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「25歳になったら辞めよう、と思っていました」今年デビュー20周年【佐々木希インタビュー】

  • 2026.10.7

女性が憧れる“可愛い”を体現する人——、今年、デビュー20周年。佐々木さんが醸し出す“穏やかな愛らしさ”は、常に私たちを魅了してきた。20年という月日の間に、結婚し、2児の母に。その人生にドラマがなかったわけではない。生き様は顔に出るというけれど、彼女の印象はまっすぐ、ピュアなままだ。だからこそ、知りたい。今の彼女のストーリーが。

仕事の評価は、全て自分の責任だからこそ、自らの意志で決断したい

地元の秋田でスカウトされ、芸能活動を始めたのが18歳のとき。芸能界からは程遠い場所にいたごく普通の女の子は、時代に愛され、あれよあれよという間にスターへの道を駆け上がった。「20代前半のころは、とにかく忙しくて。自分の意志がどこにあるのかも分からない、でも立ち止まって考える時間も余裕もなかった。華やかな世界にもなんとなくなじめなくて、“25歳になったら辞めよう”と思っていました」
 
しかし、自分で決めた“25歳”というリミットが近づくにつれ、心境に変化が。
 
「実は、少しずつ仕事が楽しくなってきていたんです。でも、自分で決めたルールを変えていいのか、そんなのは恥ずかしいのではないかと、重たい鎧を着ているような気持ちで過ごしていました」
 
迷う気持ちを、勇気を出して事務所に伝えたところ、「やりたいなら続けよう」と言われ、スッと心が軽くなったのを今でも覚えていると言う。
 
「今までと同じように続けるんじゃなくて、何かひとつちゃんとやりたい、自分の意志で仕事をしていきたいって思ったのは、そのときからです。当時、いただいたお仕事で、一番悔しい思いをしていたのが俳優業で。だからこそ、本気で演技をやってみようと決意したんです。全て自分の責任として、ちゃんと挑戦したい、頑張りたい。そんな風に思えるようになったら、少しずつ見える世界が変わりました」

母親から受け継いだ「ありがとう」をいつも胸に

コート¥621,500、セーター¥250,800、パンツ¥205,700、シューズ¥254,100(全てザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)、ロングネックレス〈LOVE〉[YG]¥2,019,600、ウォッチ〈ベニュワール〉[YG]¥2,956,800、ブレスレット〈サントス ドゥ カルティエ〉[YG]¥841,500、リング〈トリニティ〉[WG×YG×PG]¥289,300(全てカルティエ/カルティエ カスタマー サービスセンター)

自ら決めた道を歩む佐々木さんを支えてくれたのは、大好きなお母様の存在。
 
「母ひとりで子ども三人を育ててくれていたので、金銭的にも大変だったと思うのですが、毎日母が仕事から帰ってきた瞬間に、家がぱあっと明るくなるんです。その光景が今でも目に焼きついていて。だから母親は家族の中心だと思っていますし、私もどんなに忙しくても子どもの前ではなるべく笑顔でいたい。もちろん、日々の生活はジェットコースターのようで、笑顔ばかりと言うわけにはいかないけれど(笑)。母がいつも言っていたのは、“自分のことだけを考えるのではなく、周りの人に感謝をしながら生きなさい”ということ。この言葉が私の軸になっているし、今度は私が母親として子どもたちに伝えていきたいと思っています」

Profile_佐々木希(ささき・のぞみ)
1988年生まれ、秋田県出身。2006年『週刊ヤングジャンプ』の“ギャルコン2005 グランプリ”、雑誌『PINKY』の“プリンセスPINKY グランプリ”を受賞し、デビュー。俳優・モデルとして活躍するほか、自身のYouTubeチャンネルやワンマイルウェアブランド「INTIMITE(アンティミテ)」のプロデュースも手掛ける。10月2日には『佐々木希フォトエッセイ Natural』(講談社)を発売。

photograph:YUKI KUMAGAI styling:NORIKO SUGIMOTO[WHITNEY] hair:TAKAYUKI SHIBATA[SIGNO]
make-up:YUKA WASHIZU[beauty direction] model:NOZOMI SASAKI interview:MIWAKO YUZAWA
※素材の略号:WG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールド
otona MUSE 2026年11月号より

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