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W主演2人とイメージ“ぶっ壊してきた”先輩俳優「3人の並びだけで緊張感」試写会で絶賛されている“公開直前”の新作映画

  • 2026.10.15

磯村勇斗と末澤誠也(Aぇ! group)がW主演を務める、𠮷田恵輔監督(『空白』『ミッシング』)の最新映画『mentor』が、2026年10月16日から公開される。一足先に鑑賞したが、頭の中をかき乱されながらも、観終わった後は満足感でいっぱいになった。とにかく面白い!磯村、末澤、そして共演の綾野剛が、予想を超える人物像を体現しているのだが、こんな物語を作り出す𠮷田監督は、さすがとしか言いようがない。

SNSには、予告を観た人たちから「この3人の並びだけで緊張感がやばい」「“人生はちゃんと狂っていく”というコピーにゾクゾクする」といった期待の声が上がっている。また、試写会に参加した人たちからは「怖いのにどこか笑える」「不穏さが絶妙!」など、絶賛コメントが。今回は、凄まじい映画体験が得られる『mentor』の魅力に迫ってみたい。

磯村勇斗・末澤誠也 W主演映画『mentor』

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(C)2026「mentor」製作委員会

𠮷田監督が、自ら脚本を執筆した、緊張感とブラックユーモアが織り交ざった新作映画『mentor』。火事を起こした2人の少年と、被害に遭った男性が、15年後に再会したことから巻き起こる物語。

益子龍之介(磯村勇斗)と上谷拓海(末澤誠也)は、15年前の少年時代、無邪気に花火で遊んでいたところ、近くのアパートで火事を起こしてしまった。その後、龍之介は、罪の意識を封印するかのように、アーチェリー競技に打ち込み、オリンピック日本代表を目指すまでになる。一方、拓海は前に進むことができなかったが、どうにか外に出て働き始める。

ある日、拓海は、アパートの住人だった埜本潤(綾野剛)を見かける。埜本は火事で妻子を失い、彼自身も大火傷を負った。勇気を出して謝った拓海は、埜本から殴られるかと思ったが、なんと抱き締められる。話すこと全てが前向きで、優しく接してくれる埜本に惹かれる拓海は、彼を“メンター”として慕い始める。

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(C)2026「mentor」製作委員会

拓海は龍之介とも再会し、埜本の素晴らしさを語り、3人で会う機会を設けるが、拓海と埜本の様子に龍之介は違和感を覚える。埜本に傾倒していく拓海は、火事の被害者一人ひとりに謝罪することを決意。謝罪にのめり込んでいく拓海だったが、彼と埜本、そして龍之介は歪な三角関係となり、やがて予想外の結末へと向かっていく……。

演技の幅を大きく広げた末澤誠也

数々の映画に出演し、映画『月』で、第47回 日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞を受賞した磯村。映画『愚か者の身分』で、第30回 釜山国際映画祭 The Best Actor Awardを受賞するなど、数々の受賞歴がある綾野。2人の演技力には定評があり、『mentor』でも、これまでとはまた違った名演技を披露している。だが正直なところ、本作の末澤の怪演に、筆者は大いに圧倒された。

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(C)2026「mentor」製作委員会

末澤は、映画の最初と最後で、全く印象が異なる拓海を見事に表現しており、鑑賞後もずっと拓海の姿が頭から離れない。SNSの予告の感想にも、末澤について「演技の振り幅が凄すぎる」といったコメントがあったが、本編を観たら、さらに驚くこと請け合いだ。

𠮷田監督は、末澤が拓海を演じる上で、かなり変化球的な指示をしたという。演出にあたって、独特な動きを実演してみせたという監督。「俺が試しにやってみせるのはほぼコントなんだけど、末澤さんはギリギリそうじゃないところで成立させる」と、末澤の好演を振り返る監督。

「ニュアンスはつかみつつも、拓海がやりそうなところに落とし込む。自分の芝居の枠を認知していて、どこまでやったらスベるかという感覚を、動物的にわかっているんだと思います」
本作に主演したことで、末澤の俳優としての演技の幅が広がったことは間違いないだろう。

𠮷田恵輔監督をも唸らせる磯村勇斗と綾野剛の名演技

埜本、そして謝罪することに執着していく拓海を、冷めた目で見ている龍之介を演じる磯村は、非常に細かい演技で、龍之介のイラつきを表現している。磯村のスキルに絶大な信頼を寄せていたという𠮷田監督は、「磯村さんは黙っていても正解を出してくる」と絶賛している。

本作のタイトルである“mentor”は、指導者、助言者を意味するが、その役割を担っているのは、綾野が演じる埜本だ。𠮷田監督は、メンター役には当初から綾野をイメージしていたという。だが、監督が思い描いていたメンター像を、綾野は「だいぶ ぶっ壊してきた」と言う監督。綾野は、自らのアイデアを多く提案し、埜本というキャラクターを作り上げていったそうだ。

W主演は磯村と末澤だが、綾野がいてこそ、映画『mentor』が完成し、観客の脳を焦がすような作品に仕上がっている。笑っていいのかどうか、一瞬迷うシリアスな内容でありつつ、面白くてたまらない気持ちが湧き上がってくる。磯村、末澤、綾野としての存在は感じさせず、龍之介、拓海、埜本というキャラクターに釘付けになる『mentor』。この秋、イチオシの1本だ。


※制作の裏側についてはプレス資料・公式サイトより引用

『mentor』2026年10月16日(金)公開
出演:磯村勇斗、末澤誠也、木南晴夏、酒井若菜、川上麻衣子、二村仁弥、黒沢あすか、田村泰二郎、綾野剛
監督・脚本:𠮷田恵輔
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ、スターサンズ
公式サイト:https://www.mentor-movie.jp/
(C)2026「mentor」製作委員会

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(C)2026「mentor」製作委員会
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