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セクハラ客「今日メイク濃いね」「家でデートってことはさ」その後、なぜか無言! おとなしくなった理由は

  • 2026.9.22

立場を利用してセクハラを繰り返す客。それが相手ではなく“お客様”や“患者”となると、強く注意することさえ難しくなります。距離を置こうとしても、図々しく近づいてくる厄介な存在を改心させた方法とは……? 今回は私のお客様が体験したエピソードをご紹介します。

止まないセクハラ

私が勤務する接骨院には、女性スタッフにセクハラ行為を繰り返す70代の男性患者Aがいました。施術中にさりげなくお尻へ触れてきたり、上半身を起こすタイミングを狙って胸へ手を伸ばそうとしたり。さらにはキスをしようと顔を近づけてくることもありました。

言葉のセクハラも絶えません。「仕事中ってスポブラ?」「今日メイク濃いね、デート?」「彼氏とどこで会うの? 家? 家ってことはさ……」と、聞きたくもない言葉を並べてくるのです。

院長の対応

私の勤務先は院長以外ほぼ女性スタッフ。Aは院長や男性スタッフの前では何もしません。女性スタッフ達が院長へ相談すると、院長はAに直接「やめてください」と注意してくれました。しかし効果は長続きせず、しばらくするとまた同じ行為を繰り返します。

院内に「セクハラ行為は犯罪です」という旨のポスターを掲示しても効果はゼロ。スタッフ全員が困り果てていたある日、いつものようにAが来院しました。ところが、その日は妙に静かで、言葉も動きもほとんどなく、ずっとうつむいているだけなのです。

大人しすぎる態度

あまりの静けさに「どこか具合でも悪いのかな?」と一瞬不安がよぎりましたが、その理由はすぐに判明しました。Aの横に、女性が座っていたのです。それはAの奥さんでした。

奥さんも体の不調を訴えて来院しており、今日は夫婦での来院だったのです。奥さんの前では、別人のように大人しいA。あれほどのセクハラ行為をしていた人とは思えないほど、無言、無表情で待ち時間や診察時間、そしていつも体を触ってくる治療の時間を終えました。

突然の終止符

それ以来、私たちはAの予約をできる限り奥さんと同じ時間に取るように。すると、あれほど続いていたセクハラが嘘のようになくなったのです。院長の厳重注意やポスターよりも、奥さんの存在が、何よりの抑止力でした。今では安心して仕事に専念できています。

職場での注意やポスターには一切耳を貸さないのに、家族の前だけでは何事もなかったかのように隠し通す身勝手な姿勢には呆れてしまいました。どんなに強気なセリフでマウントやセクハラを繰り返す人であっても、身内に見られたくない後ろめたい行為だと自分でも自覚していたということでしょう。

何はともあれ、無事にセクハラが収まり、安心してみんなが仕事に専念できる環境に戻って本当に良かったと感じた出来事です。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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