1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【長崎・出島】今こそおすすめ!~修学旅行定番スポット~

【長崎・出島】今こそおすすめ!~修学旅行定番スポット~

  • 2026.9.20

今回は長崎観光にもおすすめ【出島】のご紹介です。
修学旅行で訪れた方も多いのではないでしょうか?これまでに訪れたことがある方も、そうでない方も、今こそおすすめしたいスポットです。
 
私は中学生時代に修学旅行で訪れましたが、大人になってからの方が圧倒的に楽しめました。それは以前よりも復元が進み、江戸時代を訪れたような空間が広がっていたからです。また、社会科の教科書を久しぶりに開いている感覚が楽しかったから。
 
ここでは【出島】の歴史背景と現在の出島の様子をみていきましょう。

■【出島】築造に至った歴史背景

【出島】は長崎県長崎市にある扇形の人工島です。江戸時代に徳川幕府の命により築造されました。
 
【出島】といえばオランダとの貿易の窓口というイメージが強いですが、築造された背景を振り返ってみましょう。
 
<ポルトガル船来航>
1543年(戦国時代)に種子島に鉄砲が伝来。以降、日本とポルトガルの貿易が盛んになっていきます。1571年以降は長崎港がポルトガル船との貿易港として急速に発展していきました。
 
<キリスト教の布教~弾圧>
ポルトガルとの貿易がはじまり、キリスト教も日本に伝わりました。その後、西日本を中心にキリスト教が急速に広がりを見せますが、時代とともにキリスト教は厳しく取り締まりを受けることになります。
権力者であった織田信長はキリスト教布教を歓迎していましたが、次第に大きくなる勢力への警戒や「神の前ではみな平等」の思想への危機感から、1587年に豊臣秀吉による「宣教師追放令」、1612-1614年には徳川家康による「キリスト教禁止令」が発令されます。
 
このキリスト教の弾圧を背景に、キリスト教布教の中心であるポルトガル人の収容所として1636年に築造されたのが【出島】です。

■「鎖国」下において西欧に開かれた唯一の場所

ポルトガル人の収容所として築造された【出島】でしたが、その役割は西欧貿易の唯一の窓口へと変化していきます。
 
<ポルトガル人の追放>
きっかけは1637年の「島原の乱」の勃発。島原(現在の長崎県)と天草島(熊本県)で過酷な年貢と厳しいキリスト教弾圧に苦しんだ農民が起こした一揆です。歴史上最大規模の一揆ともいわれています。
 
キリスト教徒を中心としたこの一揆をきっかけに、江戸幕府によるキリスト教の弾圧はより一層厳しいものとなりました。ポルトガルに対する警戒心を強めた幕府は、1639年にポルトガル人を追放。これに伴い、築造されたばかりの【出島】は無人となります。
 
<「鎖国」の開始>
さらに幕府は外国への渡航、外国船の来航も制限。これが有名な「鎖国」の開始です。西欧ではオランダのみが貿易を許されました。背景は、オランダがキリスト教の布教に他国ほど熱心ではなかったこと、オランダを通じてヨーロッパを中心とした海外の情勢を知る必要があったためでした。
 
西欧との貿易の唯一の窓口として開かれたのが【出島】。この鎖国政策は約218年もの間続き、日本の近代化に大きな役割を果たしました。

■復元が進む【出島】を観光しよう!

 

1858年に日本が開国、実質的に鎖国体制がおわりを告げたことにより、【出島】はその役割を終えました。その後、明治時代に周囲の埋め立てが進み、扇形の地形は姿を消えてしまいます。
 
1996年に本格的に復元がスタート。現在も復元途中ですが、2000年・2006年・2016年の三期にわけて多くの建物が復元されています。外観や内装だけでなく家具や調度品もこだわっており、当時の生活の様子が再現されていることが、より没入感を与えてくれます。
[写真上:オランダ商館長(カピタン)部屋のディナー風景][写真下:当時の事務所の風景]
 
そのほか、水門や乙名(日本側の貿易管理者)の部屋、輸出入品を保管していた蔵など、これまでに16棟もの建物が復元されています。小さな島でありながら見ごたえはたっぷりです。ミュージアムショップ(9:00~18:00)やレストランもあるため、時間をかけてゆっくり観光するのもいいですね。

■【出島】を訪れるなら「無料ガイドツアー」がおすすめ

【出島】では専門の現地スタッフによる無料ガイドツアーが開催されています。侍に扮した知識豊富なスタッフが、詳しく説明しながら敷地内を案内してくれます。歴史に詳しくない方や、より深く楽しみたい方はこのガイドツアーが絶対おすすめです。
 
私自身なんの予習もなく訪れましたが、このガイドツアーのおかげで予想以上に【出島】に魅了されました。
 
〈無料ガイドツアー〉
開催時間 10:00、11:00、13:30、15:30
※時期によって変更有(約45分)
参加費 無料
開催人数 各回10人限定
申込方法 当日、総合案内所にて受付

■さいごに

復元計画は現在も進行中。今は長崎の町と陸続きになっていますが、長期的には19世紀初頭の扇形を完全に復元する計画となっています。年々復元が進んでいく【出島】。完成度のあがっていく姿は何度行っても楽しめる場所となっています。
 
皆さんも江戸時代の【出島】の世界へタイムスリップしてみませんか?
 
《出島》 ※2026年9月時点
◇場所 長崎県長崎市出島町6-1
(専用駐車場なし)
◇営業時間 8:00~21:00(最終入場20:40)
◇定休日 なし(年中無休)
◇入場料 大人1100円、小中高校生550円

暮らしニスタ/tabi_wo_aisumonoさん

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ