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「店の書き方が悪いだろ」特売価格を求めて怒鳴った男性。だが、チラシに書かれていた自分のメモを見て黙った

  • 2026.10.9
「店の書き方が悪いだろ」特売価格を求めて怒鳴った男性。だが、チラシに書かれていた自分のメモを見て黙った

特売のチラシを広げた男性

仕事帰りに近所のスーパーへ寄りました。

店内は混み合い、どのレジにも列ができていました。

私が並んだレジでは、研修中の名札をつけた20代くらいの女性店員さんが、ひとりで会計をしていました。

私の前にいたのは、折りたたんだ特売のチラシを手にした50代くらいの男性客。私のうしろにも、さらに5人ほどが並んでいました。

「合計で、2480円になります」

店員さんが伝えると、男性はすぐにチラシを広げ、レジの画面と何度も見比べました。

「これ金額がおかしい、チラシの値段で打ち直せ」

「申し訳ございません。そちらの特売は、昨日で終わっておりまして…」

店員さんが説明すると、男性は名札に目をやり、さらに声を大きくしました。

「そんなの分かりにくいだろ。店の書き方が悪いんじゃないのか!」

店員さんは呼び出しのボタンを押しましたが、混雑していたためか、すぐには誰も来ません。

男性はその間もレジ台をこぶしでたたきながら、不満を言い続けました。

気づけば、やり取りは3分近く続いていました。

うしろの列も伸び、私もかごを持ったまま待つしかありません。

店員さんは何度も同じ説明をしていましたが、レジを操作する指は小さく震えていました。

店長が指さしたチラシの一文

そこへ、エプロン姿の40代くらいの店長がやってきて、店員さんの横に立ちました。

男性の話を聞いたあと、店長は落ち着いた声で尋ねました。

「お客様、そのチラシを確認させていただいてもよろしいでしょうか」

男性が差し出したチラシを、店長はレジ台の上に広げました。

「こちらですね。上の部分に『土日限り』とあります」

そう説明しながら、店長はチラシのすみに目を止めました。

そこには赤いペンで書き込みがありました。

「それと、こちらに『土曜に行く』と書いてありますね」

男性は店長が指した場所を見つめたまま、何も言わなくなりました。

近くに並んでいた何人かから、思わず漏れたような小さな笑い声が聞こえました。

私のすぐうしろにいた年配の女性も、口もとを手で押さえていました。

男性は顔を赤くすると、それ以上言い返すことなく2480円をトレーに置きました。

そしてチラシを折りたたんでポケットに入れ、会計を終えると早足で店を出ていきました。

店長は店員さんに小さく声をかけました。

「大丈夫。ちゃんと説明できてたよ」

それから待っていた客に頭を下げました。

店員さんは少しほっとしたような表情を見せると、背すじを伸ばし、次に並んでいた私のかごへ手を伸ばしました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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