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ルフトハンザの日本便ファーストクラスは「ボーイング747-8」と「エアバスA350-900」に搭載。最新客室「アレグリス」はミュンヘン便で。

  • 2026.10.10
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リシェスなトラベルスタイルを象徴するものの一つが“ファーストクラス”。世界中の航空会社から、その最高のサービスをシリーズで紐解いていきます。第6回はヨーロッパを代表するエアラインの一角であり、スターアライアンスの盟主であるルフトハンザ。今年は創業100周年、東京就航65周年というメモリアルイヤーにあたります。

フランクフルトとミュンヘンのドイツ2都市から日本に就航

ボーイング747-8 (C)LUFTHANSA

ルフトハンザが現在、ファーストクラスを設定している都市は南北アメリカ、アフリカ、アジアに全十数都市ほど。日本では東京の羽田空港に就航しています。ファーストクラス搭載機は4種類で、エアバスA350-900、ボーイング747-8、エアバスA380-800、そしてエアバスA340-600です(該当機種内でファーストクラスの設定がない機材もあります)。ファーストクラス搭乗客の専用ターミナルがある、フランクフルト空港発着の東京・羽田便には「ボーイング747-8」が使用されています。

エアバスA350-900 (C)LUFTHANSA

またミュンヘン空港を発着する羽田便には、最新客室「アレグリス」を搭載した「エアバスA350-900」が就航しています。出発空港ごとの地上サービスと各機内の仕様を中心に、同じ会社のファーストクラスといっても大きく特徴が異なるこの羽田行き2路線の魅力を明らかにしていきましょう。

「フランクフルト空港」の特別な施設、ルフトハンザ ファーストクラス ターミナル

(C)Gregor Schlaeger

ルフトハンザのハブ空港であるフランクフルト空港には、ターミナル1のBエリアに「ルフトハンザ ファーストクラス ラウンジ」(シェンゲン域外用)があります。この一般的なラウンジとは別に「ルフトハンザ ファーストクラス ターミナル」という、ファーストクラス搭乗客へのもてなしを詰め込んだような専用のビルディングも存在しています。

(C)Oscar Bravo

こちらはルフトハンザとSWISS(スイス インターナショナル エアラインズ)のファーストクラスを当日利用するゲスト、またはルフトハンザの最上級メンバーシップであるHONサークル会員でルフトハンザや同社グループの航空会社(オーストリア航空やブリュッセル航空など)を当日利用するゲストのみが利用できるエクスクルーシブな施設。ドイツだけでなく、世界的に見てもファーストクラス専用ターミナルは非常に貴重な存在です。

ビル1棟がファーストクラス ラウンジという贅沢

(C)Oscar Bravo

ターミナル1に隣接する位置にあるルフトハンザ ファーストクラス ターミナル。建物の2階に車寄せとレセプションがあり、こちらでチェックインと保安検査を済ませたらラウンジに向かいます。途中にはファーストクラス専用のデューティフリーがあり、その中にはルフトハンザの「ワールドショップ」も。このショップだけの限定アイテムも揃っています。

(C)Peter Bender

ラウンジスペースにはリラクシングエリア、ドイツのワインやビールをはじめ多様な酒類が取り揃えられたバー、レストラン形式の本格ダイニング、シガーラウンジ、個室型のワーキングスペース、バスタブも完備したシャワースイート、スリープエリアなどが用意されています。

設備の種類やインテリアデザインはターミナル1内のファーストクラス ラウンジとほぼ同等ですが、こちらで特筆すべきは贅沢な空間遣い。想定されるゲスト数よりも明らかに余裕がある広々としたスペースで、出発前の時間をより落ち着いて過ごすことができます。ただし、ターミナル1内のラウンジからは航空機の離着陸など、空港らしいエアサイドの眺めが楽しめます。

(C)Oliver Roesler

ファーストクラス ターミナルでは、搭乗時間になるとパーソナルアシスタントがゲストをお迎えにあがります。1階で出国審査を済ませたら、そのままリムジンで利用する飛行機へ直行。普段は見られない空港の別動線を体感できるのも、旅行好きの方にはたまらないポイントでしょう。

名機ジャンボジェットの系譜を継ぐ「ボーイング747-8」

(C)LUFTHANSA

フランクフルト発東京行きの機材は「ボーイング747-8」。航空機史を象徴する名機であり、「空の女王」と称される伝説のジャンボジェット、ボーイング747の最新鋭旅客機モデルです。機体の前部が2階建てになっているのが最大の特徴で、ファーストクラスは1階の最先端部に8席。通常ならコックピットに位置する部分です(操縦室は2階)。先端に向けてカーブする左右の壁沿いに3席ずつ。そして中央部に2席が隣り合わせて並びます。この特徴的なカーブも、ボーイング747-8のファーストクラスならではの魅力です。

(C)LUFTHANSA

人間工学に基づいたファーストクラス シートは、座席のひじ掛け部に設置されたフレキシブルに調節可能なスクリーンで適度なプライバシーを確保します。くつろぐ際には、独立して可動する背もたれとフットレスト、そしてオットマンが個人ごとに最高の快適ポジションを実現。睡眠時には快適なマットレス、温度調節機能のある羽毛布団、最高級のリネンで長さ2mのベッドを実現します。機内で仕事をする場合にも、シートの全長に沿って移動可能なテーブルが広い表面積を確保し、理想的なワークスペースを提供します。

「ミュンヘン空港」のファーストクラス ラウンジはターミナル2内に2カ所

(C)LUFTHANSA

ミュンヘン空港のターミナル2では、車で空港に来たルフトハンザのファーストクラス搭乗客は「カーブサイドチェックイン」(車寄せ前のチェックインカウンター)の利用が可能です。ゲストがチェックインカウンターで手続きをしている間に、スタッフが車の駐車やレンタカーの返却などを行います。またターミナル2内のファーストクラス専用チェックインエリアでは、出発時間の25分前まで搭乗手続きが可能です。

(C)Mark Huss

チェックインの後は、保安検査を済ませてファーストクラス ラウンジへ。ラウンジはターミナル2の本館とサテライト、それぞれにあります。基本的には同等の施設ですが、本館側は自然光が入るものの特別な眺めはなく、施設も比較的コンパクトな印象。シャトルトレインでつながるサテライト側のラウンジはより広く、離着陸する航空機を眺める専用ルーフテラスの屋外席があります(冬季は閉鎖)。こちらのラウンジにはホテルルームのような仮眠室も用意されています。

時間に余裕がある時やラウンジを堪能したい時はサテライト側を、本館ゲートからの出発で時間に余裕がない時は本館側と、使い分けられるのが理想です。特徴的なのは、いずれのラウンジにも専用のパスポートコントロール・カウンターがあること。通常の出発だけでなく、乗り継ぎの際もスムーズな動線への配慮が感じられます。

最新仕様の客室「アレグリス」を搭載しているミュンヘン便

(C)LUFTHANSA

2024年に導入された最新の客室仕様が「アレグリス」です。すべての搭乗クラスで、革新的な座席コンセプト、高品質の素材、最先端のテクノロジーを駆使した、より快適な旅が実現しました。2025年の冬スケジュールからは羽田—ミュンヘン便にも導入されています。アレグリス仕様のファーストクラスは、エアバスA350-900型機の先端部分に4席で、左右の窓際の単独席が「ファーストクラス スイート」。通路に挟まれた2席分は「ファーストクラス スイートプラス」と呼ばれる特別な座席で、パートナーと二人でも、また1名単独でも利用が可能です。

(C)LUFTHANSA

いずれのスイートも、ほぼ天井までの高さのパーティションに仕切られた自分(たち)だけの個室。座席上部に荷物入れがないため、空間が広くすっきりしています。機内持ち込みの荷物はオットマンの下のボックススペースに。大型のミラーを備えたワードローブもあり、自席で着替えや身支度もできます。長さ2mを超えるフルフラットベッドになるシートにはヒーター/クーラー機能を内蔵し、各自の快適な温度を個別に調整可能。特にスイートプラスの座席にはひじ掛けがなく2席を個別に動かすことができるので、広々としたダブルベッドにするだけでなく、片方はベッドにしてもう1席をソファにしたり、食事やゲームができる対面席にしたりすることも可能です。

(C)OscarBravo

さらには最大43インチ・4K画質の高解像度モニター、ゼンハイザー社製のノイズキャンセリング・ヘッドフォンなど周辺機器にも最高レベルの品々が用意されています。また長距離路線のルフトハンザ機はすべて、インターネットアクセスを装備。ファーストクラスの搭乗客はルフトハンザの自社運航便で無料のプレミアムアクセスが利用できます。

世界一に認定されたファーストクラス機内食も楽しみの一つ

(C)LUFTHANSA

ルフトハンザは先ごろ、スカイトラックス社の「ワールドベスト・ファーストクラス・ケータリング賞2026」を受賞しました。ルフトハンザのファーストクラスと言えば、贅沢なキャビアのサービスから始まる機内食。アミューズブーシュ、オードブルのバリエーション、複数のメインディッシュが用意されています。

(C)LUFTHANSA

その後も種類豊富なチーズにデザート、チョコレート、そしてコーヒーまで。星付きレストランを彷彿とさせるハイレベルな料理の数々が楽しめます。もちろん一流のソムリエが厳選した、ドイツをはじめとする世界の名ワインが最高のお供です。

専用のターミナルで特別なサービスを受け、伝説のジャンボジェットで王道のファーストクラスを楽しむフランクフルト便。テラス席もある開放的なラウンジと、最新仕様「アレグリス」のファーストクラスを堪能するミュンヘン便。いずれの日独間フライトも魅力的で甲乙つけがたいものの、核心を突いた上質なサービスは“ドイツらしい”と言えるでしょう。次回のヨーロッパ旅行はルフトハンザを利用し、機内からドイツ流のエレガンスを楽しんでみてはいかがでしょうか。

問い合わせ先
ルフトハンザ
URL/www.lufthansa.com/jp/ja
2026年冬スケジュールは、羽田—フランクフルト線、羽田—ミュンヘン線、大阪(関西)—ミュンヘン線の3路線を運航中。2027年夏スケジュールからは、成田—フランクフルト線(毎日)、名古屋(中部)—フランクフルト線(週3便)の運航も再開されます。

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