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ASCA、アニマーシブライブ「竜とそばかすの姫 - PROJECT LAYRA - 」で届ける“歌の力”「私の全てで皆さんにお返ししたい」

  • 2026.10.3
アニマーシブライブ「竜とそばかすの姫 - PROJECT LAYRA - 」LAYRA(レイラ)役のASCA (C)アニマーシブライブ「竜とそばかすの姫」製作委員会 width=
アニマーシブライブ「竜とそばかすの姫 - PROJECT LAYRA - 」LAYRA(レイラ)役のASCA (C)アニマーシブライブ「竜とそばかすの姫」製作委員会

細田守監督のアニメーション映画『竜とそばかすの姫』の物語から5年後を描く、アニマーシブライブ「竜とそばかすの姫 - PROJECT LAYRA - 」が10月10日より開幕する。「アニメ」と「イマーシブ」を掛け合わせ、作品世界を現実のシアター空間で体感する没入型音楽ライブショーだ。仮想世界<U>の新歌姫・LAYRA(レイラ)と、現実世界のオリジンであるコトミを、miwa、昆 夏美、鈴木このみ、みきまりあ、ASCAの5人が演じる。本稿ではASCAに、LAYRAとコトミに重ねた自身の姿や、役として歌うことへの挑戦、ステージに懸ける思いを聞いた。

【動画】世界初!アニマーシブライブ「竜とそばかすの姫 - PROJECT LAYRA - 」とは?

■LAYRAとコトミに重ねた、ASCA自身の物語

――アニマーシブライブ「竜とそばかすの姫 - PROJECT LAYRA - 」への出演オファーを受けたとき、どのようなことを感じましたか?

ASCA:もともと原作のファンで、劇場には3回足を運びました。当時、喉の調子があまり良くなくて歌に対して消極的になっていたのですが、歌の力をもう一度信じさせてくれた、私にとってとても大切な作品です。今回お話をいただけた瞬間は、初めての挑戦に対する不安よりも、諦めずに続けていればこんなにも素敵なご縁があるのだとうれしく、とても光栄な気持ちでした。

――原作映画の中で、特に印象に残っている場面や楽曲を教えてください。

ASCA:「歌よ」のシーンは今でも忘れられません。ベルとして放った第一声は、私自身が多くの人の前で初めて勇気を出して歌った瞬間を思い出しました。最初は心臓が飛び出そうなくらいドキドキしていて、恐怖感が高揚感に変わっていく感覚です。きっとすずは歌うことがどんどん好きになっていくんだろうなと確信しました。

――今回演じるLAYRAとコトミに、最初はそれぞれどのような印象を持ちましたか?

ASCA:LAYRAには60億人のファンがいます。私には計り知れないほどの責任や覚悟を持っているのだろうと感じ、彼女にはどんな景色が見えているのか、どんな気持ちで歌っているのかを知りたいと思いました。コトミはLAYRAと自分との乖離に苦しんでいるようにも感じました。「本当の自分はどこに?」という問いは、私の人生を一番重ねられると思いました。

――二人と向き合う中で、ご自身と重なったのはどのような部分でしょうか?

ASCA:どちらにも重なる部分があり、LAYRAの「聴いてくれるあなたがいる限り歌い続けたい」という願いは、私が活動を続けている理由そのものですし、コトミは自分に自信が持てなくても、勇気を出して歌うことを諦めなかった人だから、とても共感ができるんです。

――ステージに立っているときのご自身と、普段のご自身には、どのような違いがありますか?

ASCA:全然違いますね。ステージって、自分の中の潜在能力が解放される場所だと思うんです。例えば、お客さんのパワーを受けて、信じられない爆発力で会場をあおったりしますし。それは練習では絶対にできないことなんですよね。自分をさらけ出すのは怖いことですけど、新しい自分や新しい景色と出会えるから、ライブはやめられませんね。

■観客と完成させる、バーチャルとリアルの世界

――LAYRAを演じることへの向き合い方は、レコーディングや稽古を通してどのように変わりましたか?

ASCA:初めは「演じなければ」と思っていたのですが、「5人5色のLAYRAでいい」というチームの皆さんのお言葉を受けて、レコーディングではこれまで磨いてきた歌や表現をLAYRAの楽曲に染み込ませながら歌わせていただきました。実際に稽古が始まってからは、LAYRAという人物の解像度がどんどん上がっていき、「60億人に届け!」というスケールの大きな気持ちは忘れずに臨んでいます。

――LAYRAの人柄を、どのように捉えていますか? ご自身の活動への思いと重なる部分も教えてください。

ASCA:LAYRAはきっと、とてもピュアな人だと思います。支えてくれる人や自分の歌を聴いてくれる人がいなければLAYRAは存在しない。誰よりもそのことを深く受け止め、感謝し、その思いを愛に変えて歌っている。人一倍謙虚で、ひたむきな姿に人々は惹かれて応援したくなるのだと思うし、私自身もそうありたいと思いながら活動をしています。

――本作のオープニング曲でもある『わたしはLAYRA』には、どのような物語を感じましたか?

ASCA:この楽曲はLAYRAのデビューシングル。そこに至るまでの苦しみや、これから歌い続けていく覚悟を記したマニフェストのような楽曲だと感じ、私の中のLAYRA像をより深く肉付けしてレコーディングに臨んだのですが、彼女の繊細さやピュアさを表現するために、声を深くしすぎない歌唱法で挑みました。

――今回、アニマーシブライブならではの表現にどのような可能性を感じていますか?

ASCA:絶賛稽古中なのですが、バーチャルのLAYRAに合わせてせりふを言ったり、歌い踊ったりすることが初めての経験で、とても楽しくやらせていただいています。映像の中のキャラクターと生の声で掛け合いをしたり、動きをリンクさせながらライブをしたりすることで、バーチャルとリアルをつないでいきます。

会場には大きなLEDパネルが正面と左右に常設され、最新機材を駆使したステージ演出が加わることで、圧倒的な没入感をお楽しみいただけると思います。そして、皆さんに参加していただくことで完成するのが、アニマーシブライブの一番の魅力です。

――最後に、本作で届けたい新たな姿と、公演を楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。

ASCA:世界初の試みであるプロジェクトに参加させていただき、私自身も初めての挑戦をたくさんさせてもらえていることを、本当にありがたく光栄に思っています。

舞台で一人二役を演じたり、映像に合わせて歌い踊ったり、素晴らしい舞台チームの皆さんのおかげで、歌以外での表現の楽しさを教えてもらいました。

4年前、『竜とそばかすの姫』が届けてくれた“歌の力”を、今度は私の全てで皆さんにお返ししたいと思います。そしてぜひ、<U>の一員として会場に遊びに来てください。アニマーシブライブならではの仕掛けが、あなたを待っています。

(取材・文:吉野庫之介)

アニマーシブライブ「竜とそばかすの姫 - PROJECT LAYRA - 」は、10月10日~11月15日、MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000にて開催。

世界初!アニマーシブライブ「竜とそばかすの姫」とは?

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