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50代男性「隣に住む男性が自宅に押しかけて来ている」110番通報が…警察が駆けつけて発覚した“トラブルの原因”

  • 2026.10.21
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出典:photoAC ※画像はイメージです

隣の家から伸びてきた木の枝が、自宅の敷地に入り込んでいたら、みなさんはどうしますか。

実は、こうした庭木の管理をめぐる問題が、警察への通報につながることもあります。

筆者が警察官として勤務していた頃、隣家の木に腹を立てた男性が、自ら枝を切ってしまったというトラブルがありました。

当時の状況とともに、近隣トラブルを防ぐために気を付けたいポイントを紹介します。

隣人が自宅に押しかけてきた

ある日、50代の男性から「隣に住む男性が『家の周りの木をどうにかしろ』と自宅に押しかけてきている」と110番通報がありました。

筆者が現場へ向かうと、そこには通報者の隣に住む40代の男性がいました。

40代男性から詳しく事情を聞いたところ、トラブルの原因は、隣家の庭に生えている木だったのです。

男性によると、隣家の木の枝が伸び、自分の敷地内にまではみ出しているとのことでした。

男性は以前からその枝を迷惑に感じており、不満を抱えていたようです。

さらに、事情を聞く中で、男性は次のように話しました。

「腹が立ったので、剪定ばさみで枝を切った」

男性は、敷地内に伸びてきた枝を自ら切ってしまったというのです。

その後、木の管理をめぐって隣人同士のトラブルに発展し、50代男性が警察へ通報する事態となりました。

警察官が双方に伝えたこと

警察官は双方から事情を聞き、トラブルを解決するための話をしました。

まず、40代男性には、隣家の木が邪魔になっている場合でも、感情的に行動するのではなく、事前に相手へ冷静に事情を伝えることが大切だと説明しました。

また、当事者同士で話し合っても解決が難しい場合には、第三者を交えて話し合うことも一つの方法だと伝えました。

一方、木を所有・管理している50代男性にも、枝が隣の敷地へ伸びる前に剪定するなど、日頃から適切に管理することが重要だと説明しました。

庭木は、所有者にとっては普段から見慣れたものかもしれません。

しかし、隣人にとっては、敷地内に枝が伸びてくることで、生活上の不便や不満を感じる原因になることがあります。

今回の事例では、双方が警察官の説明を受け入れ、その場で和解することとなりました。

身近な庭木が近隣トラブルの原因になることも

庭木の管理をめぐる問題は、決して珍しいものではありません。

木の枝が隣の敷地へ伸びることに加え、落ち葉や日当たりなどをめぐって、近隣住民との間でトラブルが生じることも考えられます。

こうした問題を防ぐためには、木を所有・管理する側と、迷惑を受けている側の双方が、冷静に対応することが重要です。

木を管理している場合は、枝が隣の敷地へ伸びていないかなど、定期的に確認するようにしましょう。
一方、隣家の木に困っている場合は、不満をため込まず、早い段階で相手へ事情を伝えることが大切です。

なお、隣地から越境した木の枝については、一定の条件を満たせば、土地の所有者が自ら切り取ることが認められる場合もあります。

ただし、枝が自分の敷地に入っているからといって、どのような場合でも自由に切ってよいわけではありません。

法律上の条件を確認せず、感情に任せて行動すると、新たなトラブルを招くおそれがあります。

当事者同士での解決が難しい場合には、弁護士などの専門家へ相談することも検討しましょう。

庭木のような身近なものでも、対応を誤れば大きなトラブルに発展することがあります。お互いが気持ちよく生活するためにも、日頃から周囲への配慮と冷静な対応を心掛けましょう。


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