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秋に肌がくすむ原因は?季節の変わり目に試したい保湿ケアをプロが解説

  • 2026.9.29

夏の終わりから秋にかけて、「なんとなく顔色が暗く見える」「透明感がなくなった気がする」と感じることはありませんか?
その背景には、夏に浴びた紫外線だけでなく、冷房による乾燥や、汗・皮脂をすべて落とそうとすることによる洗いすぎ、秋に向けた湿度の変化など、さまざまな要因が考えられます。
くすみが気になるからといって、角質ケアや美白化粧品を一度に増やすと、かえって肌への負担になることもあります。
肌が暗く見える原因を考え、保湿と紫外線対策を基本に、今の肌状態に合ったケアへ切り替えていくことが大切です。
今回は、アロマテラピーインストラクターでスキンケアアドバイザーの佐々木多恵子さんによる解説です。

記事のポイント:
・秋のくすみは、紫外線だけでなく乾燥やキメの乱れも関係する
・ごわつきが気になっても、角質ケアのやりすぎは避ける
・保湿と紫外線対策を基本に、肌状態に合わせてケアを調整する

秋に肌がくすんで見えるのはなぜ?

夏の終わりに「なんとなく肌が暗く見える」「透明感がなくなった気がする」と感じる方は少なくありません。
いわゆる「くすみ」ですが、「くすみ」は医学的な診断名ではなく、肌が本来より暗く、透明感が低下したように見える状態を表す言葉です。
その原因は一つではなく、夏の間に受けたさまざまな刺激が重なっていることが考えられます。
代表的なのが紫外線です。
紫外線を浴びると、肌ではメラニンが作られます。
メラニンが部分的に増えることで、シミや色むらが目立ち、肌全体が暗い印象に見えることがあります。
また、汗や皮脂の分泌量が増えたり、冷房によって肌が乾燥したりすることで、肌表面のキメも乱れやすくなります。
乾燥によって肌表面のキメが乱れると、光が均一に反射されにくくなり、実際の肌色以上に暗く見えることがあります。
キメが乱れると、光が均一に反射されにくくなるため、実際の肌色以上に「くすんで見える」ことがあります。
くすみを取りたいからと肌をこすりすぎず、丁寧な洗顔と十分な保湿を心がけて、まずは肌を健やかな状態に戻していくことが大切です。

夏の紫外線ダメージは秋になって現れる?

「夏の間は気にならなかったのに、秋のはじまりを感じるとシミやくすみが気になる」ということがあります。
それは、紫外線ダメージが秋になって突然現れるというより、夏に浴びた紫外線による肌への影響が、その後の肌状態として目立ってくると考えるとよいでしょう。
秋は夏に比べて湿度が下がり始め、肌が乾燥しやすくなります。
秋になっても日中は日焼け止めを使用し、帽子や日傘なども上手に取り入れながら、年間を通して紫外線から肌を守るようにしましょう。

秋の「ゆらぎ肌」とはどんな状態?

「ゆらぎ肌」という言葉は医学的な表現ではありません。
季節の変化などをきっかけに、普段より肌が敏感に感じられたり、乾燥、赤み、かゆみ、ニキビなどの肌トラブルが気になったりする状態を指して使われることが多い言葉です。
夏から秋にかけては、気温や湿度、発汗量などが変化します。
秋の乾燥や寒さへの移行期に、肌の状態が不安定になりやすいことを「秋のゆらぎ肌」と表現することがあります。
この時期は「夏の肌をリセットしなければ」と、角質ケアや新しい美容アイテムを一気に取り入れたくなる方もいますが、肌が不安定なときほど、ケアをシンプルにすることも大切です。
基本のケアを丁寧に行い、肌の様子を見ながら少しずつ秋のケアへ移行していきましょう。

夏から秋へ保湿ケアを切り替えるポイント

季節が変わったからといって、いきなり「こってりした保湿」に切り替える必要はありません。
大切なのは、季節ではなく、そのときの肌状態に合わせて保湿の方法を調整することです。
夏は汗や皮脂が多く、ベタつきを感じやすいため、軽い使用感のアイテムを選ぶようになりますが、一方、秋になると湿度が徐々に低下し、乾燥を感じやすくなります。
夏と同じケアをしていて「洗顔後につっぱる」「夕方になると乾燥する」と感じるようになったら、保湿効果の高い乳液やクリーム、またはオイル系の美容液などを取り入れるように、少しずつ保湿を強化してみましょう。
「夏用・秋用」と完全に分けるのではなく、肌の変化を感じたタイミングで保湿の量やアイテムを調整することが、肌にとっても無理のない季節の変わり目ケアにつながります。

秋も美白ケアと紫外線対策は続けるべき?

シミ・そばかすを防ぐための美白ケアは、夏だけで終わらせるのではなく、年間を通して続けることをおすすめします。
紫外線がもたらす肌へのダメージは、私たちが思っている以上に大きいものです。
肌老化の大きな要因の一つが、紫外線による光老化です。
秋になると「もう紫外線は少ないから」と思いがちですが、紫外線は一年を通して降り注いでいます。
また、秋は行楽やスポーツなど屋外で過ごす機会もあるため、油断はできません。
そのため、秋も日焼け止めなどによる紫外線対策を続けることが大切です。
薬用美白化粧品を使用する場合も、紫外線対策と保湿を基本に取り入れます。
薬用美白化粧品における「美白」とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことです。
すでにできたシミを消したり、肌本来の色を白く変えたりするものではありません。
肌が敏感になっているときは、新しいアイテムを一度に追加せず、肌の様子を見ながら取り入れましょう。

ごわつきが気になるときに角質ケアは必要?

夏の終わりに「肌のごわごわ」を感じると、古い角質を取り除こうとして、ピーリングやスクラブなどを使いたくなるかもしれません。
しかし、ごわつきの原因は必ずしも「古い角質がたまっているから」とは限りません。
乾燥によって肌表面の状態が乱れている場合もあります。
肌が乾燥し、赤みや刺激を感じている場合は、角質ケアを頻繁に行うことで、かえって肌への負担になることがあります。
まずは洗顔やクレンジングによる摩擦を減らし、保湿を丁寧に行いましょう。それでもごわつきが気になる場合に、肌状態を確認しながら角質ケアを検討します。
角質ケアを取り入れる際は、次の点に注意してください。

・製品に記載された使用方法と頻度を守る
・ピーリングやスクラブなどを同じ日に重ねない
・赤み、かゆみ、ヒリつきがあるときは使用しない
・日焼け直後や傷がある部分には使用しない
・使用後は十分に保湿する

角質は「なければないほど肌がきれいになる」というものではありません。
自身の肌状態を確認しながらケアをすることが大切です。

秋のスキンケアで避けたい5つのNG行動

秋のスキンケアで特に気をつけたいのは、「夏のダメージを早く取り戻したい」という気持ちから、ケアをやりすぎてしまうことです。

・ごわつきが気になって角質ケアを繰り返す
・くすみ対策のアイテムを一度にいくつも追加する
・夏が過ぎたからと紫外線対策を怠る
・乾燥していることを感じ始めたのに夏と同じケアを続ける
・メイクのりが悪いのをファンデーションのせいにしてしまう

秋の肌に必要なのは、特別なケアを一度に増やすことではありません。
肌をやさしく洗い、必要なうるおいを補い、紫外線や乾燥から守ることが基本です。
睡眠や食事などの生活習慣も含めて日々の過ごし方を見直し、肌の状態に合わせて必要なケアを少しずつ加えていきましょう。

まとめ:季節の変わり目のケアは、自身の肌を確認して見直そう

夏の終わりは、スキンケアを大きく変えるタイミングというより、これまでのケアを一度見直すタイミングです。
また、ファンデーションののりが悪くなったことも、肌がスキンケアの見直しを知らせているサインです。
肌の声に耳を傾けながら、乾燥しやすい秋冬に向けて、少しずつケアを整えていきましょう。

執筆者


佐々木多恵子

知多半島のアロマと暮らしの専門店「ミルティコット」オーナー。
2005年にアロマテラピーと出会い、独立後は講師、セラピスト、オーガニックコスメのPRなど幅広く活動。
香りと植物のある暮らしを提案。

AEAJアロマテラピーインストラクター/アロマブレンドデザイナー
ナチュラルビューティスタイリスト
スキンケアアドバイザー

アロマと暮らしの専門店ミルティコット
https://www.myrtillecot.com/

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