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「この光景を待ちわびていた」今だけ、早朝だけの絶景 北海道・十勝①【写真9枚】

  • 2026.10.1

数多くの「絶景」を持つ北海道。
観光情報にはなかなか載っていない、「日常の絶景」も多くあります。

今回は、HBC帯広放送局のカメラマン・大内孝哉さんが撮影した、秋の早朝の風景をお届けします。

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」

朝と夕方で景色がまったく違う!

ここ最近の十勝平野はひんやりとした風が吹き始め、朝は1桁台の気温が観測されるようになり、昼間には20度を超えています。寒暖差がとても激しくなってきました。

寒暖差がある十勝平野は、そのときそのときの気温で見られる景色も変わります!

「今の時期の、朝と夕方にしか見られない!」そんな景色をシリーズでお送りいたします!

この記事は第1回、秋の「早朝」の風景です。

Sitakke

・撮影日:2026年9月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/100
・絞り f/7.1
・ISO 2000

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

早朝、午前4時ごろ。
まだ視界もはっきりしない薄暗い中、街灯の灯りを頼りに農村地域に車を走らせます。

道中は夜が明ける前ということもあり、とても静か。
自分の走る車の音が響き渡ります。

Sitakke

・撮影日:2026年9月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/100
・絞り f/11
・ISO 2500

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

早朝4時半を過ぎたころ、空の色は赤、紫、青、オレンジとさまざまな色が混ざり始め、まるで万華鏡のような空。

「あと少しで日が昇ってくる!」と思い、日の出を狙っていたのですが、一向に太陽は現れません。

Sitakke

・撮影日:2026年9月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/100
・絞り f/9.0
・ISO 1250

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

この日は撮影時の車の気温計が9度を指しておりましたが、前日は日中の平均気温が25度ほどになった暑い日でした。

これだけ寒暖差があるときに出現する気象現象が「霧」です。

Sitakke

・撮影日:2026年9月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/1250
・絞り f/9.0
・ISO 1000

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

そう、この濃霧によって太陽が姿を隠し、なかなか景色の中に出てきませんでした!

でもこの霧は絶好の撮影チャンス。
音楽ライブ会場でよく使われるスモーク演出のように、十勝平野の景色を幻想的に霞ませます。
アーティストが出てくる前のドキドキに似ていますね。

Sitakke

・撮影日:2026年9月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/100
・絞り f/9.0
・ISO 1250

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

5時を過ぎ、待つこと10分。
まだ霧は濃かったのですが、「必ず太陽が現れる!」と経験上なんとなくの謎の自信があり、それは間違いではありませんでした。

霞みがかる景色に奥行きを作るように、ふわっとゆっくりゆっくり太陽が昇ってきました。

そうなのです。この光景を待ちわびていたのです!

Sitakke

・撮影日:2026年9月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/160
・絞り f/14
・ISO 1000

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

Sitakke

・撮影日:2026年9月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/160
・絞り f/18
・ISO 1000

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

Sitakke

・撮影日:2026年9月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/2500
・絞り f/9.0
・ISO 1000

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

太陽が出てくるだけで、あたりの景色は一変します。

朝露をまとう作物は、スポットライトが当たったかのように輝き始め、建物は輪郭をくっきりと現し、景色に散らばるさまざまな色はコントラストを強くします。

この時間が特別なのです。
早朝に撮影する理由はこの光景にあります。

Sitakke

・撮影日:2026年9月
・場所:芽室町

・シャッター速度 1/200
・絞り f/14
・ISO 1000

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

しばしこの空気感の撮影を楽しんだ後、「この霧だと、もしや雲海が見られるのではないか?!」と思い始め、毎年この時期に行っている撮影スポットへ向かいました。

待っていたのは、魔法がかかったような美しさでした。
続きは次回の記事でお伝えします。

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」

撮影・文:HBC帯広放送局 大内孝哉
2015年からテレビカメラマンとして、主にニュースやドキュメンタリーを撮影。担当作品に映画/ドキュメンタリー「ヤジと民主主義」「クマと民主主義」や、ドキュメンタリー「核と民主主義」「ベトナムのカミさん〜共生社会の行方〜」「101歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~」など。
2023年10月から帯広支局に異動。インスタグラム@takayasunset0921では、プライベートで撮影した北海道の写真を公開中。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2026年9月)の情報に基づきます

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