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2026年最注目の俳優のひとり、アヨ・エデビリ。故郷のボストンで見せた素顔

  • 2026.10.9
Tyler Mitchell
Paige Powell

エミー賞受賞歴を誇り、俳優、コメディアン、脚本家、監督という4つの顔を持つ、アヨ・エデビリが、「ニューバランス」のアンバサダーに就任した。その初のキャンペーン撮影に、キャストとクルーを引き連れて故郷であるボストンへ凱旋。自身の生まれ育った街であるドーチェスターや地元のランドマーク、そして彼女の母校である高校を再訪した。

「ニューヨークやL.A.に住んでいないと、『自分の地元は地味な田舎町』なんてふうに思いがちです」とエデビリは『ELLE』に語る。「でも、素晴らしいチームとコラボレートできたのは本当に最高でしたし、ボストンを拠点に活動している人もたくさんいました」

Paige Powell

タイラー・ミッチェルが撮影し、ダニエル・ゴールドバーグがスタイリングを手がけた今回のキャンペーンでは、「ニューバランス」の“574”を履いて故郷を歩くエデビリの姿を追う。1988年に誕生したこのシューズには、同ブランドの最新アイテムやヴィンテージピースがコーディネートされ、エデビリとゴールドバーグが描いたノスタルジックな撮影ビジョンにふさわしい、時代に寄り添うスタイリングに仕上がっている。

ふたりは、ボストン出身の1980年代のR&Bグループ、ニュー・エディションからインスピレーションを得ており、それは大胆なカラーブロッキングやリラクシーでオーバーサイズのシルエットといったワードローブにも顕著に表れている。「今もボストンに住んでいる私の友人もたくさんキャンペーンに参加しているんです」と彼女は語る。「いろんな意味で、原点回帰となるような瞬間でした」

Paige Powell

ここでは、エデビリがボストンへの思いや進化するファッションとの関係、舞台『Proof』でのブロードウェイデビューについて、そして最新映画『Clarissa』がなぜ“もうひとつの里帰り”であるかについて語ってくれた。

Hearst Owned

――あなたにとって「ニューバランス」が象徴するものとは?

「ボストンのドーチェスターで育ったので、ここに本社を置く『ニューバランス』はずっと身近にあるブランドでした。正直なところ、ニューベリー・ストリートの店舗は入り浸ってたくさんの時間を過ごした場所です。そして最近では、他のブランドアンバサダーたちを見ても、それぞれの持つオーセンティシティがとてもユニークで、自分自身に正直であることに魅力を感じています」

――キャンペーンの撮影でボストンに戻ってきた感想は?

「ボストンはあれほど大きな都市なのに、美しいアートやクリエイティブなシーンが存在しています。キャンペーンの撮影は大学時代からの友人であるタイラー・ミッチェルが担当してくれて、私の母校である高校で撮影することができました」

――今回のキャンペーンでは、長年のスタイリストでもあるダニエル・ゴールドバーグとタッグを組んでいますが、彼女との仕事を通して、自身のファッションセンスはどう進化しましたか?

「私のスタイルは毎日変わります。カジュアルなストリートウェアに寄せたかと思えば、ハイファッションに傾くこともあって、個人的にはそれがとても楽しいんです。どちらも、その時々の自分の気分とリンクしています。ダニエルは、これらすべてにおいて本当に素晴らしいパートナー。彼女のファッションに対する知識や表現はとても深く、精通しています。そして、お互いの世界観やストーリー、レファレンスを共有すればするほど、より深みが増し、ふたりともさらに楽しめるようになっているんです」

Paige Powell

「だから、彼女が現場に来て私の友人たちにスタイリングをしてくれたとき、『あぁ、彼女の雰囲気もみんなの雰囲気も分かる。これなら心地よく着こなせるね』と言ってくれたのは、本当にクールで楽しい出来事でした。ダニエルは、タイムレスでクラシックな雰囲気がとにかく大好きなんですよね」

――キャンペーンは1980年代の雰囲気が色濃く漂いながらも、モダンに仕上がっています。ムードボードを作る上で参考にしたものは?

「私たちが取り上げた写真の1枚が、私のルーツがたくさん詰まっているボストン出身のR&Bグループ、ニュー・エディションの写真でした。彼らが地元のストリートに集まっている写真です。そこに、ダニエルが最新のアイテムやヴィンテージの『ニューバランス』から最高にクールな服を用意してくれたんです」

――日常のスタイルへのアプローチは、レッドカーペットとは異なりますか?

「私の個人的なスタイルは、よりスポーティーで、肩の力を抜いた自然体なものに近いです。オフの時は、よりイージーで遊び心のあるムードでいるのが心地いいんです。でも、レッドカーペットでのスタイリングには心からの楽しさと満足感があります。それは、ダニエルと私の間で非常に活発なコラボレーションが生まれるからです。私たちには、共通のテイストやワクワクするもののベースがしっかりとあるんです」

――舞台『Proof』で演劇の世界へ足を踏み入れた感想は?

「本当に素晴らしい経験でした。演劇に携わり、それを人生としているすべての人々に対して、畏敬の念を抱かずにはいられませんでした。肉体的な面だけでなく、そのシステム全体においてもです。毎晩、あの凝縮された瞬間を作り上げるために費やされる多大な努力や献身、長年培われたスキルには、とても美しいものがあります」

Tyler Mitchell

――映画『Clarissa』に惹かれた理由は?

「映画『Clarissa』は、参加できて光栄に思えるほど美しいプロジェクトでした。私は舞台『Proof』に出演中だったのでカンヌでのプレミアには行けなかったのですが、他のみんなは観てくれているので、とてもワクワクしています。私の父はナイジェリア出身なので、彼の故郷に行き、そこで映画を撮れたことは本当に特別な経験でした。キャストとクルーも大好きでした。私の個人的な意見ですが、エシリ兄弟はまさに驚異的で、映画界への贈り物のような存在です。彼らの初監督作である映画『Eyimofe』もとても美しい作品です。ぜひチェックしてみて!」

「彼らとは以前から友人だったのですが、最初の会話の中で、私たちが小説『ダロウェイ夫人』やあの時代の小説、ヴァージニア・ウルフの作品をどれほど愛しているかを語り合ったのを覚えています。父の祖国へ赴き、そこで作品を創り上げるという経験には、どこかスピリチュアルなつながりを感じました。今、祖国を離れて異国の地で定住するアフリカンを描いた美しい映画がたくさん公開されています。人々が話題にするような作品に自分も関われていることは、とても素敵なことですね」

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