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スイングでリードするのは右腕?左腕?人気コーチが解説

  • 2026.9.24

さまざまなレッスンがあるなかで「これってどっち?」と迷うことがある。たとえば、スタンス幅は「広い」「狭い」、ボール位置は「右寄り」「左寄り」など……

そのどちらもスイングを正し、ミスを防ぐ効果があるが、より"自分に合うほう"を選ぶとスピーディにうまくなる。さて、あなたの場合はどっちが正解?その答えを3人のコーチが教えます!

Q.スイングA→”1軸”一択!「左肩を支点」にすれば最下点が安定する

スイングでリードするのは右腕?左腕?人気コーチが解説
1軸or2軸

振り子は支点が動かなければ、毎回同じ場所を通ります。ゴルフスイングも同じで、スイングの支点を安定させることが、ミート率を上げるもっともシンプルな方法です。支点として意識したいのは左肩付近。左肩からクラブヘッドまでを長いひとつの振り子として動かし、頭や上体を左右へ流さずにスイングする。すると、クラブの最下点が一定になり、ダフりやトップを減らせます。

ただ、1軸といっても、体重移動や下半身の動きをなくすことではありません。体は回転し、足も使いますが、回転の中心を左右へずらさないことがポイント。とくにダウンスイングで左へ突っ込む人は、左肩が飛球線方向に流れないように、その場で回す感覚をもちましょう。

スイングでリードするのは右腕?左腕?人気コーチが解説
左肩を中心に、頭や上体が左右に流れないように回転する。支点が動かなければ、クラブが戻ってくる位置は毎回そろう!

左腕で大きな円を描く

左腕1本でクラブを持ち、左肩を支点に大きく振る。トップとフィニッシュで腕が動いても、左肩と頭の位置は大きく変えない

体重移動はしても中心はキープ

バックスイングでは右足に、ダウンスイングでは左足に圧がかかるが、上体までスライドするのはNG。軸がプレるとスイングの最下点が安定しないだけでなく、クラブパスやフェース向きにも悪影響を及ぼす

ダウンスイングで左へ突っ込むと、入射角が鋭角になりすぎる。クラブパスがアウトサイド・インになり、大きなスライスやヒッカケの原因になる

パックスイングで軸が右へ移動し、そのまま右足に重心が残ると、クラブが寝て下りやすい。ヘッドの最下点も右へズレ、ダフりやトップが出やすくなる

Q.上半身と下半身の回転A→下半身は"気にしなくて"OK!「胸を右へ向ける」がもっとも大事

スイングでリードするのは右腕?左腕?人気コーチが解説
下を止めるor一緒に回す

バックスイングでは「下半身を止めて上半身だけを回す」とよくいわれます。下半身の動きを抑えたまま胸を深く回せれば、上半身と下半身の捻転差が生まれるため、パワーをためやすいですし、これは間違いではありません。

しかし、柔軟性が低い人が無理に下半身を止めると、胸が回らず、その"代償動作"として腕だけでクラブを上げることになってしまいます。そんな人は、右ヒザを少し伸ばしながら、骨盤を右へ回しても構いません。下半身を止めて捻転差を作るよりも、胸をきちんと右へ向けることを優先してください。胸が十分に右を向けば、クラブをインサイドから下ろすスペースが生まれ、つかまった強い球を打つ準備が整います。

スイングでリードするのは右腕?左腕?人気コーチが解説
柔軟性が高い人は下半身の回転を抑えて上半身を深く回せる。体が硬い人は右ヒザを少し伸ばしながら骨盤を回してOK。どちらも胸が飛球線後方を向けば正解だ

胸が回らないとダウンスイングでエラーが出やすい

胸が回らず手だけでトップを作ると、切り返し以降も腕主体になり、クラブがアウトサイドから下りやすい。ボールに力が伝わりにくく、こすり球になって飛距離と方向性の両方を損なってしまう

体が硬い人は右ヒザを動かしてOK

右ヒザの角度を固定して胸が大きく回らないなら、右ヒザを少し伸ばしながら骨盤を回そう。上体が右へスエーせず、深いバックスイングを作れる

Q.主導として使う腕A→リードするのは最後まで"左腕"!「弾道のコントロール」自由自在

スイングでリードするのは右腕?左腕?人気コーチが解説
右腕or左腕

右利きの人は、器用で力の強い右腕を使ってクラブを動かしたくなります。しかし、スイングの方向やクラブの通り道を管理するなら、バックスイングからフィニッシュまで左腕主導がオススメです。とくにダウンスイング、左腕はフォローに向かって振り抜く方向の"幅"が広いので、どこへ振り抜くかによってスイング軌道や球筋をコントロールしやすくなります。

右腕はあくまでサポート役で、両手でクラブを支えながらも進む方向を決めるのは左腕。右腕でボールを強く叩くのではなく、左腕が作った軌道に右腕が追従する感覚です。

スイングでリードするのは右腕?左腕?人気コーチが解説
バックスイングからフィニッシュまで、クラブを動かす方向は左腕で管理する。左腕ならフォローを左右へ振り分けやすく、球筋をコントロールできる

トップの位置も安定する

右腕主導でバックスイングすると右ヒジ・右手首の自由度が高くなり、オーバースイングやクロスになりやすい(×)。左腕主導であれば胸の前から両腕が外れにくく、トップが安定する(○)

球筋に合わせて左腕の“出口”を変える

スイングでリードするのは右腕?左腕?人気コーチが解説
ドロー(左)ストレート(中央)フェード(右)

ドローは左腕を目標より右方向へ振り出し、フェードは左方向へ抜いていく。手首を返して打球を曲げるのではなく、左腕を振る方向で軌道を変えて弾道を打ち分ける

Q.コッキングA→バックスイングは“どちらでも”よし!ダウンスイングでの「タメ」は必要

スイングでリードするのは右腕?左腕?人気コーチが解説
入れるor入れない

バックスイングでコックを早く入れるか、できるだけ入れずに振り上げるかはどちらでもよく、重要なのはダウンスイング。ハーフウェイダウンでしっかりと手首の角度、いわゆる「タメ」を作りたい。ここでタメを作れないと、インパクトでボールにパワーが伝えられません。

始動直後に「アーリーコック」して、手首の角度を保ちながらダウンスイングに入ってもいいですし、ノーコック気味にクラブを振り上げ、切り返しでヘッドをループさせながらコックを深める打ち方でもOK。自分がタイミングをとりやすく、タメを作りやすい方法でバックスイングしましょう!

スイングでリードするのは右腕?左腕?人気コーチが解説
backswing(左、中央)downswing(右)バックスイングは早めにコックを入れても、入れずに振り上げてもOK。重要なのは、切り返しからダウンスイングにかけて「手首とシャフト」に角度が作られていることだ(右)

ダウンスイングでコックがほどけるのはNG

切り返し直後にコックがほどけると、ヘッドが早く地面へ落ちてしまう。ボールの手前がスイングの最下点となって、ダフりやすい。うまく当てたとしても、インパクトでロフトが増えすぎて、十分な飛距離を出せない

アーリーコックはプレーンに乗せやすい

アマチュアにはアーリーコックがオススメ。早めに手首の角度を作っておけば、クラブを正しいスイングプレーンに乗せやすく、その角度を保って下ろしやすい。切り返しで新たな動きを加えなくても、ダウンスイングのタメを作れるのも利点だ

いかがでしたか? たくさん練習してみてください。

市原建彦
●いちはら・たつひこ/1978年生まれ、神奈川県出身。高校3年生のときに「世界ジュニア」を制し、プロ転向後は「タイランドマスターズ」「アサヒ緑健よみうり」で優勝。
豊富な知識と経験からのレッスンやギア解説のほか、ミニツアー「FJツアー」の代表も務める。

樋口貴洸
●ひぐち・よしひろ/1997年生まれ、埼玉県出身。ティーチングプロA級を取得し、現在は「GOLF LOUNGE BeBe」(東京都中央区)や「Golf&Fitness Point 芝浦」(東京都港区)でアマチュアを指導。コースでのスコアメイクに役立つレッスンに定評がある。

クレイジー ハル
●1979年生まれ、東京都出身。見た目のチャラさに反して、親切丁寧な指導が好評を得ている人気コーチ。
練習場やコースでのレッスンを行ない、SNSやYouTubeチャンネル「アイ アム クレイジー with anti ゴルフレッスン動画」では上達法を頻繁に配信中。

構成=石川大祐、岡田豪太、編集部
写真=田中宏幸(レッスン)、小林 司、渡辺義孝、圓岡紀夫
協力=日神グループ 平川CC

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