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「裸足ってラクなんだ」無理していた自分をやめた。ハイヒールを脱いで気付いたこと<理想じゃない人>

  • 2026.10.5

55歳からマンガを描き始めたナランフジコさんによる、夫・フジ夫さんとの出会いをつづったマンガ。
バブル全盛期に出会ったフジコさんとフジ夫さん。親から「家を出るのは結婚するときだけ」と言われていたフジコさんは、結婚資金を貯めるため節約生活を開始します。3年後、目標額に到達したフジコさんは、フジ夫さんにプロポーズ大作戦を開始。まず「私は、家を出たい」と宣言し、「でも、親は『結婚』でしか家を出してくれない」。だから……!

いきなりのプロポーズに一時停止(フリーズ)するフジ夫さんでしたが、フジコさんの本気度を察すると「断る理由ないよね。結婚しよう!」と快諾。でも、「『絶対幸せにする』なんて言えない」と飾らない本音を伝えるフジ夫さんに対し、フジコさんも「幸せにしてもらう気はない、2人で幸せを見つけたい」と答え、深く心を通わせます。派手な式は嫌という価値観も一致した2人です。

結婚することを両親に伝えると、両家の親が……。

私らしく生きるために!

フジコさんとフジ夫さん、それぞれに両親に結婚を報告すると「派手婚よ!!」

自分たちの希望とは違ったのですが、「まぁ、親が喜んでいただけるなら、それでいっか」とフジ夫さん。

フジコさんも、最後の親への顔立てだなと了承。

結婚式当日。

披露宴では、友人の漫才、恩師の歌、同僚のスピーチ、叔父さんの浪花節、叔母さんのマジック……などてんこ盛りでしたが、滞りなく披露宴は終了。

新婚旅行。

海沿いを歩くフジコさんとフジ夫さん。フジコさんはハイヒールで歩きづらそう。

「脱いじゃえば?」

「……もういいのか」フジコさんはハイヒールを脱ぎます。

裸足で砂浜を歩くフジコさんとフジ夫さん。

「私、ずっと無理して歩いていたみたい」

「そうなん?」

「裸足って、こんなにラクだったんだね」

「そりゃあ、自分の足のほうが歩きやすいよ」

あのころ。理想ばかり追いかけていた私は、本当に欲しかったものをまだ知らなかった。

長い人生。 嬉しい日も、苦しい日も、悲しい日もあった。

約束どおり、「幸せにする」とは誰も言わなかった。

だから私たちは、2人で幸せを探し続けた。

あの日、ハイヒールを脱いだ。

私は、私らしく生きることを選んだ。

50代になっても手をつなぎ散歩をするフジコさんとフジ夫さん。

「見て! あの雲、昔のフジ子ちゃんの髪型に似ているね!」

理想じゃない人を好きになって本当に、本当によかった。

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海辺でハイヒールを脱ぎ、裸足になるシーンは物語全体を象徴する屈指の名場面でした。理想(=ハイヒール)を脱ぎ捨て、フジ夫さんの隣で「素の自分(=裸足)」になれたフジコさん。「自分の足のほうが歩きやすいよ」というフジ夫さんの言葉は、彼女のこれまでの生き方をやさしく肯定してくれていました。

型通りの約束はなくても、2人で幸せを探し続けてきた月日。50代になっても手をつないで散歩をする2人の関係性こそが、最高のハッピーエンドの証明です。これからの未来にもたくさんの幸せがあふれていると確信させてくれる、素晴らしいフィナーレとなるお話でした!

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ナランフジコ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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