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「パソコンの仕組みを作った一番偉い人を出せ」無理な要求で30分電話を切らない客…上司に代わった途端、空気が変わった

  • 2026.10.3
「パソコンの仕組みを作った一番偉い人を出せ」無理な要求で30分電話を切らない客…上司に代わった途端、空気が変わった

何度説明しても戻ってくる同じ要求

30代の僕は、平日の夜にコールセンターでアルバイトをしています。

担当はパソコンの使い方についての問い合わせ窓口です。

机には分厚いマニュアルと、よくある質問をまとめた一覧表。

ヘッドセットをつけ、画面に表示される受付番号を確認しながら、一件ずつ対応しています。

その日の夕方、電話をかけてきたのは50代くらいの男性でした。

質問は、パソコンの中がどんな仕組みで動いているのかというものでした。

「だから、中の部品がどうやって画面に文字を出してるのか聞いてるんだよ」

「申し訳ありません。こちらは操作方法をご案内する窓口ですので、機器内部の詳しい仕組みについては…」

最後まで言い終える前に、男性が声を重ねました。

「お前じゃ話にならない」

そして、続けてこう言ったのです。

「パソコンの仕組みを作った一番偉い人を出せ」

思わず言葉に詰まりました。どう答えれば納得してもらえるのか、すぐには思いつきません。

それでも声の調子を崩さないようにしながら、言い方や順番を変えて説明を続けました。

しかし返ってくる要求は変わりません。気づけば同じ内容を説明するのは5回目。画面の通話時間は30分を超えていました。

30分を過ぎて、上司に引き継いだ

これ以上は難しいと判断し、「少々お待ちください」と伝えて保留にしました。

僕は後ろの席にいた40代くらいの男性の上司へ事情を説明しました。

上司は小さくうなずくと、そのまま通話を引き継いでくれました。

「お電話代わりました。責任者の者です」

上司の声は、いつもと変わらず落ち着いていました。

「お客様がお求めの方は、この窓口にはおりません。お問い合わせいただいた内容については、先ほどの担当者からご案内した内容が、こちらでお答えできるすべてとなります」

さらに、詳しい内容を確認できる窓口の番号を案内すると伝えました。

しばらく上司は相手の返事を待つように黙っていました。

その後、短く「かしこまりました」と答え、通話は終了しました。

上司がかけてくれた一言

ヘッドセットを外した上司が、僕の方を振り返りました。

「大丈夫。対応は間違ってなかったよ」

それから少し笑って続けました。

「5回も同じ説明をして、それでも声を荒らげなかったんだろ。よく対応したな」

隣の席の先輩も、こちらを見て小さく親指を立ててくれました。

30分以上続いた対応で、正直かなり疲れていました。それでも、自分の対応を見てもらえていたのだと思うと、少しだけ肩の力が抜けました。

僕は冷めたお茶をひと口飲み、再び点灯した着信ランプを確認しました。

そして気持ちを切り替え、次の電話に応答しました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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