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【ボーディングスクール図鑑 Vol.10】「真の人間力」と個性を伸ばす共学校、ブライトン・カレッジ

  • 2026.10.5
© Brighton College

ロンドンから南へ約1時間。イギリス海峡に面したブライトンは、美しいビーチと歴史ある街並み、アートや音楽などのカルチャーが共存する、英国でもひときわ自由で洗練された空気を持つ街です。その郊外にキャンパスを構えるのが、1845年創立のブライトン・カレッジ。英国トップクラスの進学実績を誇りながら、学校が何よりも大切にしているのは「Kindness(思いやり)」。学力だけでは測れない、人としての豊かさを育てる教育で知られるボーディングスクールです。

ブライトン・カレッジとは?

© Brighton College

ブライトン・カレッジは、11歳から18歳までの男女が学ぶ共学校です。近年、その評価は目覚ましく、イギリスで権威のある賞をいくつも受賞。過去5年間の成績ではイングランドの学校の上位1%に入り、共学校として英国最高水準のAレベル、GCSEの成績を収めています。

卒業生の進学先には、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、UCL、ブリストル大学、ダラム大学をはじめとするラッセル・グループの名門大学が並ぶ一方で、海外大学への進学にも強く、校内にはアメリカの大学進学を専門にサポートするスタッフも在籍。最近はハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学、スタンフォード大学、MIT、コロンビア大学など、世界を代表する大学へ卒業生を送り出しています。

これほどアカデミックな学校でありながら、ブライトン・カレッジを語るうえで欠かせないキーワードが「Kindness(思いやり)」です。

学校が目指しているのは、単に試験で高得点を取る生徒を育てることではありません。ひとりひとりを愛情と優しさ、敬意を持って受け入れ、それぞれの個性を尊重し、そして才能ある教師たちとの出会いを通して、「自分が思っていた以上のことができる」と気づき、生涯にわたって学ぶことを楽しめる人間に育てることを大切にしています。

その考え方は入学選考にも表れています。副校長も兼任する入試部長のアンソニー・メレット氏はこう言います。「学校が求めるのは学力だけが突出した生徒ではありません。重視するのは、性格、好奇心、そしてこれから伸びていく可能性です。優しさがあり、学校生活に積極的に参加し、高い目標を持ちながら、周囲にもよい影響を与えられる生徒を迎えたいと考えています」。

ブライトン・カレッジの特徴、おすすめの理由は?

© Brighton College

ブライトン・カレッジでは教室外のアクティビティも多彩に揃っています。

課外活動は約150種類。ラグビー、ホッケー、クリケット、サッカー、ネットボールといった英国らしいスポーツから、水泳、陸上、テニス、フェンシング、ウォーターポロ、トライアスロン、さらにはゴルフやウェイクボード、英国の伝統舞踊モリス・ダンスまで、生徒たちは実に幅広い選択肢の中から興味のあるものに挑戦できます。なかでも日本人にとって興味深いのがラグビーです。ブライトン・カレッジは英国を代表するラグビー強豪校のひとつで、2015年にイングランドで開催されたラグビーワールドカップでは、日本代表チームのトレーニング拠点として使用されました。

© Brighton College

音楽や演劇の充実ぶりも、この学校の魅力です。音楽では毎週680もの個人レッスンが行われ、25以上のアンサンブルが活動。年間70以上のコンサートや音楽イベントが開催されています。演劇のために400席を備えるケアンズ・シアターと本格的なブラックボックス・スタジオがあり、年間5本の大規模な舞台作品を制作します。生徒が参加するのは演技だけではありません。演出、舞台監督、照明、音響、衣装、舞台美術など、ひとつの作品をつくり上げるあらゆる仕事を経験しながら、裏方仕事の大切さも学びます。2026年には『ヘイディズタウン』と『ベーオウルフ』が「ナショナル スクール シアター アワード」のベストミュージカル、ベストプレイにそれぞれノミネートされるなど、そのレベルは学校演劇の域を超えています。

© Brighton College

一方、未来を見据えたSTEAM教育にも力を入れています。生物、化学、物理、数学、コンピューターサイエンス、ロボティクス、デザイン・エンジニアリングなどを幅広く学び、欧州原子核研究機構(CERN)を訪れるアカデミック・トリップや科学オリンピックなどにも挑戦。特に注目したいのはAI教育で、新しいテクノロジーを「使う」ことだけではなく、それが社会にもたらす可能性と倫理的な問題の双方について考える機会を設け、識者による講演会なども多数実施しています。こうした刺激的な毎日の一方で、寮生にとって学校は「Home away from home=第二の我が家」となります。コンパクトな校内には6つのボーディングハウスがあり、校舎や食堂などの学校の施設と生活空間が身近につながる、ブライトン・カレッジならではの雰囲気があります。

ピッパズ・ガーディアンズのエリアマネージャーとして過去5年にわたり、多くのブライトン・カレッジの生徒を英国で保護者に代わって支えてきたエレイン・アレンに学校の様子を尋ねました。

「ブライトン・カレッジを訪れるのを、私はいつも楽しみにしています。学校に到着した瞬間から温かく迎えられ、セキュリティや受付のスタッフから寮のスタッフ、先生方まで、誰もが親切で思いやりにあふれています。特に印象的なのは、生徒ひとりひとりのウェルビーイングが学校生活の中心にあることです。寮では生徒の声に耳を傾け、一人の人間として尊重しながら丁寧にサポートしています。実際に私が生徒たちのお世話を日常的に行う中でも、寮のスタッフがひとりひとりに心を配り、励ます姿を何度も見てきました」

海辺の街ブライトンらしい明るく開放的な空気の中で、生徒は自分らしくあることを大切にしながら、互いを尊重し、安心して成長していきます。高い知性と、人を思いやる心。その両方を携えて世界へ羽ばたく人を育てることこそ、ブライトン・カレッジが目指す教育なのです。

ブライトン・カレッジの所在地、費用は?

© Brighton College

Brighton College(ブライトン・カレッジ)
創立:1845年
共学校
対象年齢:11歳から18歳
ヒースロー空港からの距離:約75分
全校生徒数:男子697名/女子578名
寮生の数:男子235名/女子211名
留学生比率:12%
国籍数:29か国
年間学費:£65,955(Year 12・フルボーディング、VAT込み)
カリキュラム:Aレベル
Aレベル科目数:27科目
課外活動:約150種類

英国の学びと寮生活に触れる、一日限りの留学フェアを東京で開催

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2026年10月25日(日)、英国ボーディングスクール24校の代表者が東京に集結。学びの特色から寮生活まで、各校の代表者と直接話しながら、お子さんに合う教育を探せる一日です。現役生が語るリアルな学校生活や、国際バカロレア(IB)・Aレベルの学びを紹介する4つの特別セミナーも開催。学力だけでなく、自立心や個性を育む英国の教育に触れ、お子さんの未来につながる選択肢を知ることができます。

ブリティッシュ・ボーディングスクール・フェア October 2026
日程:2026年10月25日(日)10時~16時(15時半受付終了)
会場:赤坂インターシティコンファレンス
東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティ 4F AIR3

協力/ピッパズ・ガーディアンズ https://pippasguardians.jp/

※この記事は2026年10月5日時点の内容です。

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