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「AIのいいなり投資」からの脱却を目指す「AI時代の投資リテラシー」セミナーが開催、AI活用のリスクを学ぶ

  • 2026.10.2

不動産投資を中心に資産形成の支援を行うプロパティエージェント株式会社主催の「“投資の日”を前に学ぶ『AI時代の投資リテラシー』セミナー ~AIのいいなり投資にならないために~」が10月2日、都内で開催された。セミナーには20名が参加し、投資におけるAI活用のリスクや、AIから得た情報をどのように確認・判断していくべきかについて様々な形式で進行した。。

「AIのいいなり投資」とは、生成AIの回答を自分で確認・検証しないまま、そのまま投資判断に採用することを指す同社の造語。今回のセミナーは、昨年開催された「なんとなく投資」への注意喚起をテーマとしたセミナーの続編として、AI時代の投資判断に焦点を当てたもの。

山本悟史CMO

10月4日の「証券投資の日」を前に行われたこの日のセミナーは、「調査『投資へのAI活用の実態調査』結果発表」、「投資における“最適なAIとの向き合い方”とは?」、「体験型ワークショップ『AIの答え、私はこう確かめる』」という3つのプログラムで構成された。

「調査『投資へのAI活用の実態調査』結果発表」では、プロパティエージェントが2026年7月に実施した「投資へのAI活用の実態調査」(投資経験者545名)で、生成AIの回答を確認・検証しないまま投資判断に採用する“AIのいいなり投資”が広がりを見せていることが明らかになった。

調査結果によると、投資判断の際に参考にしたことがある情報源として「生成AI(ChatGPT・Gemini等)」を挙げた人が「32.8%」に達し、約3人に1人がAIに投資の相談をする時代になっていることが分かった。20代(94名)に限ると「46.8%」で、「証券会社・銀行・FPなどの専門家」(37.2%)を上回り1位となっている。

投資判断で生成AIを参考にする人のうち、「AIの回答だけを根拠に、自分で十分に確認せず投資をしたことがある」人(111名)では「85.6%」が損失・後悔を経験している。一方、そうしたことがない人(68名)ではその割合が「19.1%」に留まった。その差は約4.5倍。「AIを使うこと自体」ではなく、「確認を挟むかどうか」が結果を分けていることが浮き彫りになった。

左から:国山ハセン氏、並河進氏

『投資における“最適なAIとの向き合い方”とは?(国山ハセン氏・並河進氏 × モデレーター/対話形式)』では、プロパティエージェントの親会社となるミガロホールディングスの山本悟史CMOがモデレーターを務め、元TBSアナウンサーでFOX UNION代表の国山ハセン氏と、dentsu Japanチーフ・AI・オフィサー 主席AIマスター / エグゼクティブ・クリエイティブディレクターの並河進氏が登壇した。

国山氏は、株式投資をする際、「次に来る個別銘柄は何?」とAIに質問したことがあると明かした。実際に投資したあと、株価は変動し、最終的には「塩漬け状態」になったそう。「ハイリスクな投資みたいなことをしてしまったのは、一つ失敗談としてはありますね」と振り返った。

並河氏は、AIの専門家の視点から、AIが古い情報やWeb上にある正確さに欠ける情報などを参考にしてしまっているときに「間違っている情報」を提示するリスクなどがあると指摘した。

山本CMOは、投資の目的は人によって違うことを説明したうえで「『自分自身にしか判断できない』ということを認識してAIと付き合っていくことがよいのでは」と見解を示した。

『体験型ワークショップ「AIの答え、私はこう確かめる」(国山ハセン氏・並河進氏による総括コメント)』では、参加者たちがChatGPTを使って、納得できるポートフォリオ作りに挑んだ。

イベントの最後、並河氏は、人にもAIにも「投資の学び」を深めてほしいとコメント。

国山氏は「人と人との繋がりで一次情報が手に入ることもあると思います」としたうえで、「最終的な自己判断をぜひ楽しみながら、AIを活用して投資を行っていただければなと思いました」とセミナーに参加した感想を語った。

山本CMOは「今日のセミナーが、今日から・明日からの投資におけるAIとの向き合い方のようなもののヒントになればなと思います」と言葉にした。

大きな社会課題になっているAIをテーマにしていることもあり、参加者たちは真剣なまなざしで登壇者たちの話に耳を傾けた。

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