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結婚を見据え“家探し”を始めたカップル…「家を買うなら、親から借りればいいじゃん」38歳男性の一言に、女性が思わず戸惑ったワケ

  • 2026.10.28
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出典:photo AC ※画像はイメージです

皆さま、こんにちは。
婚活アドバイザー・恋愛コンサルタントの望月椏栖華です。

住宅購入では、予算を少し広げるだけで選べる物件が大きく変わることがあります。
希望していた駅に近づけたり、もう一部屋増やせたり、築年数を新しくできたりするため、「あと少し資金があれば」と考える場面も出てくるでしょう。

今回ご紹介する二人も、まさにその段階にいました。

ところが、足りない頭金をどう補うかという話から、女性が予想していなかった選択肢が出てきます。

それが、「親から借りる」という方法でした。

予算を少し上げれば、“ほしい家”に手が届きそうだった

38歳のAさんと35歳の女性は真剣交際に入り、結婚後数年以内には住宅を購入したいと考えていました。

まだ今すぐ契約する段階ではありませんでしたが、休日に不動産サイトを見たり、気になるエリアの相場を調べたりすることは増えていました。

二人が見ていたのは、通勤しやすい場所にある2LDKから3LDK程度の物件です。
しかし、希望していた立地や広さを満たそうとすると、当初考えていた予算を少し超える物件が多くなりました。

女性はそこで、駅から少し離れた場所まで範囲を広げてもいいと考えていました。

無理に希望条件をすべて満たすより、結婚後の生活に余裕を残しておきたかったからです。

ところがAさんは、条件を下げる前に「資金を増やす方法」を考えました。

その流れで出てきたのが

「頭金が足りなかったら、うちの親から借りればいいじゃん」

という一言でした。

女性にとって意外だったのは、金額よりも「親から借りる」という発想があまりにも自然に出てきたことでした。

Aさんにとって、家族間の貸し借りは特別なことではなかった

Aさんの両親には、ある程度の資産がありました。
過去には、Aさんの兄弟がまとまったお金を必要とした際にも、両親が一時的に貸したことがあったそうです。

そのためAさんの家庭では、家族がお金に困ったときに、余裕のある人が一時的に助けることへ大きな抵抗がありませんでした。

Aさん自身も、親から住宅資金を借りることを「援助してもらう」とは捉えていませんでした。

借りた分は返して、そのうえで利息まで払わなくて済むなら、金融機関から余計に借りるより合理的だと考えていたのです。

実際、数字だけを見るとAさんの考えにも理由があり、住宅ローンの借入額を増やせば、それだけ支払う利息も増えます。

親から無利息で借りられるのであれば、総支払額を抑えられる可能性もあります。
女性も、その仕組みが分からなかったわけではありません。

ただし、「得かどうか」だけで考えると見えなくなる負担があるように感じていました。

女性には、“返済先が義両親になる”ことのほうが重かった

女性が引っかかったのは、住宅ローンの額ではありませんでした。
もし数百万円をAさんの両親から借りれば、結婚後しばらくは義両親に返済を続けることになります。

その状態で、本当に住宅のことを二人だけで決められるのか。

女性はそこが気になりました。

たとえば、購入する家について義両親から意見を言われたとき。

「お金を借りているのに、そこまで口を出さないでください」と簡単に言えるとは限りません。

将来、リフォームや売却を考えた場合にも、まだ返済が残っていれば気を遣うかもしれません。

義両親が実際に口を出す人かどうかは、この時点では分かりませんでした。
それでも女性にとっては、「何も言われないはず」という前提で数百万円を借りること自体に抵抗がありました。

そこで女性は、借りられるから借りるのではなく、多少条件を下げても自分たちの資金だけで買える家を選びたいと考えるようになります。

Aさんは最初、女性がそこまで気にする理由を十分には理解していませんでした。

親から借りても毎月返済するのであれば、銀行へ返すのと大きく変わらないと感じていたからです。

しかし女性にとっては、返済額ではなく「誰に返すのか」が大きな違いでした。

“理想の家”より、“親に借りなくても買える家”へ条件を変えた

二人は一度、住宅探しそのものを止めました。
そして、「いくらまで借りられるか」ではなく、「親からの資金を入れずに、どこまでなら無理なく買えるか」という基準で予算を組み直します。

すると、当初見ていた物件より価格を下げる必要があることが分かりました。

その代わり、条件を全部落とすのではなく、優先順位を整理しました。

二人が残したのは、通勤に無理がないことと、結婚後の生活に必要な広さです。

一方で、築年数や駅からの距離については少し範囲を広げました。

その結果、当初より価格を抑えても候補になる物件が見つかるようになりました。
Aさんも、女性が住宅購入そのものに消極的なのではなく、「義両親から借金した状態で新生活を始めたくない」と考えていることを理解するようになります。

最終的には、親からの借入を住宅購入計画から外し、自己資金と住宅ローンだけで無理なく購入できる予算に変更しました。

二人は真剣交際を継続し、結婚準備を進めながら新しい条件で物件を探しています。

家族から借りるお金には、金利以外の“コスト”もある

親から住宅資金を借りること自体が、必ず問題になるわけではありません。
親子間でお金を貸し借りすることへの抵抗が少なく、返済方法まで明確にできている家庭もあります。

むしろ金融機関から借りるより負担を抑えられ、合理的に感じる人もいるでしょう。

ただ、結婚すると、その貸し借りには配偶者も関わることになります。

本人にとっては気を遣わない相手でも、配偶者にとっては義両親です。

同じ300万円でも、「銀行へ返す300万円」と「義両親へ返す300万円」では、感じる重さが違うことがあります。

今回の女性も、親からお金を借りる行為そのものを否定したわけではありませんでした。
自分たちの住宅を買うために、義両親との間へ大きな金銭関係を作ることを避けたかったのです。

住宅購入では、金利や返済額だけを見れば最も得に見える方法が、夫婦にとって最も納得できる方法とは限りません。

どこからお金を用意するかによって、人間関係まで含めた負担が変わることもあります。

家を選ぶ前に、どこまで家族のお金を頼るのか。

そこに対する感覚も、二人で確認しておきたい部分です。

プロフィール

望月椏栖華
婚活アドバイザー・恋愛コンサルタント。結婚相談所での会員サポートや、お見合い・仮交際・真剣交際に関する相談対応を経験。婚活中の男女に向けて、交際の進め方やコミュニケーションに関するアドバイスを行っている。

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