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髙橋塁のゲイ公表、世界で報じられる 同性婚の五輪金メダリストが明かした、『海外バレー界の同性愛の現実』とは

  • 2026.9.30

バレーボール日本代表の主力として活躍する髙橋藍。

彼の兄である26歳の髙橋塁もサントリーサンバーズ大阪でプレーするバレーボール選手だ。兄弟は今年4月までチームメイトとして一緒にプレーしていた。

そうしたなか、髙橋塁は、ゲイであることをSNS上で公表した。

「ご報告 サントリーサンバーズ大阪の髙橋塁です。

僕は幼き頃から、自分自身のある一面について向き合うことを恐れ、悩み、自分自身を否定していました。それは、僕がゲイであり、セクシュアルマイノリティの一人であるということです。

約2年間、弟の髙橋藍と同じチームで過ごしたことが僕にとって何よりも大きく、藍と話したことをきっかけに、初めて自分自身を認めることができました。

自分の気持ちを言語化することで心を整理することができ、少しずつ「ありのままの自分でいい」と思えるようになりました。

ここまで自分自身と向き合うことができたのは、藍との時間をはじめ、これまでそばで支えてくれた家族、チームメイト、チームスタッフ、そして関係者の皆さんの存在があったからです。

これまで様々な場面で支えてくれたことに、心から感謝しています。

新しいシーズンを迎えるにあたり、いつも応援してくださるファンの皆さんにも、このタイミングで自分自身の言葉で伝えておきたいと思いました。

これからも、バレーボールに尽力し、様々な場面で自身の成長のために頑張っていくことに変わりはありません。

そして、理由や背景は違っても、自分自身を受け入れられずに悩んでいる方にとって、僕が自分自身と向き合い、自分の言葉で伝えることが、少しでも何かのきっかけになれば嬉しく思います。

突然のご報告となりましたが最後まで読んで頂きありがとうございます。これまでもファンの皆さんをはじめ、沢山の方々に応援して頂き心から感謝しています。これからも、髙橋塁らしく、バレーボールを通じて成長していきたいと思います。」

弟の藍は「塁は塁」と兄の告白にエールを送っていた。

また、バレーボール男子代表のドウグラス・ソウザも高橋を応援するコメントを寄せている。

「国も文化も違うけれど、同じスポーツだし、同じ闘いもある。

あなたは一人ではない。心からの応援を送るとともに、あなたの幸せと成功を願っている」

31歳のソウザは2016年リオ五輪の優勝メンバーでもあるスター。

2018年にブラジルの男子バレー代表として初めてゲイであることを公表した選手でもある。

それによって誹謗中傷を受けることもあったが、9年間交際してきた男性と今年結婚した。

ソウザは、『VEJA』のインタビューでこう語ったことがある。

「(ブラジルの)学校では女子はバレーをやり、男子はサッカーをやる。でも、プロの世界に入ると、男性は異性愛者ばかり。

『(バレーは)ゲイのスポーツ』と言われるが、実際にはそうではない。誤解されている。

『ゲイのスポーツ』と言われるけれど、プロの世界に入るとショックを受ける。自分と同じような人が見当たらない環境。

残念ながらバレーボール界は世間で思われているほど多様性が受け入れられてはいない」

なお、ブラジルでは2015年から同性婚が認められている。

髙橋塁の同性愛公表は「日本のプロスポーツ界においてゲイであることを公表した初の男性選手となり、LGBTQとスポーツ史に名を刻んだ」などと海外でも報じられている。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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