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「覚悟がないから?」永住許可の厳格化も…来日21年目・ロシア人声優が明かした【日本国籍を選ばない】ワケ

  • 2026.10.21
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(C)AbemaTV,Inc

2026年10月から、外国人の永住許可の条件が厳しくなりました。新たに求められるのは、年収が日本人世帯の平均以上あることや、一定の日本語能力があることなど。さらに、在留手続きなどの手数料も、大幅に値上げされました。

この状況を受け、平日よる9時〜ABEMAで生放送をしている『#アベプラ』では、「外国出身の人たちが厳格化をどう受け止めているのか」について議論。MCを務める松陰寺太勇さんと共に内容を深掘りしていきます。

厳格化を前に、入管で8時間待ち…駆け込み申請のリアル

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スタジオにゲストとして登場したのは、ロシア人の声優・ジェーニャさんです。24歳のとき来日して現在21年目。日本人の夫と娘と暮らしています。

家族と共に、この先もずっと日本で生きていきたい…。ジェーニャさんはそう決めて、永住許可を申請することにしました。

9月29日、ジェーニャさんが向かったのは、東京・品川の入管(東京出入国在留管理局)です。厳格化が始まる前に、駆け込みで申請するためでした。

同じように駆け込む外国人は多く、この日の申請は900人以上にのぼったそう。ジェーニャさんが申請を終えて外に出て来られたのは、なんと8時間後でした。

しかも、この日はあくまで申請だけ。実際に許可が下りるのは、2年後になるといいます。8時間待って、結果が出るのはさらに2年後…気が遠くなるような話です。

ジェーニャさんによると、厳格化の発表から切り替えまで、1カ月しかなかったのだそう。日本語の試験にも申し込みが殺到し、条件をそろえたくても間に合わない人がいるといいます。

準備する時間もほとんどないまま、条件だけが一気に厳しくなったというわけですね。

厳格化の背景に「不公平感」…ジェーニャさんが感じる悲しさとは?

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そもそも、なぜ永住許可は厳しくなったのでしょうか。高市早苗首相は、自身のSNSなどで外国人が増えるにつれて「不安や不公平感」を感じる国民がいる、と説明しています。

日本滞在歴の長いジェーニャさんも、最近、外国人に対し「税金も何も払わないでワイワイしてる」というイメージを持つ日本人が増えていると感じているのだそう。これは、来日した21年前にはなかった風潮のようです。

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しかし、ジェーニャさんとしてはこの雰囲気にちょっぴり納得がいきません。なぜなら彼女自身は日本人の考え方や習慣を尊重しつつまじめに働き、税金も健康保険も年金も支払っているからです。きちんと義務を果たさなければ、ビザの更新もできないのだそう。

確かに、日本に滞在するための義務をしっかり果たし、努力している人からしたら、なぜ自分たちがバッシングを受けなければならないのか…と悲しくなりますね。

もちろん、日本に不法滞在する外国人がいるのは事実。ジェーニャさんも、彼らの存在はよく思っていないといいます。ルールを守らない人のせいで風当たりが強くなっている部分も多々あるため、当然と言えば当然の感情でしょう。

まじめに暮らしていても、ルールを守らない外国人と同じように見られてしまう…。ジェーニャさんは、今の気持ちを「外国人ってだけで片付けられてしまうのはちょっと悲しくて」と打ち明けました。やりきれない思いが伝わってきますね。

永住が難しくなるなら、帰化すれば?ジェーニャさんの答えは

厳格化で、永住許可のハードルは上がりました。「それなら、帰化して日本人になればいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんね。「帰化しないのは、結局のところ、日本に骨を埋める覚悟ができていないからじゃない?」と感じる人もいそうです。

帰化すると、日本の国籍を取ることになり、選挙権も得られます。ただ、日本では二重国籍が認められていません。帰化すると、元の国籍は手放すことになるのです。

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ジェーニャさんも、帰化を考えたことがあるといいます。それでも選ばなかったのは、長年「日本とロシアが仲良くなるように」頑張ってきたから。

ジェーニャさんは日本が大好きで、日本の文化をリスペクトしています。しかし、祖国が嫌いなわけでも日本人になりたいわけでもありません。ロシア人として日本とロシアを繋ぎたいという思いが強いのだそう。「日本人になったところでロシアを語るのなんか違うなと思って…」と本音を語ってくれました。

また、ジェーニャさんは薄い色の髪と瞳で“いかにも外国人”の見た目。そのため、帰化したところで日本人として受け入れてもらうのは難しいのではないか…という思いもあるようです。

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番組では、介護の現場で働く外国出身の男性の実感や、SNSと実社会のギャップ、人手不足の中で外国人とどう共生していくかについても議論が続きます。


『#アベプラ【平日よる9時〜生放送】』
永住許可の厳格化…外国出身者はどう受け止める?日本人が感じる“不公平感”とは?来日20年超・ジェーニャらとこれからの日本の外国人との共生を考える
[配信日時]2026年10月5日(月)
[出演者]MC : 松陰寺太勇、ジェーニャ(声優 講師 在日21年 ロシア人女性)、イルハム(介護職 在日1年半 インドネシア人男性)、佐々翔太郎(外国人の人材紹介&生活支援を行う「LivCo」 代表)、泉健太(衆院議員 立憲民主の元代表)、小原ブラス(コラムニスト タレント事務所「Almost Japanese」代表)、ネルソン・バビンコイ(文化通訳 シンガーソングライター)、司会進行 : 小松靖(テレビ朝日アナウンサー)、ナレーター : 田所あずさ
[番組URL]https://abema.go.link/gj02s


※記事内の情報は執筆時点の情報です

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