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女性「実家の窓ガラスが割られている」夜9時に110番通報→現場を確認すると……元警察官が気づいた“防犯上の盲点”

  • 2026.10.19
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

人が住んでいない空き家は、管理状況によっては犯罪の標的になることがあります。

私が警察官として勤務していた頃、空き家の窓ガラスが何者かに割られる事件がありました。

現場を確認すると、住宅の周囲には防犯上、気になる点がいくつもあったのです。

当時の状況とともに、空き家を管理する際に気を付けたいポイントを紹介します。

空き家の窓ガラスが割られる事件が発生

ある日の午後9時頃、50代の女性から「管理している実家の窓ガラスが割られている」と110番通報がありました。

私が現場へ向かい、女性から事情を聞いたところ、以前は女性の両親が暮らしていた住宅で、現在は誰も住んでいないとのことでした。

女性自身も別の場所で生活しており、空き家の様子を確認するために訪れるのは半年に1回程度だったそうです。

前回訪れた際には窓ガラスに異常はなかったため、その後の半年ほどの間に何者かが破損させたと考えられました。

そこで住宅の状況を確認すると、防犯上、気になる点がいくつかありました。

まず、敷地内には使わなくなった家具や家電などが置かれており、外から見ても長期間人が住んでいないことが分かる状態だったのです。

さらに、住宅の付近には防犯カメラや街灯がなく、夜間になると周囲は真っ暗になるような環境でした。

室内も確認しましたが、窓ガラスが割られていたものの、盗まれた物などは確認されませんでした。
周辺には滝などもあったことから、女性は「肝試し感覚で誰かがいたずらしたのではないか」と考えていたようです。

しかし、犯行の目的は分かっておらず、肝試しやいたずらによるものだったと断定できる状況ではありませんでした。

警察では被害届を受理しましたが、私が勤務していた時点では、犯人の特定には至っていませんでした。

空き家を管理する際に気を付けたいこと

今回の事例で注目したいのは、住宅が長期間使われていないことを、外から判断できる状態だったという点です。

空き家は人の出入りが少ないため、管理が行き届いていないと、いたずらや不法侵入などの標的になる可能性があります。

特に、敷地内に不要な家具や家電が放置されていたり、雑草が伸び放題になっていたりすると、長期間人が出入りしていない印象を与えかねません。

また、定期的な確認が行われていなければ、窓ガラスや鍵などが破損していても、すぐに気付くことが難しくなります。

そのため、空き家を所有・管理している場合は、できるだけ定期的に現地を訪れ、建物や敷地の状態を確認することが大切です。

具体的には、次のような対策が考えられます。

・敷地内の不要な家具や家電などを片付ける
・雑草の除去や清掃を行い、管理されている状態を保つ
・窓や出入口の施錠状況、破損の有無を確認する
・郵便受けに郵便物などをためない
・定期的に見回りを行い、異常がないか確認する

遠方に住んでいるなどの理由で、頻繁に訪問することが難しい場合は、空き家の管理業者などに見回りを依頼する方法もあります。

もちろん、こうした対策を行えば必ず被害を防げるわけではありません。

しかし、人の目が届いていることや、定期的に管理されていることが外から分かる状態を保つことは、防犯を考える上で重要なポイントです。

空き家は、誰も住んでいないからこそ、管理する人の防犯意識が重要になります。大切な住宅を犯罪から守るためにも、日頃から適切な管理を心掛けましょう。


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