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40代男性「新居は僕の会社から30分以内で」急に黙り込んだ彼女の本音…破局危機から“成婚”へ逆転できたワケ

  • 2026.10.23
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出典:photoAC ※画像はイメージです

皆さま、こんにちは。認定婚活カウンセラーの辻田圭佑です。

結婚が現実味を帯びてくると、「どこに住むか」という話題が、そろそろ顔を出します。今回は、真剣交際(1人に絞って進む交際)2か月目の40歳・会社員の男性が、新居の話を切り出した途端、お相手の女性が黙り込んでしまった場面を振り返ります。

私が担当する男性が、後日、女性本人から聞いた話をもとに、まずは黙り込んだ女性の側から、あの日を振り返ります。

デートの途中、彼はこう切り出しました。

「新居は、僕の会社から30分以内で探そう。家賃は月15万円までなら大丈夫だよ」

早く話を進めて、安心してもらいたい。

そんな気持ちからの一言でした。お相手は、別の結婚相談所に入会している36歳・会社員の女性。「そうなんだ」と小さく答えたきり、帰るまで口数が少なくなりました。

黙っていた2週間、彼女が考えていたこと

帰りの電車で、彼女はすぐに経路を調べました。彼の職場に近い街から、自分の職場まで。乗り換えが1回あって、片道60分ほど。

今は25分で通えているので、毎日の移動は2倍以上になります。実家までは車で10分、毎週末のように通う暮らしも、電車では気軽に行けなくなります。

けれど、プロポーズも近いこの時期に、水を差してしまうのではないか。そう思うと、言葉が出てきませんでした。翌週のデートは「仕事が立て込んでいて」と見送りました。半分は本当で、半分は、気持ちを整理する時間がほしかったからです。

次に会った日、彼のほうから「この前、黙っていたのは、どうして?」と尋ねられて、ようやく口にできました。

「条件は分かったけど、私の通勤のことは、考えてくれてた?」

悪気のなかった彼が、見落としていたこと

その話を、彼は面談の場で私に報告してくれました。

彼は女性の職場の場所こそ知っていたものの、通勤にかかる時間は尋ねたことがありませんでした。実家が車で10分の距離にあることも、毎週末のように通っていることも、初めて聞く話だったといいます。

彼に、相手を困らせるつもりは少しもありませんでした。話し合いのはずが、片方の条件を発表する場になっていた。原因は、そこにありました。

そこで、宿題を1つ出しました。通勤時間、実家までの距離、家賃の上限。この3つを、2人がそれぞれ書き出して見せ合うことです。切り出し方も、条件ではなく質問に変えてもらいました。

「どのあたりなら、無理なく通えそう?」

書き出して見えた、2人の「ちょうどいい」

並べてみると、彼は「通勤は片道30分以内」「実家まで2時間以内」「家賃は15万円まで」。彼女は「通勤は片道45分まで」「実家まで1時間以内」「家賃は14万円まで」でした。

2人の職場の間で探してみると、乗り換えなしでどちらにも出られる駅が見つかりました。

彼は25分、彼女は15分ほどで通え、彼女の実家へも電車で40分ほどです。

「職場の近くしか頭になかったけど、こんな駅があったんだ」

と、彼は笑っていました。家賃は低いほうに合わせて、月14万円まで。その1か月後にプロポーズ。2人は成婚(結婚が決まり、結婚相談所での活動を終えること)しました。

成婚のあと、彼女が彼に伝えた言葉があります。

「どこに住むかより、一緒に決めてくれたのが嬉しかった」

新居探しは、物件サイトを開く前に、通勤時間・実家との距離・家賃の上限を、お互いに書き出して見せ合うところから。

頭に「ここがいい」という街が浮かんでいても、その名前を口にする前に、「そちらの通勤は、どのくらいなら無理がない?」と聞いてみてください。住まいの話は、条件を伝える場から、2人で決める時間に変わります。


ライター:辻田圭佑

結婚相談所Ti Amo(ティ アモ)代表。2020年に開業し、IBJ正規加盟店として婚活のサポートを行う。認定婚活カウンセラー、宅地建物取引士、認定AFPの資格を持ち、「結婚・住まい・お金」をつなげた人生設計の相談にも応じている。

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