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「なんで何もやり返さないの!?」母に逆らえない父へ娘が涙の訴え→父が抱えていた苦しみとは

  • 2026.9.13

小学生のトモちゃんには、1年生からずっと一緒に過ごしてきた親友・カノコちゃんがいました。しかしトモちゃんの母は、親友との約束や楽しみをことごとく否定。お揃いの服を勝手に捨てたり、カノコちゃんからもらったシール帳を破ったりと、友だちとつながる小さなきっかけまで奪っていきます。一方で、カノコちゃんの家には、やさしいお母さんがいて、シールやゲーム、おいしいお菓子もありました。家では得られない安心感に触れたトモちゃんは、次第に「この家の子どもになりたい」と思うようになっていき……。

カノコちゃんの家で過ごす時間が、心の支えになっていたトモちゃん。カノコちゃんのお母さんは、家に帰りたがらないトモちゃんの気持ちを受け止め、気分転換に夕食へ誘ってくれます。

母には電話で許可を取ったはずでしたが、夕食を食べ始めた直後、母がカノコちゃんの家に押しかけてきます。勝手に家へ上がり込み、トモちゃんを無理やり連れ帰ろうとする母。カノコちゃんのお母さんが止めに入るものの、母は「誘拐」と大声で騒ぎ出し、ついにカノコちゃん親子から絶交を告げられてしまいました。

毒母が上機嫌だったワケ

親友を失った帰り道、母は楽しそうに笑いながら「その程度の薄っぺらい友情だったんだ」と言い放ちます。トモちゃんは、母が自分の幸せや親友とのつながりを許せず、孤独に引きずり下ろそうとしていたのではないかと感じるのでした。

帰宅後も母の暴力や暴言は続き、弟には好物のハンバーグを作る一方で、トモちゃんには夕食を与えません。母が寝たあと、父に外食へ連れ出されたトモちゃんは、父もまた母の言動によって何人もの友だちを失っていたことを知ります。しかし当時のトモちゃんには、母に逆らえず離婚もできない父の苦しさまでは理解できませんでした。

その後、学校でカノコちゃんに何度も話しかけるものの、「振り回されるのはもううんざり」と拒絶され、2人は別々の友だちグループに入り、そのまま卒業することになります。

◇ ◇ ◇

家庭の中でつらい思いをしている子どもに気づいたとき、「自分が何とかしなければ」と感じる大人もいるかもしれません。けれど、ひとりで抱え込むのは限界があります。だからこそ、異変を感じ取った大人は、周囲に頼ったり、専門機関に相談したりする視点を持つことが大切です。

児童虐待を受けたと思われる子どもを発見した場合は、速やかに通告することが法律で定められています。「これは虐待かもしれない」と感じたときは、児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」などに相談・通告しましょう。匿名での相談・通告が可能で、通話料も無料です。

また、こども家庭庁が運用する「親子のための相談LINE」では、子育てや親子関係の悩みをLINEで相談することもできます。子どもの安全を、社会全体で守っていきたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 尾持トモ

ベビーカレンダー編集部

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