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ヘアメイク職人・化け子さん流「きれいになるには執着しない」完璧ルーティンをリセットして見えた、本当に必要な習慣とは?

  • 2026.9.26

ヘアメイク職人・化け子さん流「きれいになるには執着しない」完璧ルーティンをリセットして見えた、本当に必要な習慣とは?

人をきれいにするだけでなく、ご自身の魅力も年々アップデートされているヘアメイク職人・化け子さん。大人女性の美しさを引き立てる要である“笑顔”が自然とあふれる体と心のバランスを保つ秘訣から、ご自身でこっそり実践している美容方法まで教えていただきました。

PROFILE
化け子
ばけこ⚫ 1966 年、岡山県生まれ。本名・岸順子。芸能界で37 年以上現役ヘア&メイクとして活躍する一方、登録者44万人超のYouTube チャンネル「ヘアメイク職人化け子の駆け込み寺」で、大人女性の笑顔を引き出すメイクを伝授。NHK「あさイチ」でも、そのシミ隠し技術が話題に。

きれいになるためには 執着しない頑張らない

約3年にわたり、ほぼ毎日続けていたYou Tubeでの朝の運動ライブ。化け子さんが筋トレする様子を生配信しながら、視聴者の方も一緒に運動するという習慣が好評だった。実際に、化け子さんは5kgほど体重も落ち、ボディメイクは順調に見えたが、昨年10月にこのライブ配信を中止。そこには、ご自身の“美活”への意識に変化があったと振り返る。

「朝の運動ライブを続けたおかげで、私はたしかに痩せたのに、なぜか不調を感じるようになったんです。配信を視聴していた方の中にも『調子が悪くて、化け子さんと同じように運動ができません』という声も聞くように。この1年間ほど、この違和感はなんだろう?と、自分の心と体を見つめ直してきました。人に喜んでもらいたい、決めたルーティンは完璧にこなしたい。そういう気持ちが先行しするがあまり、頑張りすぎて心も体もカチコチに固まっている状態になっていると気づきました。常日頃、You Tubeを通してたくさんの女性たちに『自分を丁寧に扱ってあげましょう』と伝えてきたはずなのに、私自身は真逆なことをしていたんです。それも、まったく気づいていなかったといったら嘘で、腰や手首の痛みなど体はサインを発していたのに『私は大丈夫!』と見て見ぬ振りをしていたんです。この事実を自覚し、長年やってきた完璧なルーティンを一度リセットしてみようと決断。その中のひとつが、朝の運動ライブの中止でした」

白湯を飲む、家の中の各所の掃除、朝食など、起床後から分刻みでスケジュールが組まれていた朝の習慣をスパッとやめる。もとから極端な性格という、化け子さんらしい大胆な決断の先に見えてきたものとは。

「長年積み上げてきたルーティンを手放してからの半年間で、やめてよかったこと、やっぱり続けたいことが自然と浮き彫りになってきました。目覚ましをかけなくても自動的に5時半に起きる体だと信じていたけれど、7時、8時までぐっすり寝られるとわかったし、体の調子もいい。毎朝の筋トレをやめたけれど、やっぱりちょっと体を動かしたいなという気持ちになったので、軽いストレッチをしたら心身ともにすっきり。自分にはこれが合うという思い込みを取り払ったら、体が今必要なことを教えてくれました。今はそうして残ったものを、ゆるい美活習慣として構築し直しているところです。またルーティン化したら、それが重荷になるのではと思われるかもしれませんが、頑張り尽くした時期を経て、ゆるめることの大切さを知った今だから、自分にとって心地よいバランスをこの先も取っていけると思っています。そうやって自分を大切にしながら生活していくことが、笑顔でいる一番の秘訣だと身をもって実感することができました」

朝の習慣を見直した際に手放したくないと思ったのが、亡くなった両親とお世話になった女優・野際陽子さんの写真に手を合わせること。感謝の気持ちは常に大切にしていたい。

化け子さんのあゆみ

中央に写っているのが高校時代の化け子さん。写真部で活動したり、洋服を自作するなど、この頃から現在の仕事につながる感性が磨かれはじめたそう。

ドラマのヘア&メイクで多忙だった27歳の頃。連日、朝から深夜まで撮影で、自分の見た目は気にせず、女優を美しくすることに全力を注いでいた。

ヘアメイク職人・化け子として、大人女性へ向けた発信を続けて6年目の今年、NHK「あさイチ」に出演。化け活の魅力をより多くの人に届ける。

撮影/池田博美 取材・文/政年美代子

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