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父の最期が迫るなか、伝えられたのは2人とも大事な娘という父の想い【お父さんの娘は私だけ】

  • 2026.9.23

最期の時が近づいた父幹久さんの病室で、「お父さんの娘は私だけ。だから遺産も私とお母さんだけのもの」と言い放った長女の亜美さん。母の純子さんは、その言葉に愕然とします。次女の菜美さんは3歳で母親を亡くし、純子さんと幹久さんに引き取られた養子でした。姉妹は分け隔てなく育てられ、仲も良かったものの、成長するにつれて優秀な菜美さんに亜美さんは劣等感を抱くようになります。結婚して幸せな生活を送るうちに気持ちは薄れていましたが、夫輝明さんの会社の経営が傾き始めると、再び菜美さんを意識するように。そんな中、幹久さんが余命半年と宣告されます。夫から「お義父さんの遺産って、どのくらいなんだ?」と聞かれ、菜美さんは血が繋がっていないのだから自分が遺産をもらえばいいと言われます。父の死を恐れながらも遺産を期待する自分に、亜美さんは嫌気が差します。その後、幹久さんは自宅で看護生活を送ることに。献身的に看病する菜美さんと、仕事でなかなか顔を出せない自分を比べ、亜美さんの劣等感は再び強まっていきます。そんな娘たちを見た幹久さんは、「姉妹で仲良く半分こすればいい」と純子さんに伝えます。しかし、昔を思い出して微笑んでいたそのとき、突然胸を押さえて倒れてしまいます。救急搬送され適切な処置を受けたものの、容体は厳しいまま。すると亜美さんは、「お父さんの娘は私だけ。今までずっと菜美に半分奪われるのを我慢してた」と言い出しました。

妹への劣等感が抑えきれない姉

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「お父さんの娘は私だけ、菜美は違うでしょ。だから遺産だって私とお母さんだけのものでしょ」と、耳を疑うようなことを言い出した亜美。「今まで全部菜美に半分奪われていた、ずっと我慢してた」そう話す彼女の表情は、ひどく歪んでいました。

亜美の言葉を聞いた菜美は、「私は遺産はいらないよ、だから亜美ちゃん静かにして、お父さんが起きちゃう」と冷静に言いました。亜美は、菜美の毅然とした態度が気に入らなかったのか「菜美!あんたはそうやって、いつもいい子ぶる!」と顔を歪めながら声を上げます。

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「亜美、やめなさい」私はそう言って、2人の間に割って入ります。すると菜美は、「お母さん、私は平気だから」と落ち着いた様子で言いました。一方の亜美は、「お母さんも菜美の味方ばっかして・・・」と悔しそうに歯を食いしばります。

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すると、幹久さんが目を覚ましました。「幹久さん、気が付いた?」そう声をかけると、幹久さんは「・・・亜美、お前は私の娘だ」と弱々しく言い、亜美の手を探すようにゆっくりと手を伸ばします。

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亜美は目に涙を浮かべながら、「お父さん」と小さくつぶやきます。すると幹久さんは、今度は菜美に目を向けて「そして菜美、お前も私の娘だ・・・2人とも、大事な」そう言って、亜美と菜美の手に優しく触れました。

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体がつらいはずなのに、笑顔で私たちを見つめる幹久さん。亜美はうつむいたまま涙を流し、菜美も「お父さん」とつぶやきながら、ぼろぼろと涙をこぼしました。私は幹久さんに、「わかってるわ、ちゃんと・・・だから今は少し休んで、ね?」と優しく声をかけました。

揉めていた亜美さんと菜美さんに対し、自分の気持ちをしっかりと伝えた幹久さん。血は繋がっていなくても、同じ時間を過ごして家族として生きてきた2人が、幹久さんの言葉を受け止め、歩み寄る日は来るのでしょうか。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ

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