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年収750万円の男性「貯金はほとんどしてないよ」→女性が交際終了を決めた…“年収では分からなかった価値観の違い”

  • 2026.10.19
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出典:photoAC ※画像はイメージです

皆さま、こんにちは。婚活アドバイザー・恋愛コンサルタントの望月椏栖華です。

婚活では、相手の年収を結婚後の生活を考える一つの目安にすることがあります。

ただ、同じ年収でも、お金の残し方や将来への備え方まで同じとは限りません。

今回ご紹介するのは、年収約780万円の男性Aさんと順調に交際していた36歳女性のケースです。

真剣交際を考える段階まで進んでいましたが、7回目のデートで初めて知った貯金事情から、女性は二人のお金に対する考え方の違いを意識するようになりました。

女性が安心していたのは、年収だけが理由ではなかった

41歳のAさんは、安定した会社に長く勤めていました。

年収は約780万円。

36歳の女性とは約3か月にわたって交際を続け、住みたい地域や結婚後の働き方についても話せる関係になっていました。
女性自身も働き続けるつもりで、男性の収入だけを頼りに生活したいと考えていたわけではありません。

それでも女性はAさんについて、「お金の面では大きな心配はなさそう」と感じていました。

理由は収入だけではありません。

デートで必要以上に高級店を選ぶことはなく、高価なブランド品を次々に買っている様子もありませんでした。

趣味や旅行を楽しんでいることは知っていましたが、女性から見ると、収入の範囲内で無理なく楽しんでいるように映っていたのです。

女性自身は、毎月給料が入ると一定額を先に貯蓄へ回すタイプでした。
何か具体的な目的がなくても、「将来何があるか分からないから残しておく」という感覚が習慣になっています。

Aさんも程度の差はあっても、似たような考えだろう。

女性は特に確認することなく、そう思っていました。

「実は今、貯金はほとんどない」で前提が崩れた

7回目のデートでは、落ち着いた和食店を選びました。
この頃には真剣交際の話も出始めており、会話の内容も自然と具体的な結婚生活へ移っています。

その日、二人が話していたのは住宅についてでした。

すぐに購入するとは決めていませんでしたが、いずれ家を買うならどのくらいの予算が現実的かという話になりました。

女性が

「頭金ってどのくらい用意するイメージ?」

と尋ねると、Aさんは少し間を置いて答えました。

「実は今、貯金はほとんどないんだよね」

女性は予想していなかった答えに驚きました。

借金があるのかと確認すると、Aさんは「そういうのはないよ」と否定します。

では、なぜほとんど残っていないのか。

Aさんは

「旅行や趣味にも使ってきたし、結婚が決まってから本格的に貯めればいいと思ってた」

と説明しました。

さらに、「収入はあるから、必要になればこれから貯められる」と話します。
Aさんにとっては、それほど深刻な話ではありませんでした。

女性にとっては、そこで初めてお金に対する二人の前提が違うことが分かったのです。

男性は“今を楽しむお金”、女性は“先に残すお金”と考えていた

Aさんは、これまでの使い方を浪費だとは考えていませんでした。
旅行が好きで、連休には国内外へ出かける。

趣味にもある程度お金を使いますが、支払いに困ったことはなく、借金や滞納もありません。

独身で扶養する家族もいない以上、自分で稼いだお金を経験や好きなことに使ってきたという感覚でした。

結婚して家を買う、子どもを育てるなど、明確な目的ができればその段階から支出を減らして貯めればよい。

Aさんはそう考えていました。
一方、女性のお金に対する考え方は異なります。

目的が決まってから貯めるのではなく、いつ必要になっても対応できるように、先にある程度を残しておきたいタイプでした。

住宅だけではありません。

病気や転職、家電の買い替えなど、予想していなかった出費が重なる可能性もあります。

そのため女性が気にしたのは、「現在の貯金額が少ない」という一点ではありませんでした。
41歳になるまで、まとまった資金を残す必要性をあまり感じてこなかったこと。

そこに、自分との大きな違いを感じたのです。

「これから貯める」と言われても、女性の不安は消えなかった

女性が不安を伝えると、Aさんはすぐに改善案を出しました。

「じゃあ結婚するなら、これから毎月10万円ずつでも貯めればいいんじゃない?」

年収を考えれば、Aさんにとって現実離れした提案ではありません。

女性も、本当に毎月貯蓄を続ければ、今後資金を作っていけることは理解していました。
それでも、真剣交際へ進む気持ちは戻りませんでした。

女性が気にしていたのは、Aさんに貯金能力があるかどうかではなかったからです。

  • 必要になったら始めればいい
  • 今使えるお金は、今楽しむために使ってもいい

その感覚と、自分の「必要になる前から備えておきたい」という考えには、想像していた以上の距離がありました。

結婚後に家計を一緒に管理するようになれば、旅行や趣味へいくら使うのか、どの程度を貯蓄へ回すのかという判断を何度もすることになります。

そのたびに一から話し合い、自分がお金を残すよう求め続ける生活になるのではないか。

女性はそこまで考えるようになりました。

最終的に女性は、真剣交際へ進まないことを選びました。

Aさんに借金があったわけでも、女性が求める貯金額に達していなかったからでもありません。

「結婚後にお金の使い方を一から合わせていく自信がない」
それが女性の出した結論でした。

約3か月、7回続いた交際でしたが、二人は真剣交際へ進むことなく関係を終えています。

年収だけでは、その人のお金との付き合い方までは分からない

婚活で相手の経済状況を見る際、年収は分かりやすい数字です。

しかし、収入が高ければ必ず十分な貯蓄があるとは限りません。
反対に、現在の貯金額だけを見て「結婚相手として問題がある」と判断できるものでもないでしょう。

転職や学び直し、家族への支援など、貯金が少なくなった事情がある人もいます。

大切なのは、現在いくら持っているかだけでなく、これまでどのようにお金を使い、これからどう備えたいと考えているのかを確認することです。

  • 余裕のあるうちから貯めたい人
  • 必要な目的ができてから集中して貯めたい人
  • 経験や趣味にも積極的にお金を使いたい人

どの考え方にも、その人なりの理由があります。
ただ、結婚すれば住宅や老後、突然の出費など、二人で判断しなければならない場面が増えていきます。

今回のケースでも、男性に「これから貯める意思」がなかったわけではありません。
それでも女性は、長く続いてきたお金との付き合い方に、自分とは埋めにくい違いがあると判断しました。

年収という一つの数字だけでは見えない部分だからこそ、交際が深まった段階で、貯金額だけではなく「なぜ貯めるのか」「何に使いたいのか」まで話しておくことが大切です。

プロフィール

望月椏栖華
婚活アドバイザー・恋愛コンサルタント。結婚相談所での会員サポートや、お見合い・仮交際・真剣交際に関する相談対応を経験。婚活中の男女に向けて、交際の進め方やコミュニケーションに関するアドバイスを行っている。

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