責任を全うし、対立を煽るようなPV稼ぎの連鎖を断ち切るべきだ。

学校や家庭は青少年のメディアリテラシー教育を強化し、子供たちが真のスポーツマンシップを理解できるよう導く必要がある」

中国卓球協会は、エスカレートする過激な行動に対して、会場への立ち入りを禁止するNGリストの作成も検討しているという。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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