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地に足を付けてちゃんとしなきゃ。自分の力で生活を立て直す決意をした姉【お父さんの娘は私だけ】

  • 2026.9.29

純子さんは、夫幹久さんと娘亜美さんの3人家族。しかし、姪の菜美さんが3歳で母親を亡くしたことをきっかけに、純子さんと幹久さんが菜美さんを養子として引き取ります。はじめは仲の良い姉妹でしたが、成長してそれぞれの環境が整っていくにつれて、亜美さんは優秀な菜美さんに劣等感を抱くように。そんな中、幹久さんが余命半年と宣告されます。夫の輝明さんから遺産について聞かれた亜美さんは、「血が繋がっていないのだから、亜美がもらえばいい」と言われ、父の死を恐れながらも遺産を期待する自分に嫌気がさします。積極的な治療が望めない幹久さんはその後自宅療養となりましたが、献身的に看病をする菜美さんを見て、亜美さんの劣等感はさらに強まっていきました。ある日、幹久さんが痛みを訴え救急搬送され、いよいよ最期の時が近づくと、亜美さんは「お父さんの娘は私だけ、だから遺産も私とお母さんだけのもの」と主張し始めます。菜美さんは遺産はいらないと言いますが、この期に及んでいい子ぶる菜美さんに、亜美さんは溜まりに溜まった劣等感をぶつけて病室を後にしました。それから1週間後、幹久さんは静かに旅立ち、四十九日を迎えます。法要後の食事の席で、輝明さんに遺産についてたずねられた純子さんは、幹久さんが残した2通の遺言書を読み上げます。そこには「姉妹仲良く半分に」と記されていました。すると輝明さんは「娘は亜美1人なのに不公平」と不満を口にします。しかしそのとき、亜美さんは仲良く話す自分たちの子どもの姿を目にし、幼い頃の記憶を思い出します。両親からの愛情を菜美さんに半分奪われたと思っていた亜美さん。けれど、自分もまた菜美さんから姉妹としての愛情をたくさんもらっていたことに気づき、純子さんと菜美さんに謝罪しました。しかし、菜美さんは謝罪をすぐに受け入れることができず、そのまま帰っていったのでした。

地に足を付けてちゃんとしなきゃ

ママ広場

自分の環境が悪くなったことを菜美のせいにして、八つ当たりしてしまったことを謝罪した亜美。しかし菜美にとって、幹久さんの病室で亜美から言われた言葉は、簡単に受け入れられるものではありませんでした。菜美は涙を流しながら、家族とともにその場を後にしたのでした。

幹久さんの四十九日から1週間後、亜美が1人でうちにやってきました。

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亜美は居間に入るなり、私の前で深く頭を下げて「お母さん、遺産はお父さんの願った通りでいい・・・色々ごめんなさい」と謝ってきました。そして、おもむろに家計簿を取り出すと、「でも、お願いがあります」と顔を上げました。

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今まで家計管理は輝明さんに任せきりで、きちんとお金のことを考えてこなかったと話す亜美。会社の経営が傾き始めたときも、生活が苦しくなったときも「悪いのは今だけで、いつか前みたいになる」と楽観的に考えていたそうです。でも、このままではいけないと思い、借金のことも含めてFPさんに相談しに行ったようでした。

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亜美は私に頭を下げると、「私が外に働きに出れば、今のマンションでの生活は何とかなりそう。でも、レンのサッカーの遠征費が今は出せなくて・・・少しお金を貸してください。ちゃんと返す計画も立てたから」と頼んできました。

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「レンのサッカーの費用くらい出すわよ」そう声をかけると、亜美は困ったように微笑み、「ありがとう・・・でもなるべく甘えたくないの。私も地に足を付けてちゃんとしなきゃ。お父さんに恥ずかしくないように」と言いました。私はそんな亜美に、「わかった、応援するわ」と優しく声をかけました。

自分から環境を変えようと動き出せずにいた亜美さんでしたが、四十九日の場で自分の非を認められたことで、ようやく一歩を踏み出す決意ができたようです。2人とも働けるうちは、まだまだ生活は立て直せます。亜美さん、これから頑張って!

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ

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