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「ポップコーンが減らない」ほど。藤岡ファミリーが『オデュッセイア』吹替版を絶賛

  • 2026.9.21

クリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』が全世界興収17.2億ドルに到達。9月21日には吹替版声優陣と藤岡弘、ら“藤岡ファミリー”が登壇する大ヒット記念イベントが開かれ、平田広明はマット・デイモンの芝居を「削りに削った」と表現した。(フロントロウ編集部)

1作品で日本映画界の年間興収を上回った

『オデュッセイア』の勢いが止まらない。全世界興行収入は17.2億ドル(約2,786億4,000万円・1ドル=162円換算、2026年9月21日Box Office Mojo調べ)に到達し、2025年の日本映画界全体の年間興行収入2,744億5,200万円を、たった1作品で上回った。すでに『ジュラシック・ワールド』を超えてユニバーサル映画の歴代No.1となっていた本作は、ノーラン作品史上、そしてIMAX歴代でもNo.1の記録を持つ。

日本でも9月20日時点で動員637,337人、興行収入12億2,007万8,660円(IMAX先行上映を含む)を記録。これを記念して、9月21日にTOHOシネマズ 日比谷で吹替版の上映イベントが開かれた。

映画『オデュッセイア』大ヒット記念 吹替版上映イベントに登壇した声優陣と藤岡ファミリー
© 2026 UNIVERSAL STUDIOS

「何もしないな、コイツは」平田広明が見たデイモンの芝居

登壇したのは、オデュッセウス役の平田広明、テレマコス役の榎木淳弥、ペネロペ役の坂本真綾、アテナ役の白石涼子の声優陣4名。いずれも、それぞれの俳優の声を他作品でも担当してきた顔ぶれだ。

『オッペンハイマー』などでもデイモンの声を担当してきた平田は、TOKYOプレミアでも吹替の現場を語っていた。今回はスクリーンのデイモンに「老けたな~!と思ったけれど、マット・デイモンの表情や皺から貫禄が出ていて、一緒に歳を喰ったという感覚だった」と笑う。そのうえで「シンプルで飾った芝居がなくて、削りに削った芝居があって、やはりそう来たかと。何もしないな、コイツはと…。声優として試練を与えられた気がした」と、吹替の難しさを明かした。

映画『オデュッセイア』吹替版上映イベントに登壇した平田広明
© 2026 UNIVERSAL STUDIOS

『スパイダーマン:ホームカミング』などでトム・ホランドの声を担う榎木は、体が大きくなり青年らしい芝居が増えたホランドに合わせて、声に「重み」を加えたという。アン・ハサウェイ演じるペネロペについて、坂本は夫の消息もわからないまま幼い子を育て、国も背負う王妃として「一色ではない色で描かれたペネロペになっている」と表現。ゼンデイヤ演じる女神アテナを担当した白石は、音響監督から「神です!」と念を押されたことを明かし、遠回しな物言いをするアテナの少ないセリフで役目を果たすため、リテイクを重ねたと振り返った。

藤岡弘、が受け取った「家族の絆」

後半には、吹替版スペシャルサポーターの藤岡弘、と藤岡真威人が登壇した。20年もの歳月、離れていても互いを想い続けるオデュッセウス一家の物語に、藤岡弘、は「2,800年前の話ではあるけれど、今の時代にも通用する家族の絆、家族愛、この深さは全世界全人類にとって普遍性のあるものなのだと胸に染み入りました」と語り、家長として家族のために命をかける覚悟を映像から受け取ったという。

息子の真威人が心を重ねたのは、ホランド演じるテレマコスだ。頼りなかった息子が自らの意思で決断し、行動できる男へと成長していく姿に「僕も自分を重ね合わせながら応援する気持ちになったりしました」とコメント。これを聞いた平田が「収録をする前に聞きたかった」とボケると、榎木も「もう一度アフレコ収録やりますか!?」と乗っかり、会場を沸かせた。

映画『オデュッセイア』吹替版上映イベントに登壇した藤岡弘、と藤岡真威人、三姉妹
© 2026 UNIVERSAL STUDIOS

イベント中盤には、長女の天翔愛、次女の天翔天音、三女の藤岡舞衣の三姉妹も駆けつけ、“最強の藤岡ファミリー”が勢ぞろい。愛は「没入感と迫力が素晴らし過ぎて、ポップコーンが減らないくらいストーリーに引き込まれました。迫力が凄すぎて、人生で初めて手が震えました」と興奮気味に語り、天音も手が震えてポップコーンが食べられなかったと続けた。舞衣が涙したのは、オデュッセウスの忠犬アルゴスの場面。自身も犬を飼っているといい、「言葉はないけれどワンちゃんは人と人とを繋いでくれる存在なんだという事が伝わって来ました」と話すと、平田も「僕も油断していたら…やられました」と打ち明けた。

「梶裕貴じゃなくて」声優陣の即興に会場が爆笑

アニメ好きの愛と天音が、人気アニメのキャラクターを演じる声優陣と同じステージに立てたことに感激していると、平田は「すいません、梶裕貴じゃなくて」、榎木は「すみません、島﨑信長じゃなくて」と即座に返し、会場は大爆笑に包まれた。

締めくくりに平田は、字幕よりも吹替のほうがセリフの情報量が多いことに触れつつ、「マット・デイモンを含めてベテラン俳優が抑えに抑えたお芝居の中で素晴らしい表情をなさっているので、それを見逃してほしくない」と、最初に吹替版で見ることをすすめた。藤岡弘、も「私も3回くらいは観たい」と語っている。

『オデュッセイア』は、2D(字幕/吹替)、IMAX(字幕)、Dolby Cinema(字幕)、4DX(字幕/吹替)、MX4D(字幕/吹替)、35mm(字幕)の全6種9バージョンで大ヒット上映中。

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