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「一体どうして…」夫と離婚して旧姓に戻した40代女性、障害年金を受け取ろうとするが…初回振り込みで襲った“思わぬ落とし穴”

  • 2026.10.12
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

元金融機関OLでFPのかきまりです。

今回は、交通事故をきっかけに仕事を辞め、夫婦関係も悪化したSさん(40代女性)のお話です。

障害厚生年金の認定を受けたことを機に離婚し、旧姓に戻りました。銀行口座の名義変更を済ませ、あとは初回の年金振込を待つだけ。

ところが、支給日を迎えても入金がありません。いったい何が起きていたのでしょうか。

交通事故で仕事を辞め、夫婦関係にも変化が

Sさん夫婦(40代)は、お互いに旅行が好きだったことから意気投合し、結婚しました。子どもを持たない生活を選択し、お互いを尊重しながら、夫婦2人で暮らしていました。

共働きで仕事を続けながら、年に数回は大好きな旅行へ出かける。そんな充実した毎日を過ごしていました。

ところが、ある日、Sさんが交通事故に遭い、仕事を続けることが難しくなってしまいます。

夫1人の収入でも、生活していくこと自体はできないわけではありませんでした。しかし、それまで夫婦の楽しみだった旅行に行くことが難しくなり、Sさんは次第に夫に対して肩身の狭い思いをするようになりました。

夫婦で乗り越えようとしたものの、旅行に行けなくなったことや、生活環境の変化による精神的な負担から、2人の関係は徐々に悪化。事故から1年ほど経ったころには、夫婦関係の修復は難しい状態になっていました。

離婚を決意し、障害厚生年金の初回振込を待つことに

夫に頼らざるを得ない生活が続くなか、Sさんは障害年金の認定を待っていました。

そして、ようやく障害厚生年金の認定を受けることができました。

これまで会社員として働き、厚生年金に加入してきた過去の自分に感謝しながら、Sさんは離婚に向けて手続きを進めます。

離婚が成立すると、Sさんは旧姓に戻りました。銀行口座についても名義変更を済ませ、あとは障害年金の初回振込を待つだけとなりました。

初回振込日に「年金が入っていない」と気づく

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

ところが、初回の年金支給日を迎えても、口座に入金がありません。

「年金が入っていない!?一体どうして…」

働くことが難しい今、障害年金はこれからの生活を支える大切な収入です。Sさんは焦って銀行に問い合わせました。

すると、年金の振込手続きに使われている氏名と、銀行口座の名義が一致していないことが分かりました。

離婚による氏名変更が思わぬトラブルに

Sさんは離婚によって旧姓に戻り、銀行口座の名義も変更していました。

しかし、年金の振込手続きには離婚前の氏名が使われていたため、口座名義との相違が生じ、振込ができなかったのです。

日本年金機構も、年金記録の氏名のフリガナと口座名義人のフリガナが一致しない場合、年金の振込ができないことがあると案内しています。

今回、銀行窓口で名義変更をした際、Sさんはまだ年金を受け取ったことがありませんでした。

すでに年金を受け取っている人であれば、窓口で年金の受取口座であることに気づき、「年金の振込に影響がないか確認しましょう」といった案内につながった可能性もあります。

しかし、今回は初回振込前だったため、銀行側もこれから年金が振り込まれる予定であることを把握できず、通常の名義変更手続きとして進んでしまったのです。

年金を受け取る口座の名義変更にも注意が必要

その後、Sさんは必要な確認や手続きを進め、年金は後日振り込まれることになりました。

とはいえ、働くことが難しい状況で、受け取れるはずの年金が入金されないと分かったときは、かなり肝を冷やしたそうです。

結婚や離婚などで氏名が変わった場合、銀行口座の名義だけでなく、年金側の登録情報についても確認することが大切です。

特に、初めて年金を受け取るタイミングと氏名変更が重なる場合には、振込先の口座名義と年金側の登録情報に相違がないか、事前に年金事務所や金融機関に確認しておくと安心です。

「名前を変えただけだから大丈夫」と思っていても、思わぬところで年金の受け取りに影響することがあります。後日改めて受給することができるとはいえ、その金額は生活を支える大切なお金だからこそ、手続きのタイミングにも気をつけたいところです。


執筆:かきまり|元金融OL・現役FP

金融機関で14年間勤務した後、Webライターに転身。銀行業務、保険業務では、預金や資産運用、保険商品の提案をはじめ、相続対策や資産形成、ライフプランに関するアドバイスなど、多くのお客様の相談に携わってきた。専門的な内容も読者目線でかみ砕いて伝え、「読んで終わり」ではなく、実際の行動につながる実用的なコンテンツを目指している。FP2級/AFP資格保有。


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